r125前田新川線は、札幌市北区と手稲区を結ぶ主要地方道。新川に沿って走るこの道道は全線で片側2車線以上が確保され、信号も少ないことから車で走るには非常に快適な道路である。
 2020年夏季オリンピックのマラソンコース候補としてにわかに話題が上がっているこの道道、確かにひたすら直線なのだがそれを批判するのもどうか…、とりあえず話題の道として当サイトでも紹介してみるので雰囲気だけでも掴んでいただければ幸いです。
Information
路線: 北海道道125号前田新川線
起点:札幌市手稲区手稲前田(R337交点)
終点:札幌市北区新川2条8丁目(R5交点))
延長:8,101m(総延長)
沿線:前田森林公園、札樽道新川IC、他
走行:全線(起点→終点) 2019年6月30日撮影
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 直進:R337 小樽 銭函
 左へ:r125 新川 札幌市街

 R337を石狩から銭函方面に走る。r125は札幌市と小樽市の境界付近でR337から中心部方向に分岐する。

 この付近ではR337は札幌市と小樽市の境界上にあり、道路左側は札幌市、右側は小樽市である。奥に見える信号をスルーして新川を渡ると、左右両側とも札幌市となる。

道道125号起点

 R337西行/内回りからは信号関係なくr125に入ることが出来る。東行/外回りからは信号交差点を右折する。

 各メディアで2019年11月初旬に話題になった「東京五輪マラソンコース」の公式検討案は、例年札幌市で開催される「北海道マラソン」のコースを踏襲したものである。概要は以下のLinkを参照されたい。

 コース&アクセス
 (北海道マラソン2019公式サイト)

 右折してきた車線と合流する。ここからr125を約8km、ほぼ一直線に走ることとなる。

 先述の北海道マラソンではこの画面奥に見える中央分離帯の切れた部分(上の「転回部分」ボタンで拡大可)がUターン地点となる。北海道マラソンでは約6.5km先の西野・屯田通交点までの往復13kmがコースとして使われている。

 ここからは新川右岸を走る直線道路。周囲は家庭菜園だったり産廃処理場だったりに利用されているがこれといった施設の存在も感じない要するに「町の端っこ」。

 じきに左側は前田森林公園の敷地となるが、だからといって道路から見える風景に特に変化はない。

 新川通が話題となったのは民放でのキャスターの批判的コメントが大きなきっかけと言える。彼らはこの往復13km区間を「日陰もない、単調、沿線に何もない、映像映えしない、実況泣かせ」などとコメントした。確かに単調で日陰がないことは間違いない。北海道マラソンの公式にも「精神力を試される区間」とある通り、ランナーにとっても手厳しい区間であることも間違いない。

 わずかにカーブするがほぼ直線。右側には手稲山がずっと見えている。

 その後、大会関係者の間で新川通をコースから外すといった検討もされているらしい。しかし先のコメント(そもそもなぜこの時点で札幌が…といった東京都&都民サイドの不満もあったのだろう)に対する反発はSNS上でもホットな話題に登っていた。

 変化の小さい4車線路がひたすら続くが、右側に橋が見えてきた。

 「前田森林公園橋」という橋で、前田森林公園と北海道科学大学を結ぶ小さな通りが走っている。

 交差点。ここを左折すると前田森林公園に入る。

 敷地面積約60haを誇る手稲区の総合公園で、1987年に開園。駐車場は1000台以上のスペースがあり、市民の憩いの場として機能している。

 前田森林公園を通り過ぎると、左側は農地や学校での利用が目立つ。

 

 左折:r44 石狩 R231方面

 直進:八軒 発寒
 右折:r44 手稲本町 R5方面

 この先、r44石狩手稲線/石狩手稲通との交点。

 左折すると石狩市中心部を通って、花畔でR337/R231に接続する。右折すると手稲区前田の市街地を通り、手稲駅付近を経てR5に接続する。沿線は札幌都市圏のベッドタウンとしての色合いが強いがJR駅や公共施設も沿線にあるため、交通量は比較的多いように感じられた。

 r44交点を過ぎると片側3車線に拡幅される。交通量もそれなりに増大するがこれはありがたい。

 ここから道路の左側にも住宅地や店舗が目立つようになる(r125には直接面していない)。何もないという本州メディアの意見は事実に反するし(東京だってランドマークを外れるとビルばかりで何もない)、だから見ごたえがないとかそういうのは、近代五輪の商業化を考慮したとしても浅はかな意見だと思う。

 ここで発寒川を渡り北区に入る。

 札幌市北区は面積63.6平方kmにして人口28.6万人を抱える人口最大の区。市街化調整区域や湖沼もあるが山林が無く全体的に平坦で、かなり広範囲に住宅街が広がっている。

 左折:富丘通 新琴似
 直進:r125 札幌駅 発寒
 右折:富丘

 次の交差点は富丘通との交差点。

 左折するとすぐに新琴似1番通に突き当たる。距離的に大した有利なわけでもないので、新琴似を目指す場合に進んでここを左折する必要はない。右折の富丘はR5交点の地名で、JR駅でいうと稲積公園駅の近くとなる。

 富丘通交点。ここも直進して通過する。

 新川に寄り添うようにまたまた微妙にカーブする。

 近隣市街地とやや隔離された道路空間。車で走ると走りやすい。

 軽自動車検査協会の案内標識。こんなところにあるのか・・・。

 左折:新琴似
 直進:札幌駅 R5方面
 右折:追分通 発寒

 この先、追分通(r128札幌北広島環状線)との交点。

 右折すると発寒駅の西側を通過して西区宮の沢でR5と接続する。JR発寒駅へは次の交差点で右折するほうが近いが、道路が快適なのは間違いなくr128で、なんと宮の沢〜屯田にかけて4車線+側道が整備されている。右折するとr865樽川篠路線とクロスした後北区屯田でR231までアクセス可能で、その先更に進むと百合が原公園を経て栄町・丘珠方面へ至る。

道道128号交点

 r128交点はアンダーパスになっており、直進する場合は信号関係なく常時通過できる。

 右折して宮の沢方面に進んだ後も実はまだ続きがあって、北1条・宮の沢通と名を変え今度は宮丘公園・西野・宮の森を経て北海道神宮の北側を通る。もちろん全線4車線。

 名称は新川アンダーパス。r128側は平面交差となる。

 アンダーパスを潜り抜ける。

 その500mほど先で、新琴似第5横通との交点。

 とっつきにくい通り名だが新琴似エリアの住宅街のおおよそ西端を縁取る道路で、r128の少し内側を通る道路である。右折するとJR発寒駅のすぐそばに出るが、JR函館本線との交差は踏切であり、R5まで抜けるならr128のほうが有利である。

 新川に寄り添うようにまたまた微妙にカーブする。

 余談だが、この撮影はかつて相互リンクを結んでいた「北海道自転車・道路探索」の管理人氏とともに行った。集合場所が先程の交差点に近い場所で、写真の時系列はこの地点を境に早い時間のものとなる。

 左折:西野屯田通 屯田
 直進:札幌駅 R5方面
 右折:西野屯田通 西野

 西野屯田通との交点が近づく。この辺りからr125に直接出入りする店舗などがあり、交通量の増加もあってだいぶ普通の市街地路っぽくなってくる。

 西野屯田通との交点。右折するとR5、r124の順でクロスしr82に入る。r124やR5の右左折はタイムロスも大きいため、西野へ向かうならこの道路か、札幌新道より内側の手稲佐股通が有利だろう。

 北海道マラソンのコースはここで左へ曲がり、900mほど北東を走る新琴似2番通へ移る。ここより内側は住宅や店舗の並ぶ市街地内コースで、コースはその後r277/琴似・栄町通を南西に進んで一旦新川通に戻った後、更に札幌都心方向へ進み帰路コースのみ北大キャンパスを通過する(往路は石山通から入る)。
 さてこの往復13km、皆さんは2020年東京五輪マラソンコースとしてどう思われただろうか?

 

 道路情報表示。特に情報がないようで、デフォルトの「安全運転」表示。

 道警設置のもの。他と違ってこういうときにあんまり具体的な注意喚起はしないようだ。

この先、札幌新道との交点は左車線が新川IC・側道専用となる。つまりR5札幌新道には入れないので注意しよう。

 なお、先程の情報表示のあたりで反対車線は新川の対岸に移っている。

 札樽自動車道の案内標識。旭川・苫小牧方面は左折して新川ICから、小樽方面へは右折して札幌西ICから入る。

 左折:新川IC・副道
 左奥:R5 北広島
 直進:R230方面 札幌駅
 右折:R5 小樽 札幌西IC

 この先の札幌新道との交差点の案内標識。一番左車線にいるとR5には入れない(側道経由でR5に戻ることは可能)。逆にこの交差点は右折専用レーンが存在しないため、直進する場合は一番右を避けたほうがよいだろう。

 起点交差点/R5札幌新道交点が近づく。

 「新川通」は直進して更に先にも続いている。北24西14でr89環状線とクロスした後、向きを真南に変えて今度は環状通とクロスし、r452/石山通と名を変えて北大キャンパスの西縁を走って北1西11でR230に合流する。

道道125号終点

 R5札幌新道との交点。真上を通る道路は札樽自動車道で、新川ICが向かって左側に存在する。

 札幌市内でもかなり交通量の多いこの交差点は川を挟んだr125と高速道路を挟んだR5が平面交差しており、北海道内での事故多発地点ワースト5の常連である(日本損害保険協会調べ)。

最終更新:2019年11月7日