釧路市(旧釧路市域)の西に位置する町、白糠町。
 漁業や酪農、食品加工業が盛んなこの町の中心駅となる白糠駅から、1本の短い停車場線道道がのびている。
Information
路線: 北海道道314号白糠停車場線
起点:白糠郡白糠町東2条南1丁目(JR白糠駅前)
終点:白糠郡白糠町東2条南2丁目(R38交点)
延長:119m(総延長)
沿線:JR白糠駅 白糠バスターミナル 他
走行:全線(起点→終点) 2017年8月6日撮影
Report 1/1

 白糠駅 200m

 国道38号線を釧路に向かって走る。音別以来の市街地はここ白糠となる。

道道314号終点

 白糠市街にてr314がR38から分岐する。

 この交差点の付近に白糠村道路元標なるものがあるらしいが、当時は存在を知らずスルーしていた。

 交差点を曲がるとr314唯一の道道標識が顔を見せ、道道のほぼ全景を見渡すことができる。

 総延長119mなので途中に信号交差点ぐらいはあってもかなり短いですよね。

道道314号起点

 JR白糠駅前で道道は起点となる。

 駅敷地に入る手前で舗装の色が変わっており、駅前広場と道道は異なる管理のもとにあることが明確である。また、距離測定すると舗装の切れ目までの距離は123mとなり少し長い。道道の起点は左に向かう町道との折れ曲がりの中心部分か、それより少し手前の歩道が切れるところだと考えられる。

  駅の東側には白糠バスターミナルがある。都市間バスに加え、釧路・音別への近郊路線バスや町内上茶路方面への町営バスが発着する。

 駅舎内の様子。広めの待合室と券売機が写真の外にあり、雰囲気と規模は一般的な道東の有人駅といったところ。なお白糠駅は音別駅管理の業務委託駅で、みどりの窓口は6:40〜16:40の間営業している。

 全ての「特急スーパーおおぞら」と普通列車が停車する。列車は上下線とも特急と合わせて1時間1本いかない程度の運行だが、特に午前中に列車の空白時間帯があるので注意。

 駅構内は改札を通る必要があるので今回は駅の脇にある自由通路(歩道橋)から構内(新得方)を眺める。撮影当時は16時3分発芽室行きの普通列車が停車していた。

 白糠駅は島式・単式ホーム2面3線をもっている。1964年〜1983年の間、白糠線が当駅より発着していた頃は一番右3番のりばで乗降していたらしい。現在では殆どの列車は1・2番のりばで、始発と待避のみ3番のりばを利用する。

 釧路方はこんな感じ。線路の先には海岸まで伸びる丘陵が見えるはずだった。この日の北海道は晴れていた・・・のだが、当時は台風が九州付近に位置しており、恐らく海水温が上昇して移流霧に覆われていたのだろう、釧路周辺はずっと深い霧の中だった。

 駅名標。駅番号はK47

 隣駅の古瀬は、森林の中に佇む無人駅で、「極端にご利用の少ない駅」の1つである。2019年2月現在廃止に関する情報は提示されていないが、今後の存続が危ぶまれる状況にある。

道道314号起点

 白糠駅を後にして、今度はr314を起点から走る。それにしても霧が深いですよね。

 白糠町の中心市街とあって交差点がブロック舗装になっていたり。

 左折:R38 根室 釧路
 右折:R38 帯広 浦幌

 白糠の段階で案内標識上に「根室」が登場している。白糠からは150km以上先ですよ。

道道314号終点

 R38交点。まっすぐ進むと200mほどで突き当りとなり海沿いの道路をに出るが、住宅や水産加工場が並んでおり直接海岸に出ることはできない。これにてr314レポート完走!

最終更新:2019年2月17日