Description

 取材日:2019年5月26日
 南九州道水俣IC→九州道鳥栖JCT.

 撮影日は5月にしては異例の高温に見舞われた日。
 南国の太陽は高度が高すぎてダッシュボードは常に灼熱状態。各SAPA停車で車載カメラを動かしては冷却しての繰り返しだった。

Report / Section.10

 国道268号を伊佐市から水俣市中心部へ。市街地手前で南九州道の建設?っぽい工事現場がすぐ脇に!

 300m先交差点

 左折:R3 鹿児島 出水
 直進:[E3A 南九州道]
 右折:R3 八代 熊本

 300m手前なのにトンネルがあるという…。水俣も急な地形をしているんですね。

 水俣市古城

 左折:R3 鹿児島 出水
 直進:[E3A 南九州道]
 右折:R3 八代 熊本

 「水俣ICから鹿児島方面へは行けません」の文字。まだ開通してませんからね。

 ここを左折してR3を走ると水俣市役所前を経て市中心部を通り。未通区間を挟んで出水ICまではR3/R328経由で更に18kmほど走る。

6 水俣IC入口

 R268から来るとIC番号&路線名付きのインターチェンジ標識は無く、「水俣入口」と書かれた標識1枚だけ。R3にはあるのだろうか?

 水俣ICはY型インターチェンジの半分だけが完成・供用されている。今のところは左側だけ。

 ランプを上って本線へ!

 本線へ入る。ガードレール、法面、舗装、いずれもまだピッカピカ。

 走行時は知らなかったのだが水俣-津奈木の開通は2019年3月2日のことで、撮影の約3ヶ月前である。かなり新しかったんですね。

 対面通行区間に入ると当たり前のようにガードロープが設置された区間となる。最近開通する対面通行はもうこれがデフォルトになってるね。

 ナンバリング標識もまた近年標準装備化されたものの1つだろう。ナンバリングは並走するR3から付けられるが、既に九州道が[E3]であるため、南九州道は[E3A]となる。

 41KP。南九州道もこんなに連続で走れるんですね。今回は水俣→八代JCTを32分で抜けてます。

 沿線は起伏に富んだ地形で、それでも狭い低地が農地に利用されており、住宅もすぐ近くにあったりする。

 水俣〜八代にかけては一応港町を通っているので、山と山の間で左側に時折海が見えることもある。本当の海沿いになるのは田浦と日奈久のあたりで、それもかなり短い区間なので、フロント方向を撮ったレポート写真にはまず映らない。

 トンネル情報。「落下物を見つけたら緊急ダイヤル#9910」と表示。九州の国交省区間はこのタイプが標準かな?

 小津奈木トンネル 長さ480m

 2019年開通区間で唯一のトンネル。「小津奈木」の名の通り延長は短め。

 [ 5 ] 津奈木 2km

 小津奈木トンネルの直後で九州新幹線と立体交差する。ここでは道路が新幹線の上を通っている。防護柵がずいぶんと豪勢だ。

 津奈木町市街地を跨いでいく。ほんのしばらくの間、九州新幹線と並走を楽しむことができる。

 建設費を抑えるためかアップダウンをあまり抑えない設計になっており、小津奈木トンネルから下り坂→上り坂のサグとなる。前方車両がいないときはいいけど低速車がいると特に詰まりやすいのでスピードには注意が必要だろう。

 (3) 津奈木 [ 5 ] 出口1km

 津奈木ICの1km手前標識。IC最寄りとなる津奈木町中心部はICからR3を鹿児島方向に2km余り戻る形となる。

 (3) 津奈木 [ 5 ] 出口500m

 津奈木IC手前できちんと追越車線が設置されている。ありがてえ。

 情報表示。「駐停車禁止 休憩と電話は道の駅で」本線上の停車は危ないのでやめましょう。

 国交省仕様なのか作りは簡素だがそれなりに視認性はある。とはいえNEXCO設置のもののほうが立派ですよねー。

 (3) 津奈木 [ 5 ] 出口

5 津奈木IC

 

 津奈木IC出口。津奈木町と芦北町の一部はこちらから。2019年3月の開通区間はここまでで、ここから芦北ICまでは2016年に開通した区間となる。

 インターチェンジ合流手前で暫定2車線区間に逆戻り。奥にトンネル見えますね。

 トンネル情報。

[ 2 ]日奈久24km
[ 18 ]八代36km
熊本78km

 距離標識。この標識はまさかのダイジェスト版。せめて次の芦北ICまでの距離ぐらい教えてくれても良いんじゃないですかね…

 新津奈木トンネル 長さ1850m

 内部は至ってシンプルな対面通行トンネル。

 新津奈木トンネルを抜けると間もなく次のトンネルが口を開けて待っている。

 湯浦トンネル 長さ1090m

 湯浦トンネルを抜けると今度はPA標識・・・ではなく道の駅までの距離案内が設置されている。丸ゴシックゆえ溢れ出る一般道感。

 芦北、田浦ともにIC出口そばに道の駅が立地する。ここから九州道宮原SAまで休憩施設は無いし、なにより無料区間なので疲れたなら遠慮なく下りて寄ってみよう。

 <27> 芦北 [ ] 出口2km

 芦北IC予告標識。2km手前なのに1kmと同じスタイルなのはきっと理由がある。奥に口が開いてますしね。

 おなじみになってきたトンネル情報。#9910、覚えたぞ。

 湯治トンネル 長さ1170m。

 「ゆじトンネル」と読む。IC近いのにこの長さのトンネルである。

 [ ]芦北出口 1.5km

 反射式の予告標識が内部に設置されている。反射するので見えないわけではないが、見落としやすいよね。

 [ ]芦北出口 500m

 出口直前にもう1枚ある。トンネル出てからICまで少し距離があるようだ。

 なおトンネルの中間部に芦北町との境がある。ストリートビューで復習すると、壁面に標識が貼り付けてあることがわかった。

 情報表示。「休憩・電話は道の駅で」とわざわざ書かれている意味がここでやっとわかる。

 道の駅芦北でこぽん IC出口より300m

 特産品名を堂々と地名にくっつけるという大胆なネーミングだ。

 特産品のでこぽんを推しているのだが果物には旬というものがある。ファーマーズマーケットではそれ以外にも地元の牛肉を推しているようで、焼肉レストランも併設されていたりする。海に面して入るけど、海産物成分は無いんですね…。

 <27> 芦北 [ ] 出口

 芦北IC出口標識。道の駅の案内、ここに付けてもいいんじゃないですかね。

  芦北IC

 芦北町へはこちらから。区間10はここまで。

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最終更新:2019年6月23日