米原~新潟を結ぶ北陸自動車道、その3分の1は新潟県内を走っている。今回は県内で西から数えて3番目のインターチェンジ、能生ICを利用したため、おまけレポートとしてインター線である能生インター線を紹介しよう。

Information

路線:新潟県道88号 能生インター線
起点:糸魚川市能生(北陸道能生IC/r246交点)
終点:糸魚川市能生(R8交点)
延長:1,169m
沿線:えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン能生駅、糸魚川市能生事務所 
走行:全線(終点→起点) 2024年5月4日撮影

Report

 左折:r88 能生駅 [北陸道]
 直進:R8 魚津 朝日

 R8下りを上越から糸魚川市街方向へ。日本海を望む好眺望区間の途中、ひときわ大きな街が能生である。

県道88号終点/R8交点

 能生交差点を左に曲がり、能生市街を経てインターチェンジへ向かう。

 この交差点を左に曲がると糸魚川市能生事務所がすぐ近くにある。かつての能生町役場で、2005年3月に近隣の市町との合併を経て糸魚川市の行政事務所となった。

 交差点を左へ曲がって山の方を向く。このあたりは最近になって改良された区間で、舗装が新しい。

 この信号交差点の左側に糸魚川市能生事務所がある。画面奥にはドラッグストアの「クスリのアオキ」、その奥にコメリ。典型的な郡部のライフラインが画面内に揃っている。右奥にある建物は能生体育館で、1969年の北陸本線複線電化まではここに能生駅があった。

 能生には他に、ナルスというスーパーが立地している。新潟にある「原信」と同系列のスーパーだ。

 能生市街を更に南へ走る。

 市街地内に空き地はあるが、田んぼは見られない。

 能生エリアでは付近を流れる能生川に沿って田んぼが広がっている(能生谷と呼ばれる)のだが、ほとんどは北陸道より南側にある。

 古い個人商店も立ち並ぶ。

能生駅前

 ここで右手にえちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 能生駅がある。

 能生駅は2015年3月に北陸新幹線の延伸に伴い3セクに移管された。現在はトキ鉄の直営駅で、7時~16時の間は窓口が営業している。

 トキ鉄の線路をくぐると、北陸道の予告標識が現れる。

 カーブを曲がると、画面奥に北陸自動車道が見えてくる。

 左手にはセブンイレブン。高速道路に入る前のちょっとした補給にいい場所だ。

 道路沿いに建っているデリニエーターには「新潟県」の文字。r88に県道標識はなかったので、本線上で新潟県道を示すものはこれだけだった。

 セブンイレブンを出ると能生ICはすぐそこだ。

 能生ICはここを右折。

 能生市街からずっと前方に見えている雪をかぶった山は火打山を最高峰とする頸城三山の山並みだろうか・・・?

 能生IC入口標識をアップで撮影する。新緑と残雪が背景に写りこれだけでもワクワクものである。

能生IC入口

 能生IC入口交差点。奥に見える橋梁は北陸自動車道だ。

 この交差点を直進するとr246西飛山能生線の単独区間に入る。この約17km先にシャルマン火打スキー場というスキー場がある。標高差508m、最長滑走距離2,700mと大規模スキー場とは言い切れないが、新潟県屈指の豪雪地帯にあり例年5m程度の積雪がある。そんな豪雪を活かし、立入禁止エリア以外の敷地内はほとんど滑走可能、60%は非圧雪という稀有なコース構成となっており、ハイシーズンにはコアなファンが集う。

能生IC

 交差点を曲がると北陸自動車道のインターチェンジ、能生IC入口に直結する。

 周囲の風景を見てなんとなくおわかりだろうが、能生ICに限らず、このあたりの北陸道は限られた敷地にインターチェンジが建設されている。ランプ同士の平面交差や信号制御がよくある。

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最終更新:2024年5月7日