Description

 取材日:2018年4月22日
 阪神高速3号神戸線芦屋出口→名神→東名名古屋IC

 大学時代の同期氏と2人で行く高速修行の旅。メインディッシュ2つのうち、片方がこの名神トレースだったりする。

Report / Section.7
30-1 草津JCT.

 新名神信楽・亀山方面はこちら。

 2019年1月現在、草津JCT.からは亀山方面にしか行き来できないが、草津-城陽-高槻間が開通すれば名神絡みの道路事情はガラッと変わるだろう。

 分岐を通り越すと間もなく合流となる。亀山方面からこちら側に流入する車は多くないが、これも新名神が延伸すれば事情が変わるかも知れない。

 名神集中工事を知らせる横断幕。

 所要時間情報。一宮まで120分?

 勾配を気にしない直線的な区間が続く。

 道路の奥、正面に見える山は三上山という山で、その山容から古くより近江富士の愛称で親しまれた。

 広域情報。これと言った渋滞や規制情報は無いようだ。

 草津バスストップを通過する。2012年以来停車する高速路線バスは存在せず、管理用施設として転用されているとのこと。

 [30]栗東 2km
 [29-3]栗東湖南 3.5km

 栗東ICの2km手前標識・・・のはずだが、その先にある栗東湖南ICまで書かれたスペシャル仕様となっている。しかも地味に車線数減少まで表現している辺り手が込んでいる。

 栗東市に入る。

 デザインは馬と人だが・・・、近世以前の風貌をしているわけでもない。それもそのはず、モチーフはJRA栗東トレーニングセンターと推測されている。

 道の駅 アグリの郷栗東
 栗東IC出口より2.5km

 標識の背後にはETC2.0限定で出入り可能なことを伝える標識がズラリ。ETC2.0・・・、関係ないんですよねー。

 ETCの利用は2001年に開始され、2004年開始の通行料金割引、近年のSICの増加に伴い、もはや料金所での利用率は90%を越えているが、ETC2.0の利用率は2018年11月現在18.3%にとどまる。2015年のサービス開始以来決して停滞しているわけではないが加速度的に普及しているわけでもない状況だが、いずれ従来型は使えなくなるという。消極的理由でしか増えないの・・・?

 栗東出口 左車線へ

 余談だが、栗東市にはもう1つ、「こんぜの里りっとう」という道の駅がある。その場所は栗東市最南部の山間部。途中、離合困難な1.5車線区間も挟むので訪問の際は要注意。

 (1)(8) 栗東 草津
 [ 30 ] 出口 1km

 栗東ICの1km手前標識。栗東湖南ICは直進。

 (1)(8) 栗東 草津
 [ 30 ] 出口 1km

 栗東ICの500m手前標識。

 栗東ICは2本の1桁国道に直接接続するという全国でも珍しい立地をしている。こうした連絡性の良さは1963年の初開通当時、栗東ICが東側の終点であったことを反映していると思われるが、その利用範囲は考えようによっては大津市〜琵琶湖対岸の湖西地域にまで及ぶ広大なものである。

 500m先車線減少

 栗東ICから先は小牧までずっと片側2車線となる。

 (1)(8) 栗東 草津
 [ 30 ] 出口

 出口標識。R1を西に戻るとすでに通過したはずの草津市中心部は近い(JR南草津駅周辺は草津田上ICのほうが近い)。

 かつてはR1を東に走った先、湖南・甲賀方面への最寄りICの役割も果たしていたが、湖南に関しては次の栗東湖南ICに、甲賀へは新名神にその役割を譲っている。

30 栗東IC

 栗東・草津方面はこちらから。R8経由になるが野洲や守山といった近隣地区に加え、琵琶湖大橋を介して大津市北部へのアクセスにも優れる。

 ちゃっかり道の駅への案内も付け加えられているが、料金が不利にならないのはETC2.0限定・・・。

 IC合流。車線減少直後とあって合流部が長くなっている。

 (1) 栗東湖南 甲賀
 [29-3] 出口500m

 間髪入れずに次の栗東湖南ICの予告標識。

 R1とR8の合流点という状況を見て分かる通り、栗東市周辺は物流の良さを活かして運送業者や工場が多く立地する工業団地となっており、特に湖南方面では国道への交通集中による渋滞も頻発する。その解決を図って建設されているのが湖南市街をパスし、名神の南側を通る栗東水口道路とそれに連続する山手幹線である。栗東湖南ICは栗東水口道路に直結し、バイパスを介して湖南へアクセスすることが出来る作りになっている。

 (1) 栗東湖南 甲賀
 [29-3] 出口

 湖南・甲賀市方面へはこちら。西日ならぬ朝日対策なのか、標識の白い部分がメッシュになっている。

 栗東湖南ICは名神京都/西宮方面へのハーフICで、栗東水口道路への接続も2019年1月現在、湖南/甲賀方面のみとなっている。栗東湖南ICといいながらその様相はジャンクション(滋賀新聞の表現)に近く、栗東市内へのアクセス性にはかなり乏しいので注意。

29-3 栗東湖南IC

 ここで出口。栗東ICからは1.5kmと非常に近い。

 栗東湖南ICの供用について、当初は2011年に開通予定だったがそれが2013年に延び、用地買収の難航により結局2016年まで伸びたという経緯がある。なお先述の山手幹線も栗東-草津間の用地買収が難航しており建設の目処すら立たない、とのことである。

 [29-2]竜王9km
 [29-1]蒲生15km
 [ 29 ]八日市22km
  名古屋115km

 貼替えやら追加やらの目立つ距離標識。栗東湖南ICは枝番「-3」であり、元々枝番の多い東名・名神においても2019年現在見られる中で最大のものだったりする。標識は栗東ICすぐ先にあったものを移設して蒲生ICを追加したものと思われるが、そんなにやるなら全部新設したらいいのでは、と。

 栗東周辺の標識ラッシュも落ち着き平穏な区間。

 湖南市に入る。

 旧石部町にあった石部宿がモチーフらしい。

 このカーブ手前が近江富士こと三上山を正面に最も大きく捉えることの出来るポイントである。

 親切心なのか標識も設置してくれている。

 菩提寺PA 3km
 黒丸PA 17km

 次の菩提寺PAまで残り3km。その次の黒丸PA含めあまり規模の大きいエリアではないが、疲れたら休憩を。

 三上山が左にフレームアウトしてきたところで野洲市に入る。カントリーサインのモチーフは銅鐸。

 菩提寺PA 2km

 ハイウェイラジオ聴取区間。

 菩提寺PA 1km

 再度湖南市に入る。

 湖南市は2004年10月に旧石部町と旧甲西町が合併してできた市で、こちらのデザインは旧甲西町の「美し松」がモチーフらしい。

 菩提寺PA

菩提寺PA

 上り線は大型41、小型117と比較的規模の大きいエリア。スナックコーナーとショッピングがある普通のPA。次の黒丸PAも上りの方が規模が大きく、下り線はむしろ多賀SAに集約されているような印象を持つ。

 PAからの合流。

 登坂車線 200m先

 ここからしばらく登坂車線が続く。平野部では多少の勾配を気にせず真っ直ぐ走るが山間部に入るとカーブも坂もきつくなるのが名神らしい。

 短い坂とはいえこれは登坂車線が必要だったかも知れませんね・・・。

 [ 29-2 ] 竜王 2km

 竜王町に入る。標識デザインのモチーフは近江牛のようだ。

 長い下り坂 速度注意

 (1)(8) 竜王
 [29-2] 出口1km

 竜王ICの1km予告標識。1981年の供用開始以来番号は「29-1」であったが、この先の蒲生SICの供用により枝番が変わってしまったためIC番号のみ張り替えられている。

 (1)(8) 竜王
 [29-2] 出口500m

 竜王ICはR477に直接接続するが、標識の表現上は間接接続するR1とR8の2本となっている。R1はICから南へ、R8は北へ走る必要がある。

 (1)(8) 竜王
 [29-2] 出口

 竜王IC出口。竜王町内のみならず湖南・近江八幡の両市へのアクセスにも使える。

 料金所ブースは入口3、出口5。2010年、三井アウトレットパーク滋賀竜王がこのICのそばに出店した際には、予測される交通量増加への対策として、竜王ICの料金所レーン増設や交差点付近の車線拡幅といった工事が三井不動産側の負担によって行われたという。

29-2 竜王IC

 竜王町・近江八幡市方面へはこちらから。隣接する湖南市北東部の工業団地にもアクセスできる。

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最終更新:2019年2月4日