| 北海道道400号 小頓別停車場線 |
起点: | 枝幸郡中頓別町字小頓別(JR旧天北線小頓別駅跡) |
終点: | 枝幸郡中頓別町字小頓別(R275交点) |
延長: | 46m(実延長) |
沿線: | 宗谷バス 小頓別バス停 他 |
走行: | 全線(終点→起点) 2017年6月20日撮影 |
道道400号終点 R275から起点方向へ振り返る。 奥に見えるロータリーまでがr400小頓別線の全線となる。 |
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旧小頓別駅跡 かつての駅舎はバス転回場の役割を果たすロータリーとなった。 写真奥に見える盛り土(?)までが、かつての鉄道敷地となるが、今はその跡形もない。また、後述の川の流路変更により周囲の線路敷地は川になってしまっている部分もある。 |
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ロータリーから振り返る。r400の全景再び。 画面中に案内標識があるが、それによれば左折:中頓別26km、右折:音威子府14kmとのこと。小頓別は音威子府から中頓別に入って最初の駅とあって、中頓別市街の方がだいぶ遠いのだ。 余談だが、r12経由で歌登まで15kmあまりである。やはり中頓別の方が遠い。 |
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道道標識は設置されていないが、その代わり電灯に道道標識ステッカーが貼り付けられている。 「00・005L」という番号は起点から5番目の設置という意味か、あるいは起点から0.005kmすなわち5mというキロポストならぬメートルポストの役割を果たすのか。 1枚上の写真を見ると電灯より手前側の位置に舗装の切れ目がある。こうした切れ目は道道の正確な起点である例が多く、後者のメートルポスト説が正しいのかもしれない。 |
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小頓別バス待合室 かつてこの小頓別を通っていたJR天北線は民営化から2年後の1989年5月、廃線となりバス転換された。現在は宗谷バスが運行する路線バス天北宗谷岬線4往復、都市間バスえさし号3往復(乗継便含め旭川2往復、札幌1往復)の計7往復が停車するバス停となっている。 時間の都合からバス停内部には立ち入らなかったが、建物は比較的新しく綺麗なように思われる。 |
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バス待合室を背にR275に向かって歩くと、その途中で橋を渡る。 | |
橋の上から東側を眺める。 お分かりの通り、この下を流れていた河川(頓別川)が埋め立てられている。かつてR275に寄り添っていた河川は、JR天北線の廃止後に旧駅の北側に迂回し小頓別市街裏の旧鉄道敷地を流れるように流路変更された。 この流路変更はなぜかどの地図にも反映されていない。国土地理院が測量していないのだろうか・・・。 |
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道道400号終点再度R275に戻る。交差点にはきちんとr400を示す「そとば標識」が立っている。これにてr400のレポート完了! |
Impressions
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小頓別停車場線もまた、廃駅停車場線であり駅はバス停に転換されたパターンである。 見ての通り、駅の痕跡はバス停に移設された看板1つ、駅跡にはロータリーと鉄道痕跡がだいぶ取り除かれてしまっているようにも見える。北海道内には随所に廃駅停車場線が残っているが、駅跡が大きく改変されていればいるほど、トレース後もどことなく物足りなさを感じてしまう。 それはそうと、小頓別を通る代替バス(宗谷バス天北線)もまた、路線維持の危機に立たされていた。音威子府と中頓別を越境する利用者が少なく、小頓別を含む区間の廃止が検討されていたのである。 結果として、代替案の乗合タクシー化のほうが自治体負担が大きく、当面はバス路線が維持されるとのことであるが、この地域では人口減少が想像以上に進んでいることを更に実感させる出来事である。 |
特になし。
都道府県道レポート一覧へ戻る 蒼の街道トップページへ戻る 最終更新日:17年11月19日 |