Description

 取材日:2019年3月23日
 新東名岡崎東→新東名・伊勢湾岸・新名神・名神→豊中IC

 相互リンク先の管理人、佐波ふーみんさんとのオフ会。
 800km弱の走行距離の半分以上が撮影区間というまさに修行ドライブに付き合っていただき本当にありがとうございました。

Report / Section.2
2 菰野IC

 菰野町へはこちらから。

 正面に見える御在所岳やその麓に位置する湯の山温泉もこのICから便利な位置にある。R477での鈴鹿山脈越えも2車線が確保されており酷道・・・ではないが急カーブの連続なので、一般道で楽に越えたいなら大安からR421を選ぶ方を推したい。

 入口からの合流。

 [2-1]鈴鹿PA7km
 [ 3 ]亀山西JCT16km
  甲賀土山33km
  京都85km

 鈴鹿PAまでは10分の橙色表示。

 「甲賀土山」にIC番号が付いていないことを気にする方もいらっしゃるだろう。菰野IC-甲賀土山ICまでは29.7kmで、標識に記されている33kmには足りない。つまり、甲賀市土山市街までの距離が書かれているのである。実際、Googlemap上では甲賀市土山住民センター(市役所支所)を目的地に選ぶと32km余りでおおよそ一致する。

 厳重に囲われた橋梁で三滝川を渡る。この川を遡ると湯の山温泉を経て御在所岳に行き着くことができる。

 左カーブしながら開削区間に入る。鈴鹿山脈は右手そばに移るので、正面を向いた撮影ではその山容は捉えられない。

 車間確認 200m先

 「伊勢方面は 鈴鹿PA/SICへ」の案内付き。

 車間確認。無理なくのんびり走りましょう。

 鈴鹿PA 4km
 土山SA 24km

 こちらの標識も満空情報はまだ設置されていない。鈴鹿にまでレストラン表記が採用されているとどちらもSAでは・・・という気がするのは私だけ?既存PAはコーヒーカップのピクトグラムが主流だけど案内性の都合上変えたんですかね。

 トンネル情報、少しサイズダウンしてますね。

 四日市トンネル 長さ1350m

 坑口を見るに4車線仕様であんまりゆとりもなさそうだ。

 トンネルはほぼストレートで、ゴルフ場の直下などを通過する。

 四日市をだいぶ過ぎたのに四日市トンネルとは?と思う方もいらっしゃるかもしれないが、実はこのトンネル内で四日市市に再突入している。2019年開通区間には市町村境界のわかるものが設置されていないのでちょっとわかりにくいですよね。

 鈴鹿PA 2km

 トンネルを抜けて間もなく、鈴鹿PAの予告標識が現れる。スマートIC出口もこちらから。

 「行先間違いは土山SAへ」

 NEXCO中日本の幕。土山SAで申告すればUターンも可能、みたいな文言もどこかで見たが、すみません記憶はあやふやです。

 どちらにしろ、鈴鹿に寄りたいから意図的に間違えて土山でUターンするといった行為は(少なくとも亀山西JCTの工事が終わるまでは)控えるのが紳士淑女の行いだろう。鈴鹿より御在所の方が施設は立派ですよ。

 鈴鹿PA 1km

 ここに来てはじめての満空情報板。小型車と大型車が分けて表示されている。やっぱり満車ですよねー。

 また、伊勢方面への経路変更についてはTwitter上で「鈴鹿SIC出場後30分以内に東名阪道鈴鹿ICに入ればOKという暫定措置がある」という情報を得た。恐らく係員にその旨を伝える必要があるだろう。なお両者は5kmほど離れているので普通に走れば10分程度で連絡できる。

 鈴鹿PA 700m

 この付近で四日市市を抜け鈴鹿市へ入る。東名阪でも山の方ですが市街からはだいぶ離れた場所を通っていますよ。

 ただし、撮影日に土山SAで係員にUターンの旨を話して突っぱねられているような人も見かけている。個人の考えにもなるが、意図的なUターンは避けるべきであることを添えておきたい。

 20KPは会社ロゴ入りのスペシャルキロポスト。10km間隔に置かれている。

 鈴鹿PA

 ここで分岐して鈴鹿PAへ向かうことにする。本線まで渋滞しているわけではないから意外と入れるかも・・・?

 ちなみに今回のドライブは基本的に一筆書きで鈴鹿PAに立ち寄るのはこの1回だけだったため、多少本線にはみ出ていても入る気だった。2回目の週末ということもありちょっと落ち着いているぐらいだったのかもしれない。

 鈴鹿PA入口。さて、並びますよー。

2-1 鈴鹿PAスマートIC

 敷地に入るとこの大きな駐車場案内板が目を引く。バス・トラック・小型車・二輪とピクトグラムがたくさん並んでいて一瞬で解読するのは少し難しいが、要するに奥を目指せば大丈夫。

 鈴鹿スマートICは画面左の青い舗装に従って左側へ抜ける。周回してから横切って入ることも不可能ではない配置だが、一般道側のぷらっとパークも設置されているのでさっさと利用してしまうのが無難だろう。

鈴鹿PA

 駐車場から施設側へ歩いて入場する。これが出来たての鈴鹿PA!!

 第一印象としては、PAにしては規模が大きく恐らく中堅どころのSAに劣らないぐらいだと思う。それとSNS映えしそうな大きなオブジェクトが目を引く。これについては後ほど。

 施設入口は3つあるが、最初に入った出入口が一番立派だった。こんな花壇もありますし、後ろでは和太鼓叩いてます。

なお鈴鹿PAは上下線共用の施設であり、この入口を背にして左側が上り線名古屋方面、右側が下り線大阪方面となる。

 毎度おなじみ「赤福」の看板が自販機横に佇んでいた。ここは赤福の地元三重県である。入口に掲げずこんなふうにベタ置きするのはルールなんですかね?

 というわけで施設内へ。入り口には実際のF1カーが展示されている。

 ご存知の通り鈴鹿市は鈴鹿サーキットを抱えるモータースポーツの街として名高い。本田技研工業の製作所がここ鈴鹿に立地していることもあり、展示されている車はホンダの車であった。

 あくまでパーキングエリアなのでレストランは無く、フードコートはSA級のものが1箇所。食券は手前の券売機に集約されているがそれにしても混みすぎじゃないですかね。

 撮影時はちょうどお昼前だった。やはり鈴鹿は混んでいたということでお昼ご飯は土山か草津辺りにしようと思っていたが土山で天気が良くなり撮影を優先、草津は駐車場が空いておらず、その後京滋BPを利用したためお昼を取ったのはまさかの名神吹田SAである。ちょっと頑張りすぎた。

 施設内には割と充実したお土産屋さんもあったりする。新名神三重区間唯一のエリアなのでここで買い損ねると三重土産が買えなくなっちゃうんですよね。

 鈴鹿PA内には他にセブンイレブンとカフェの「プロント」が入居しているがイートイン出来るスペースはやはりフードコートに限られる。また、「ドライバーズスポット」が設けられており、コインシャワー、コインランドリー、更にはパウダールームまで設置されている。駐車場規模は下り線で大型97小型38であり、施設スペックとしては夜間のトラックドライバー利用も十分見越したものとなっているが、その反面商業施設を求めると物足りなさを感じるかもしれない。

 F1で使用されたスーツが展示されている。詳しい解説を読むこともできなかったがとりあえずかっこいい。

 施設を一旦出る。上り線駐車場側は「N」のオブジェクト。名古屋の「N」で、夜光るらしい。この施設は出口が3つあって上下線を間違えると迷子になること必須なので目印としても役立つだろう。

 同行の佐波さんはここで家族連れに写真撮影を頼まれていた。「ここで家族写真は、、、特別いいスポットでも無いですよね」と一言。写真映えはすると思うけどなぁ、夜なら。

 先程入った正面入口は鈴鹿の「S」。この出入口はどちらの駐車場からもアクセスできる。

 最後は大阪の「O」。なぜだかこちら側の入り口は目立たない。

 鈴鹿PA訪問はこのぐらいにして、それでは本線を目指すことにしよう。

 右側の周回路を選ぶと駐車場にもう一度入り直すことができる&ETC出口へのアクセスも可能。最近のSAPAはよく混んで駐車場を探すのが大変なので周回できるのはありがたい。

 本線に戻ると鈴鹿山脈を右手に南西へ走ることとなる。

 山間部ということもあって風対策なのか、立派なフェンスが延々と設置されている。

 横風対策が更に強化される。新東名の時もこういう感じの場所あったような。

 トンネル情報。柵があるせいか随分高い位置にありますね。

 野登トンネル 長さ4130m

 2019年開通区間の目玉とも言える野登トンネルに入る。このトンネルで亀山西JCT付近まで一気に山を潜り抜ける。

 トンネル内は四日市トンネルとほぼ同スペック。

 ―なのだが、異なる点があるとすればこのアクセント照明だろう。トンネル内に3箇所ある(1箇所は撮り損ねた・・・)。

 こちらは青色。NEXCO東日本の北海道内で見かけるタイプのものより目立つは目立つが、それでももうちょっとアクセントあるほうが個人的には好きですね。

 標示は認められなかったが、トンネル内で鈴鹿市から亀山市に突入する。

 亀山西JCT 2.7km
 直進:[E1A 新名神] 京都 大阪

 トンネルを抜けると亀山西JCTの予告標識が現れるが、2019年3月現在は分岐がないので直進のみ。

 情報表示。左側に伊勢道・東名阪道方面の案内がされると思われるが、これもまだ使われていない。

 亀山西JCTは2019年現在ハーフJCTとして運用されており、東名阪道からの亀山連絡路が新名神本線のすぐ脇を通って1kmほど並走した後合流する形を取っている。上り線の連絡路がこの辺りで本線の直下をトンネルで抜けている。

 見晴らしの良い橋梁区間が続く。

 亀山西JCTは見ての通り険しい山岳地域の中にあり、連絡路も本線もすぐ直前にトンネルを抱えている。亀山西JCTのフル化は実は難しい問題で、まともにフルJCTとして建設しようとすると用地の制約が大きいため、野登トンネル内で分合流させたりあるいはループ橋を作ったりと何かとやばい構造が求められる。

 亀山西JCT 2km

 案内表示は直進のみ。右下の余白に伊勢方面の文字が書かれるのだろう。2019年3月現在、これ以上の案内標識はまだ設置されていない。

 そこで現在解決策として建設が進められているのが、本線下りから上りへのUターンランプの設置である。現在行き来できないのは新名神四日市方面と亀山連絡路伊勢方面だけであるが、一旦上り線にUターンしてしまえばそこから亀山連絡路へ分岐可能だし、亀山連絡路から下り線に入ってもUターンすれば上り線四日市方面へアクセス可能である。JCTより西側にたった1つの橋を架けるだけでフル化できるのである。

3 亀山西JCT.

 ここで新名神亀山連絡路から合流してくる。いままでは本線として運用されていた連絡路がサブとなった。

 Uターンランプと一口に言っても、谷あいの高架橋同士を繋ぐため設計的にはかなり難しいらしい。また、連絡路との合流より先に建設されるため織込区間が生じるといった問題もあるのが欠点だ。

 左側は仮柵となっており工事が進められている。橋と橋とを繋ぐUターンランプ、どんな見た目になるんでしょうね?

3 亀山西JCT.

 分岐予定地はこの辺り?その先に鈴鹿山脈を潜る鈴鹿トンネルの坑口が見える。

 区間2はここまで。

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最終更新:2019年4月1日