Description

 撮影日:
 2020年2月1日 常磐道全線
 2022年8月11日 常磐道三郷JCT→いわきJCT
 (上記いずれもSpecial Thanks:かっしー様)

Report / Section.6

10 那珂

 那珂・ひたちなか方面はこちらから。国営ひたち海浜公園もこのICからアクセスすることができる。

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友部JCT → 那珂IC

 那珂ICを通過し更に北を目指す。ここから先、いわきまでめぼしい都市は無いはずなのだがそれでも交通量が多い。

 2022年の盆休み初日と言われるこの日、首都圏の事故渋滞に巻き込まれながら常磐道を走っていた。

 [10-1]東海PA6km
 [ 11]日立南太田10km
 [ 11]日立中央22km

 いわき市街まで86km。日立南太田からはIC間隔も長くなる。

東海PA 3km
 日立中央PA 19km

 休憩施設までの距離標識。日立中央PAはICに併設されているので、どちらのPAも出口併設だったりする。

 東海PA 2km

 東海PASICの利用案内。取付道路が狭い都合上、中型車以上が通行不可となっている。

 中型車以上となる車は特殊車両を除けばいわゆる1ナンバー、2ナンバーが該当する。マイカーが1ナンバーの場合はSICの利用制限に留意したい。

 東海PAを手前に、100kmのスペシャルキロポストを通過する。

 東海PA 1km

 ここで東海村に入る。原子力とユリの花が共存する不思議なデザインだ。

 東海村は日本原子力研究開発機構など多数の原子力関連施設が立地する「原子力の村」で、商用原子力発電所としては東海第二発電所が立地する。

 東海PA

 東海PAはこちらから。2022年撮影時はスルーしたが、2020年撮影時に立ち寄っている。

東海PA

 というわけで、2020年2月撮影の東海PAの様子を紹介する。

東海PA

 商業施設全景。NEXCO東日本サイトの紹介によると、「お客さまに対する親切な気持ちを大切にした「おふくろスタイル」で、手作り感のあるメニューを提供します。」とのこと。

 下り線の施設は大型12小型23の小さなエリアで、スナックとショッピングは栃木県の企業のフタバ食品が運営する。東北道上河内SAも下り線のレストランはこの企業の運営である。

10-1 東海SIC

 エリアがせまいゆえ東海PA/SICは園地のすぐそばに標識が立っており、料金所も見渡すことができる。

 先程のスナックコーナー運営企業「フタバ食品」はアイスや冷食の販売を主力とする会社で、レモン牛乳アイスなどが比較的有名な商品である。

 料金所ビューもばっちりのベンチが設置されている・・・というより、ベンチギリギリまでSICになったので結果的に料金所がよく見える・・・?

 元々は植栽に囲まれていたであろうこの場所も、SICが設置されることで一気に道路付帯設備っぽくなる。SICができるとエリアが狭くなりますよね。

 東海PAを後にする。

 ここで日立市に入る。

 日立市といえば日立製作所のイメージを思い浮かべる方が多いだろう。1905年、当時の日立村にあった銅山を実業家の久原氏が買収し、日立銅山を設立、ついで日立製作所を創立したのが今の日立グループの生い立ちである。

 [ 11 ] 日立南太田 2km

 久慈川 橋長680m

 日立市に入ってまもなく、久慈川を渡る橋がある。

 久慈川を渡る。

 久慈川は福島県と茨城県の県境にある八溝山の斜面を源流とする川で、下流部ではこの川が関東平野の北端を形作っている。

 (6)(293) 日立南 常陸太田
 [ 11 ] 出口1km

 日立南太田ICの1km手前標識。方面表示には日立市の西隣である常陸太田の名前がある。

 常陸太田市は1954年に市制施行した頃から、群馬県太田市との混同を避けるため旧国名の常陸を市名に冠していた。標識でもおわかりの通り、日立南太田ICの区切りは「日立南・太田」であり、「日立・南太田」ではない。

 (6)(293) 日立南 常陸太田
 [ 11 ] 出口500m

 日立南太田ICまで500m。

 日立南太田ICはR6に直結するICで、そのすぐ近くでR293と接続する。R293を南東へ走れば久慈川に沿って日立港へ、北へ走れば常陸太田市を経由して常陸大宮、もしくはR349経由で福島県矢祭町に至る。

 日立有料道路別料金 普通車一〇〇円

 次の日立中央ICで降りた場合、常磐道の料金に追加される形で100円(普通車)が徴収される。かつての流山ICと同じパターンである。

 (6)(293) 日立南 常陸太田
 [ 11 ] 出口500m

 日立南太田ICはまもなく。

 日立市の市街地は南北に細長く、2つ先の日立北IC付近まで15km以上連続している。連続した市街地の中には日立グループの工場施設が点在しており、日立南太田ICはその南端部にほど近い。駅名でいうと大甕(おおみか)駅エリアで、このあたりには日立製作所臨海工場や日立研究所などが立地する。

11 日立南太田

 日立南太田IC出口。日立市街のうち、大甕~常陸多賀エリアはこちらから。

 [11-1]日立中央11km
 [ 12 ]日立北18km
 いわき市街74km

 距離標識。日立まで来ると、いわきまで1時間程度で行くことができる。2つ先の日立北ICもまだ日立市内。南北に長い。

 ここでほんの暫くのあいだ常陸太田市に入る。

 関東平野を抜け、常磐道は日立市内では山間区間へと姿を変えていく。この先にはトンネル連続区間も控えるなか、左側に登坂車線が追加される。

 トンネル連続区間 走行注意

 こんな形で注意標識が架設されているとグッときますよね。トンネル区間は気を引き締めて走行&撮影しましょう。

 最初のトンネルを前に登坂車線は終わりとなる。

 日立トンネル 長さ 2442m

 ここから遂にトンネル地帯。標識に振られているトンネル番号がそれを物語る。

 日立トンネルは2kmオーバーの長大トンネルで、全体的に右にカーブしている。

 大久保第一トンネル 長さ 216m

 大久保第二トンネル 長さ 301m

 大久保第三トンネル 長さ 1022m

 日立トンネルを抜けると、その先は短いトンネルが連続する。

 諏訪第一トンネル 長さ 1090m

 諏訪第二トンネル 長さ 268m

 [11-1]日立中央 3km

 日立中央PA 3km
 中郷SA 24km

 成沢トンネル 長さ 880m

 日立中央ICの予告標識と休憩施設までの距離案内が同時に見られるという珍しい配置。

 助川トンネル 長さ1764m

 再び延長長めのトンネル。明かり区間が短く、撮影者泣かせ・・・。

 そしてここで仙台若林JCTまで200kmという逆キロポストが唐突に現れる。100kmや150kmは見た覚えがないような。

 助川トンネル内に日立中央IC/PAの1km手前標識が設置されている。

 [日立有料道路] (6) 日立中央 [11-1] 出口300m

 日立中央IC/PAまで300m。なお、接続一般道が日立有料道路に指定されているので、出口料金所で100円(普通車)が自動的に追加徴収される。

 日立中央ICまでしばらくの間明かり区間となる。

 [日立有料道路] (6) 日立中央 [11-1] 出口

 日立中央IC分岐。PAを利用する場合も同じランプにて本線を離れることになる。

 日立中央IC/PAではランプのカーブの内側にパーキングエリアが設置されている。

 ちなみに、日立中央ICは本線からPAを介さずに一般道と行き来することもできるが、専用のランプがあるためPAを利用してから一般道へ出ることもできる。

11-1 日立中央IC/PA

 日立中央IC/PAへの本線分岐。2020年撮影時に立ち寄っているが、2022年撮影時はここをスルーした。

 日立中央ICは日立有料道路を介し県道(茨城r36日立山方線)に、県道を東へ走れば日立市役所付近でR6に接続する。

11-1 日立中央IC

 2020年撮影時は日立中央PAを利用したため、ランプ部の写真も撮影済である。標識の通り本線から離れるランプが途中で分岐し、一般道へ向かうレーンと出口に直結するレーンに分かれる。この先は次の区間7にて紹介しよう。

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