豊浦ニセコ線、第4部。
　未舗装路区間を抜けて牧場を通り過ぎるが、その先はまだまだ緑深い山の中。
Index

　北海道道32号豊浦ニセコ線 第1部 [起点（R37/r608交点）→ 道央道との交差]
　噴火湾沿いの主要ルートR37を外れ、r32へ。
　FMラジオで流れていたリオオリンピック開会式の中継はいきなり聴こえなくなる。

　北海道道32号豊浦ニセコ線 第2部 [未舗装区間前半]
　道央道の交差を過ぎると道路は未舗装となり深い緑の夏山へ。
　運転担当の険道力が試される！

　北海道道32号豊浦ニセコ線 第3部 [未舗装区間後半]
　山を越えた新富側は牧歌的風景が広がる穴場。
　未舗装路から徐々に道が広くなるのも良い。

　北海道道32号豊浦ニセコ線 第4部 [舗装区間→ 豊浦町-蘭越町境]
　r914との交点からはごく普通の2車線路となる。

　北海道道32号豊浦ニセコ線 第5部 [豊浦町-蘭越町境→ 終点（R5交点）]
　昆布川に沿って北上を続ける。
　終点のちょっと手前でニセコ町に入った後、町域の端っこでR5にぶつかりトレースは完了する。

Report 4/5
　区間3の続き。ちょっと長かった未舗装区間はようやく終わりを迎える。
　牧場を過ぎてからはしばらくの間荒れた舗装路が続く。
　そして直線の突き当たりにこんな橋があった。

　色褪せた重量制限14tと公道では意外と珍しい「徐行」標識。
　沿道は電柱と草むら。普通車なら減速すれば難なくすれ違える道路サイズは、一般府県道クラスといったところか。
　舗装路になってからも意外と勾配がある。
　だがしかし、そんなところにも奴はいる。

　そう、
　キロポスト氏が。
　夏空はだんだん開けてくる。さぁ、快走路はすぐそこだ。
　昆布川を渡る橋梁でセンターラインが復活する！

　ここから終点までは退屈な快適な道路が続く。
　直進：r32　ニセコ　蘭越
　右折：r914　真狩　豊浦市街

　r914新富神里線との交点。豊浦から蘭越方面に快適に向かうには豊浦中心部からr702、r914を経由してこの道路に合流するか、r266と町道とr344を経由するかの2パターンである。
　交差点を通過するとアナログ式の道路情報掲示板。

　ここから先は舗装区間、よほどのことがなければ掲示すべき事象も無い。
　ゲート。ここが封鎖されるってどういうときだろう。

　と思うかもしれないが、この先のr32は尻別川支流の1つ昆布川に並走する。川の増水に伴ってこの先で通行止めが発生するというシチュエーションは発生しうる。
　今度は快適な2車線路になって、夏の山林の中を突っ走る。
　特に話題もないのでここからは画像だけどんどん貼っていく形で。
　15KP
　このあたりでr32の総延長に対してようやく半分程度である。
　素材にしたくなるような夏の風景が続く。
　16KP。
　ここで工事標識。

　「新幹線工事を行っています」という見慣れない工事標識。

　工期は平成34年3月12日まで、工事名は「北海道新幹線、昆布トンネル（桂台）他工事」とある。これはエキサイティングだ。
　先程の工事、建設中の昆布トンネルは長万部駅と倶知安駅の間に位置する延長10,410mのトンネルで、桂台と宮田の2工区に分かれて絶賛掘削中とのことである。

　北海道新幹線の工事は意外と（？）地元の注目度が高く、整備状況を伝えるこんなページがニセコ町のホームページに存在している。
　17KP。
　そして北海道新幹線はr32と昆布川を架道橋でオーバーパスする設計となっているらしい。「新幹線の見える未舗装持ち主要道道」に格上げされる日も遠くはない。
　そんな北海道新幹線の札幌延伸は2031年度を予定（2016年現在）しているとのこと。
　19KP

18KPは撮り損ねてました。
　
　ここで昆布側を渡る橋があるが、その手前で蘭越町に入る。

　カントリーサインの絵柄は髪を結った女性が町名物の露天風呂に入っているという色気のあるもの。湯気がほどほどだがお湯が濃紫色をしているのできちんと隠れる部分は隠れている。

　第4部はここまで。
Impressions
　第4部区間で気付くことは、30km強という総延長の長さと、未舗装区間の距離自体はそこまで長くないという点であった。

　安心してください、第5部では10km以上走ります。沿道は特に何もないんですけどね・・・

　それと、北海道新幹線の工事現場の存在は下調べ時には盲点であった。
　現在建設中の新函館〜札幌もその多くはトンネル区間で、昆布川部分だけ橋梁となる。
　区間着工といえどこうした構造物の全てが起工を迎えたわけではないが、工事をしている風景を見ると札幌に新幹線というのが「構想」ではなく「予定」になったことを実感する。 　

Links
　北海道道32号豊浦ニセコ線 第3部 [未舗装区間後半]
　山を越えた新富側は牧歌的風景が広がる穴場。
　未舗装路から徐々に道が広くなるのも良い。

　北海道道32号豊浦ニセコ線 第5部 [豊浦町-蘭越町境→ 終点（R5交点）]
　昆布川に沿って北上を続ける。
　終点のちょっと手前でニセコ町に入った後、町域の端っこでR5にぶつかりトレースは完了する。


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最終更新日：16年12月19日