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 取材日:2016年10月27日
 九州道鹿児島IC→八代IC

 「九州縦断旅行」中の撮影。
 台風の影響を受けるとの予報を受け、翌日撮影の予定を繰り上げ鹿児島-八代を往復する形で急遽撮影してたりします。

Report / Section.5
19 人吉IC

 人吉とその周辺はこちらから。

 インターチェンジ合流。ここから八代まで38.5km、文字通り出口のない高速道路ドライブが始まる!

 「疲れとらん?こまめに休憩とらなんバイ!」と方言で言われる垂れ幕。奥には山江村のカントリーサイン。

 熊本県警ってネタじみた電光掲示板が有名だったり色々やってますよね。

 山江SA 3km
 坂元PA 29km

 八代ICまでの道のりは38kmを超えるが、長大トンネルを挟むように2つの休憩施設がある。

 38.5kmという区間距離は規制速度の80km/hで走ると約30分という所要時間になる。23連トンネルだけでなく線形も厳しく、この区間は正に「九州道最大の難所」である。心して走ろう。

[ 18 ]八代37km
[17-1]宇城氷川47km
[ 17 ]松橋56km
  福岡184km

 距離標識。八代までの距離が規格外だがその先は約10km間隔とまずまずな距離感。最下段が熊本から福岡に変更されている。

 山江SA コンビニ24H

 施設案内のためか謎の標識。コンビニ設置以前は別のピクトグラムが付いていたんですかね?

 山江SA 2km

 熊本県最初のサービスエリアである山江が近づく。

 [ 1 ] 門司から 250km

 250kmのスペシャルキロポスト。帆船が描かれているが、これは八代海で見られるうたせ船だろう。水俣と八代の中間に位置する芦北町では観光うたせ船が動いているという。

 再び施設案内。微妙なレイアウトは何なんだ!?

 山江SA 1km

 給油所とスナックコーナーとインフォメーションがあるが、レストランはなく一般に想定される有人PA並の設備である。ただ、24時間営業のコンビニがあるのは心強いですね。

 コンビニ標識3回目。

 山江SA

 熊本県最初の休憩施設。もちろん寄ります。

山江SA

 施設は本線より若干高い位置にある。

 売店外観。撮影当時はデイリーヤマザキが入居していたが、2019年6月現在はセブン-イレブンに切り替わっている。

 コンビニが変われば当然品物のラインナップも変わるが、スナックコーナーなどはそれほど変わらないのではないかと思う。SAPAへのコンビニ出店は契約期間のあるテナント出店なのだろう。

 「トンネルでいざという時ドライバーは」

 放水訓練・・・はできないが、消火器の使い方やトンネル内避難について書かれた看板。トンネルの多いエリアではよく見かけるものだ。

 園地は決して広大ではないが、エリア内には「五木の子守唄オブジェ」なる石のオブジェが設置されている。音楽も流れる仕様っぽいが聞けたかなぁ?

 山江SAは一般道からのウェルカムゲートが設置されている。

 NEXCO西日本ではウェルカムゲート、中日本ではぷらっとパーク、東日本ではウォークインゲートとこの手の名称はバラバラである。統一してもらえないかな…。

 SAということもあり(?)大きな県観光マップが設置されている。ここでは熊本県の地図。

えびのPA

 現在地を確認。山江村の名物は「栗」らしい。そういえば栗まんじゅうのお店がSAにありますね。

 この手の看板はよく見ると南九州道の加筆、「肥薩おれんじ鉄道」への三セク化、市町村合併の反映など細かい変更部分を「上書き」で対応していることが多い。そして上書きが剥がれている点や上書きされていない点を探してみると、意外と見飽きないのである。

 山江SAを後にする。九州道で最も小規模とはいえ一応SAなので、ガソリンスタンドも設置されている。

 本線に戻る。山がずっと続く。

 トンネル情報表示板。トンネル地帯、いよいよ始まりますね。

これより
トンネル23ヶ所
     連 続

 来たよこれ…。

 八代JCT合流の手前まで、九州道最大の難所となる23連トンネル地帯が続く。

 出入口に挟まれた1つの区間に存在するトンネルの数としては日本一多い数となる。このトンネル地帯が開通したことは凄いが、4車線化まで完了したというのもまたど偉いことだと思う。

23
 淡島トンネル   長さ1800m 

 23連トンネルは上下線ともに「残り本数」を伝える形で番号が振ってある。最初は2km弱のトンネルでジャブを打ってくるが、これでも十分立派な山岳トンネルである。

 NEXCO管理の高速道路ではこういったトンネル数カウントは他にも何箇所か存在するが、あと何本あるのかわかるのは実は結構な疲労軽減だったりするのでありがたい。

 トンネル後はこれといった注意喚起も無く(?)下り坂となる。山が深いなー。

 画面奥に道路橋が見える。そのまま山に突っ込んでますね。

 宇城氷川スマートICはETC専用です

 宇城氷川SICはは八代の次なのでこういう情報も出るが、あと40km余り先の話という。

22
 柚木河内トンネル   長さ590m 

21
 屋形トンネル   長さ390m 

 2本目、3本目のトンネルは淡島トンネルの直後。柚木河内トンネルと屋形トンネルの間の明かり区間は数十メートル程度で、撮影は見事に失敗した。

 小鶴バスストップの案内標識。こんな山深いところにバス停かよ・・・。

 衛星写真を見てみるとこの付近では九州道は万江川・熊本r17と並走しており、川沿いにいくつか集落が点在しているのがわかる。この奥、肥後トンネル付近までいっても人家があるのだ。

 小鶴バスストップを通過する。

 2019年時点でWikipediaの項目も執筆されておらず詳細は不明だが停車する路線バスはなさそうで、休止状態ではないかと思われる。

20
 小鶴トンネル   長さ160m 

 4番目のトンネル。短い…。

19
 万恵第二トンネル   長さ280m 

 読みは「まえだいにトンネル」。

 4.0%の急勾配となる。峠に向かってるはずなのに下るのか…。

 カーブの先では九州山地の山塊がこれでもかと押し寄せる。杉かヒノキか、前方の山はしっかり人の手が入ってますね。なんか凄い。

 照明のしっかり配備された橋梁。夜間走行の助けとなるだろう。

18
 万恵第一トンネル   長さ490m 

 このトンネルには急カーブしながら突っ込んでいく。

17
 白岳第二トンネル   長さ200m 

 短いトンネルが連続する。ブラインドカーブとなっているためスピードは抑えめに。

16
 白岳第一トンネル   長さ290m 

 この先工事規制があるようで左車線に寄るよう指示される。

 一旦景色が開けた後、現れるのはトンネル予告信号と情報板。前方にはこれまでとは違う、強い威厳を放つ「ヤツ」の姿。もしかして、これがあのトンネルか…?

 直前で工事規制が始まっているけど、トンネル用信号。その向こうに見えてきましたね。ポッカリと口を空けるその姿。九州最長の威厳を放つアレですね・・・。

15
 肥後トンネル   長さ 6330m 

 九州道最大の難所にして一般道は不通の峠、肥後峠の最奥部に待ち構えるのは九州道最長のトンネル、肥後トンネルである。

 トンネル照明はまばらでそこまで明るくはない。

 撮影当時、上りトンネルの入口付近と下りトンネルのほぼ全域で工事が行われていた。これだけの山中だが九州を南北に縦貫するメインルートとあって車線規制されると前方が詰まるだけの交通量はある。

 なお、人吉-八代の中間地点(232.8KP)は肥後トンネルの中間から若干八代寄りの付近となる。

 トンネル内には電光掲示板と壁面で出口までのカウントがされている。

 肥後トンネルは長大トンネルにしては珍しく県境を持たないトンネルである。同様の道路トンネルの代表例が東海北陸道飛騨トンネルだ。

 肥後トンネルを抜けるとそこでNHKの周波数が変わる。地形は八代平野…というわけはなく、九州山地の山塊が延々と続く。奥深い山中にも立派な集落があり、鮎帰バスストップというバス停がある。

 こちらも2017年から停車する高速バスがなく休止状態とのことである。

 下り坂11km 速度落せ

 3.5%の下り勾配とカーブが延々と続く。

 カーブ連続 速度注意

 数字では示されていないけど結構な急カーブですよ。

 付近を流れる油谷川の渓谷に沿って走る。急斜面に張り付いているので上下線で高さが違う…!

 上り線は下り線の橋脚を見ながら走ることができる。狭いのでカーブ区間でも車間確認が現れるが、運転していると正直そんな余裕はあまりない。

14
 登俣トンネル   長さ 860m 

 1km弱のトンネル。お気づきの方もいらっしゃると思うが、これは23連トンネルの中でも長い方である。この真横には油谷ダムの堤体がある。

13
 鮎帰トンネル   長さ 640m 

 読みは「あゆがえり」トンネル。

 坂本PA 3km
 宮原SA 16km

 ここで坂本PAへの案内標識。

 この地点から八代ICまでは12km弱。いつの間にか3分の2を走っていた。

12
 日光谷トンネル   長さ 220m 

 23連トンネルも12本目。トンネル本数はここで折り返し。

11
 大手木トンネル   長さ 390m 

 短い明かり区間と短いトンネルが連続する。

10
 古屋敷トンネル   長さ 100m 

 このトンネルが23連トンネルで一番短いようだ。

9
 坊ノ木場トンネル   長さ 120m 

 照明設備の作業中でトンネル標識が全く読めなかったが、Google Mapで確認できた。便利な時代だ。

 坂本PA 1km

 次のSAは14km先。西日本でよく見られる自動販売機のピクトグラムはヒラギノ化後も引き続き残っているようだ。

 P トンネル出口を左へ。

 坂本PAはこの次のトンネル直後となる。

8
 上片岩トンネル   長さ 130m 

 坂本PAに寄りたいので左へ・・・と思っても、作業中のようだ。

 坂本PA

 休憩というより電池の交換目的でちょっと寄ることにした。

坂本PA

 トイレと自販機のみのPAだが、この地形にも関わらず、大型7小型56という広大な駐車場を持つ。見た感じ小型車駐車場を増設したっぽいですね。

坂本PA(下り)

 何を思ったか上り線施設は未撮影だったが下り線施設で写真を撮っていた。トイレと自販機、これだけである。

坂本PA(下り)

 下りの駐車場は大型13小型20で、上りの駐車場と違って増設の痕跡はない。

7
 馬廻トンネル   長さ 210m 

 木の枝で標識の一部が隠れていたのでここもGoogle Map頼み。

 このあたりで付近を流れる油谷川は球磨川に合流し、九州道と球磨川が並ぶようになる。

6
 生名子トンネル   長さ 830m 

 「おいなごトンネル」と読む。

 このトンネルを過ぎると球磨川を渡る。

5
 原女木トンネル   長さ 480m 

 「はらめきトンネル」。標識が汚くて名前が読みにくい。

 球磨川 橋長390m

 3回目にして最後の球磨川越え。周囲の景色もだいぶ開けてきており、河口の街である八代もすぐそこだ。

4
 横石トンネル   長さ 120m 

 ラストまで畳み掛けるようにトンネルが連続する。

3
 段トンネル   長さ 480m 

 数十メートルの細い谷筋でも明かり区間になるということは、それだけ浅いところを通して極力トンネルを避けているということなのだろう。

2
 八丁山トンネル   長さ 1950m 

 23連トンネルはそうすんなりとは終わらない。最後のトンネルを残して2km級の長いトンネルが待ち受ける。

 2018年撮影のGoogleストリートビューでは標識の文字が鮮明に読み取れるのですが、2016年撮影のレポート写真ではこの標識が汚れすぎていてほとんど読み取れなかったんですよね。ここまで汚い現役標識は初めてかもしれない。

 トンネル内はナトリウム灯が主役だった。

 [ 18 ] 八代 2.5km

 ここまできて遂に八代ICの予告標識が現れる。38.5kmに及ぶ出口のない山間走行も終りが見えてきた。

 補助標識には「日奈久方面」の文字。日奈久は南九州道の沿線だが、八代IC手前にこっそり存在している八代JCTがハーフJCTのため接続できず、一旦八代ICから退出してアクセスすることとなる。

1
 大平山トンネル   長さ 1190m 

 23連トンネルの最後のトンネル。長さは1kmを超えており、戦いは長いぞ!気を抜くな!!と言わんばかりに疲弊したドライバー達を飲み込んでいく。

 宇城氷川SICについての案内標識が久々に登場する。そうそう、この辺でちょうどいいよね。

 (3)(219) 八代
 [ 19 ] 出口1.2km

 23連トンネルを抜けると、「お疲れ様でした!」と言わんばかりに八代ICの予告標識が現れる。接続国道に鹿児島北IC以来の国道3号線が登場する。

 なお、大平山トンネルの八代側坑口は八代JCTに近接しており、見ての通り九州道→南九州道のランプが出口直後の本線をオーバーパスしている。

18-1 八代JCT.

 ここで[E3A]南九州道水俣方面からの交通が合流する。

 先述の通り九州道上りから南九州道への分岐が存在しないため、水俣方面を目指すなら八代ICで一旦退出して下り線に乗り直す形となる。

 (3)(219) 八代
 [ 18 ] 出口400m

 出口400m手前標識。インターチェンジは八代市街と山間部の間にあり、JR八代駅から4km、八代市中心部からは6km離れている。

 八代市は港湾工業都市の性格が強く、用地取得面で有利な沿岸部(といっても干拓地と市街地の間あたり)に商業施設の集積が見られる。インターチェンジ周辺にもロードサイド店舗はあるがそのラインナップは限られる。

 (3)(219) 八代
 [ 18 ] 出口

 出口標識。直接接続するのはR3で、R219は八代から球磨川沿いに人吉へ向かう国道だ。

 広域利用面では八代平野を除けばR3沿線と球磨川沿いが残るが、R3沿線は南九州道が水俣までカバーできるようになったためその機会は限られる。日奈久まで一般道で頑張るとその先は無料なのでR3はそれなりに交通量がありそうだ。

18 八代IC

 八代IC出口。38.5kmに亘る長い長い【1区間】はここで終わりを迎える

 出口の無い1区間としてはこの区間が日本最長となる。次点は…どこだろう、道央道長万部-豊浦とか?

18 八代IC

 2016年撮影時は料金所をくぐって給油した後同ICからUターンした。区間6はここまで。

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最終更新:2019年6月17日