遠別停車場線は、単なる廃線停車場線ではない(というか廃線停車場線という時点で全国的には珍しいけど)。
 それはこのページのスクロールバーの大きさを見ればわかるかもしれない。
Information
路線: 北海道道393号 遠別停車場線
起点:天塩郡遠別町本町(旧羽幌線 遠別駅跡)
終点:天塩郡遠別町本町(R232交点)
延長:42m(実延長)
沿線:遠別バスターミナル
走行:全線(終点⇔起点) 2015年6月21日撮影
Report 1/1

 道道393号終点

 国道232号を天塩から留萌に向かっていたはずなのだが、なぜかこの写真は南側(留萌方)から撮ってある。たった8ヶ月前なのに旅程を忘れるとはどうした私。

 見ての通り何の変哲もない交差点なので見落としがちである。奥に見える標識は無関係である。

 道道393号全景

 で、右折するとこの景色。古めかしい道道標識も健在で安心。

 道道はどこまでかというと・・・
 奥の「止まれ」までです。

 道道393号起点

 停止線に到達。2枚上の終点交差点から実延長わずか42m。
 r393は実延長が北海道道で最も短い。小学生の徒競走すら行えない長さである。
 道道を10秒+一時停止で完走した我々は、起点の脇にあった遠別バスターミナルを撮影した。

 旧遠別駅の駅舎は1枚上の画像撮影位置の正面にあったが、見ての通り駅敷地もろとも更地もしくはバス転回場となった。この地域交通のターミナルは若干北にずれた位置に設置され、遠別町中心部を発着する特急はぼろ号以外の沿岸バスがここに停車する。建物は立派だがこの待合所は無人である。

 道道393号全景

 起点側からの全景。遠別駅は旅客は勿論木材搬出駅としての機能が大きく70年代頃までは賑わいを見せていたと思われる。2015年の撮影時、この周辺はR232を通過する車が多少いる程度で、ひっそりと静まり返っていた。
 せっかくなのでr393の道道標識も載せておこう。

 六角形で字体の古い道道標識は少なくとも1994年以前のものだが、いつ設置されたのかは判然としない。羽幌線の廃線は1987年のことなので、この標識の背後に遠別駅の駅舎があった時代も決して短くは無い気がするが。

 r393のレポートはここまで。
Impressions
 見て分かる通り、遠別停車場線は短い

 とても短い。

 羽幌線沿線は他にも撮ったのでいずれ。

Links
 特になし。


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最終更新日:16年3月5日