日高管内は様似町、その基幹産業は日高昆布に代表される漁業である。
 町の産業を支える施設、様似漁港につながる短小道道が、r389様似港線である。
Information
路線: 北海道道389号 様似港線
起点:様似郡様似町港町(様似漁港)
終点:様似郡様似町本町(R336交点)
延長:285m(実延長)
沿線:様似漁港 日高中央漁港様似支所 他 
走行:全線(起点→終点) 2017年9月13日撮影
Report 1/1

 様似漁港

 第3種漁港と規模は小さいが、撮影当時は漁船がびっしり停泊しており、漁港の風情が溢れる。

 前方に見えるソビラ岩まで岸壁が繋がっているのも特徴的だ。

 道道389号起点

 岸壁で回れ右するとこの景色。道道標識、水産加工場、そして住宅地と裏には山。正に港に直結する港線道道。
 起点には2枚の道道標識がある。海の方を向いている標識がこちら。標識自体が比較的新しい一方、左の「共同作業所」とのコントラストが印象的。
 一方、山の方を向いているのがもう1枚の標識である。道道起点の先はすぐ海となる。昼間はいいが、夜間はマジで落ちないよう気をつけたほうがいいかもしれない。
 港を背に、道道トレース開始。。
 起点そばには加工場が立地する。撮影当時は昼休み時であったが、作業日真っ只中といったところなのか、おば様方が出入りしている様子も見受けられた。
 加工場エリアから100m余り走ったところで、周囲は住宅街に変化する。
 様似町は人口4400人の小さな町だが、その市街地は浦河寄りに位置する漁港付近と、そこから1km余り東へ進んだJR駅周辺といった形で大きく2分割されている。

 道道389号終点

 左折:浦河 15km
 右折:えりも 25km

 港から300m弱走ったところで、山際を走るR336とぶつかり終点となる。終点にもきちんと配置された道道標識、そして距離表示つきの案内標識と、標識はきちんと道道クオリティ。

 以上でr389のトレース完了!お疲れ様でした。
Impressions
 目次にも書いたとおり、r389はこれでもかと言うほど典型的な港線道道の姿をしていると思う。

 奇岩のそびえる岸壁、地元の漁師さん方の漁船、港から間髪入れずに始まる道道の脇には絶賛稼働中の加工場、ちょっと走ればこれまた漁業従事者が多そうな住宅街、そして迫りくる山を前にして国道にぶつかる。こうした漁港町の風情が300mの間に詰め込まれている。

 特段訪れる価値のある道道かと言われるとそこまでではない。むしろ道道と反対側、港と市街地を隔てるエンルム岬の方が面白い場所だろう。しかし、この道道は短小道道マニアには非常に心地よい港線であることに間違いない。

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 特になし。


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最終更新日:17年10月21日