2008年8月24日にこっそりと行われた道北への汽車旅。r391音威子府停車場線の取材も駅そばも済ませ今度は名寄へ・・・!と思いきや紋穂内という無人駅で下車。そこからこの道道を徒歩で取材しました。

データ

 このレポートは2008年撮影の旧版です。

 駅や標識の比較用&2015年撮影版の補完用に公開しておりますが、
 2015年版をメインとして扱っております。路線についての情報などは新版を参照してください。

レポート

 紋穂内

 駅番号W56。ちなみにこの画像は音威子府の行く際に稚内行きの普通列車から撮った様子である。
 で、午後。普通列車を下車して列車を見送る。当然だが、この駅を利用したのは僕一人だった。
 駅舎内の様子。そこそこ綺麗にはされているようだ。ちなみに左端にある2台の自転車の籠には「For Free」と書かれた紙と「札幌サイクリングセンター」からの数万円相当の領収書が貼られていた。どなたかがサイクリングセンターから借りてここに自由に使えるように置いているのだと思われるが、果たして利用者はいるのか。

 ちなみに紋穂内から道の駅までは4km以上歩くのでこの自転車を借りようと思ったが、返さなくてはならない面倒さもあるが帰りの交通手段はバスと決めていたので止めた(バス停はここから1km強)。
  駅前は殺伐としている。奥には天塩川の堤防。
 道道の起点で振り返って駅を撮る。やはり駅前は殺伐としている。
 地図にするまでも無いかも知れないが、路線の全容はこの地図のようになる。ズームアウトして紋穂内の位置を確認するもよし。

 大きな地図で見る
 駅前のカーブを曲がってすぐの様子。路面にこすった跡がいくつもある。
 沿線には農家とその農地がある。確か住宅はこれで終わりだったような。
 上画像突き当たりの交差点。道道は左折。
 右折するとすぐに狭くなりJRとの踏切がある。その奥にも一応民家はあるようだ。
 左折するとこのような景色。天塩川堤防を上る急坂である。
 先程の交差点を左折してから振り返る。利用者メチャクチャ少なそうだし、わざわざ案内標識を設置する意味あるのかな・・・。
 結構坂道きついよ・・・これ。
 天塩川を渡る紋穂内橋。幅員は狭く1.5車線幅って所だけど・・・。
 こんな感じで待機所(?)が設けられているところが2箇所ある(欄干が曲がっているのではないですよ)。この待機所(?)の所は2車線分の幅員があるようだ。でも交通量の少なさを考えると意味あるのかな・・・?
 長大河川、天塩川の中流域に架かる橋であり(歩いているためでもあるが)結構長い。
 橋の上から眺めた天塩川の様子。これは(多分)上流側。
 やっと橋の終わりが見えてきた。渡った先は急勾配・・・のように見えるが。
 橋を渡り終えると今度は堤防の高さを一気にくだる下り坂。長く見えるが、それはカメラのレンズが広角であるからで、実際は100m程度かと。
 坂を下りると道路は1.5車線幅になり、その後すぐに案内標識。前方を横切る道路は国道、つまりr445終点ってことだ。
〜「北の道標」交差点徹底?解説〜
 

 交差点名無し

 右折・r391、旭川 国道40号
 直進・記載無し
 左折・音威子府駅

 130km先の旭川と100m先の国道40号を並べたり、事実上丁字路で交差点と駅の距離は10mなのにわざわざ左折表記を載せたり、おまけに直進は100mくらいで行き止まり。なんだか無茶苦茶な気がする。いよいよレポートする道道は右折。

 r445終点

 ここで注目すべきは右側の焦げ茶色した六角形。
 で、その六角形を正面から撮ると・・・!

 素晴らしき、この錆びよう。わざわざ途中下車してまでこの道道を取材したわけは以前R40の美深町内を走ったときに左側に一瞬、このヘキサが現れたのが強く印象に残ったからである・・・。それと、次の画像でわかる停車場線にしては珍しい1.5車線幅だったのも心惹かれた。
 終点を反対側から眺めた様子。ほぼ1.5車線幅にくたびれたヘキサがマッチする。それに周囲も何だか寂しげな風景。いつまでも残って欲しいヘキサと道道の風景である。
感想
 8/24道北への独り旅の後半戦の目玉ともいえるのがこの道道だった(移動手段が徒歩とJRに限られるため)。
 停車場線であるがヘキサがいい味出してたり1.5車線幅の部分があったりはっきりいって独り旅の目的はこの道道の取材にあったのだが、鉄道と徒歩で訪問しただけに、停車場線本来の魅力に近いものを味わうことが出来て非常に満足であった。
 それと、どうやら十数年前にはヘキサの下に路線名の書かれた補助標識が存在したようで(いつ頃消えたかは不明)。それも字体といい錆びといい、良い味出していたようです。

 ちなみに(これは田舎では当然のことなのだが)駅付近には何もない(4km強離れたところに温泉&道の駅があるのだが)のでこの停車場線を歩いて取材した人は僕が最後なのかな・・・。

関連
 特になし。


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最終更新日:08年12月28日