| 北海道道506号 茶内停車場線 |
起点: | 厚岸郡浜中町茶内緑(JR根室本線茶内駅) |
終点: | 厚岸郡浜中町茶内橋北(R44交点) |
延長: | 988m(実延長) |
沿線: | JR茶内駅 浜中町茶内支所 他 |
走行: | 全線(起点→終点) 2016年10月30日撮影 |
JR茶内駅 根室本線の途中駅、茶内駅を訪れる。 平屋建ての造り、そこから伸びる金属製の煙突、渋めの英語表記、もはや無人駅慣れした皆様には心地よいほど「十八番」にハマった駅舎なのだが、入口に何かいる。 |
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そう、ルパン三世が入口の柱に捕らえられているのだ。 しかし、いつ見てもこの人足長いよなあ・・・。 |
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そんな茶内駅の駅舎に入ると、中はがらんとした待合室。どう見ても本数の少なそうな時刻表、ベンチの上に無造作に置かれた駅ノートなどなど。 写真では見切れているが、左側に旧駅務室に入るドアがある。茶内駅の旧駅務室は、「ふれ茶内館」という展示コーナーで、浜中町営軌道の資料などが展示されている。 なお、「ふれ茶内館」は「ふれちゃうかん」と読む。とんでもない難読の展示コーナーである。 |
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ルパン三世 モンキー・パンチの故郷 浜中町へようこそ 待合室内にはこんな看板。 ここ浜中町は、「ルパン三世」の原作者、モンキー・パンチ氏が高校までを過ごした町である。 |
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茶内駅駅ノート。 タイトルは「駅.旅.ルパンノート」。 ここでもルパンか。 なお2016年10月現在、No.5まで存在しているようだ。 ところで一番左のノート裏表紙。 「ルパングッツ販売店」。またまたルパンか。 「グッツ」という響き、よく知らないけどあやかってみた感があって嫌いじゃない。 |
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茶内駅は無人駅。 駅舎を通り抜けホームに出る。駅舎側1番のりばから、構内踏切を通って2番のりばに向かうことが出来る。2番のりばにも待合室があるのがミソ。 ここ茶内は釧路から67km、釧路-根室のほぼ中間に位置する。そんな位置関係もあり、2016年3月のダイヤ改正以降、停車する上下線全ての列車がここ茶内で交換し、同時刻に茶内を発車している。 |
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茶内駅の駅名標。 駅ナンバリングは対象外。隣の糸魚沢も浜中も無人駅で、それぞれ9.6km/7.0km離れている。 |
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駅舎側にはこんな顔ハメ看板。 きれいなシンメトリーを描いて牧草地で向かい合う2頭の乳牛、その後ろには華奢なレンガのサイロ、その奥には水平虹。顔ハメスペースが非常に広いので、大顔でも気にせず入れる。 そして、まさかの窓付きで全天候型である。 ・・・って、ここはルパンいないのかい。 |
道道506号起点 そんな茶内駅を後にし、r506茶内停車場線のトレースに入る。駅前左側の駐車場は駅利用者のためっぽい。 |
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ここで交差点。右奥角に見える「畠山金物店」が、先程の駅ノートに広告を打っていた「ルパングッツ」販売店である。 店のシャッターが閉じている。撮影日は日曜日、おそらくお休みだろう。 |
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案内標識は特に無かったが、先程の交差点で左折するとr599火散布茶内停車場線に入り、浜中町沿岸部の西側に位置する火散布(ひちりっぷ)へ向かう。 | |
r506は交差点で直進。停車場線としては普通のレイアウトなので間違う方が難しいが、きちんと道道標識が設置されている。 なお、交差点を右折すると浜中町茶内支所のある市街地に入る。 |
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茶内市街を北へ向かう。 茶内地区は集落としてはそこそこ大きな規模があり、個人商店なんかも複数並んでいたりするし、郵便局も置かれている。 |
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信号交差点。 ここで右折すると茶内コミュニティセンターを経てR44厚床方面へ至る。 |
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交差点を直進すると茶内橋を渡る。 気づかずに通り過ぎてしまうような小さな橋だが、この橋は対岸の茶内橋北東・北西エリアの町名にもなっている。 |
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市街地はまだ途切れることなく、道路は丘の上へ向かって緩やかに登っていく。 | |
街路灯が整備されたきれいな市街路だ。 | |
坂を登りきる手前で、左側に茶内小学校、右側に茶内八幡神社が見える。 現在、浜中町には5つの小学校と4つの中学校がある。茶内エリアにはここ茶内小学校に加え、約6kmほど北へ向かった酪農地帯の中に茶内第一小学校という小学校があり、中学校は茶内中学校1校が置かれている。 |
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坂を登ったところに、スクールバス停車場、その左奥に茶内中学校がある。 r506はまさかの停車場2つ持ちの道道だった! ・・・という冗談はさておき、やはりこの町も通学にスクールバスは不可欠なものであるようだ。 |
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左折:R44 釧路 厚岸 直進:r807 上風連 上茶内 右折:R44 根室 厚床 中学校を過ぎると、r506終点はすぐそこ。 |
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道道506号終点 r506終点/R44・r807交点。右左折でR44釧路or根室方面へ、直進するとr807円朱別原野茶内線経由で円朱別に至るが、そこから別の道道を経由して中西別・別海方面へ向かうことも出来る。 茶内市街になかったコンビニがここにある。R44沿線で見ればこの次のコンビニは厚岸もしくは厚床となる。 |
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交差点の角、セイコーマートの向かいには五右衛門による茶内地区の案内看板がある。市街地の外にある個人名は牧場だろう。 ちなみに、看板に載っているエリアはだいたい6km四方の範囲になる。縮尺を意識しながらこのエリアの航空写真を見ていただくと、酷く人口密度が低いことがお分かりになると思う。 |
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交差点の角には別のタイプの「ようこそ」看板も立っている。モンキー・パンチに関するスポットがあるのか無いのかはわからないが、とにかく浜中町はモンキー・パンチとルパン三世を最前面に押し出している町である。 |
Impressions
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浜中町と聞くと霧多布をイメージする方も多いかと思うが、それは全くその通りで、浜中町の中心市街地は茶内でもなく、隣駅の浜中周辺でもなく、海岸沿いの霧多布にある。町はおおよそ霧多布湿原によって南北に隔てられているので、北側と南側は距離もあるし、濃霧も多い海岸エリアと広大な酪農地帯といった形で景色もだいぶ異なる。 茶内は、そんな浜中町の北側エリアの中心市街地といっても差し支えないだろう。市街地外の人口密度が極端に小さい分、案外市街地は充実している、というのがこの辺りに独特な感覚である。茶内停車場線も延長はほぼ1kmあるが、なんだかんだ言ってその4分の3ぐらいは市街地を走っていた。 また、浜中町内のJR駅は見ての通りルパン三世が沢山いる。 別の道道レポートで浜中駅の方も紹介する予定なので、いずれ。 |
特になし。
都道府県道レポート一覧へ戻る 蒼の街道トップページへ戻る 最終更新日:17年11月21日 |