ここまで静岡県内を西へ走り続けたのだが、ようやくその終わりが見えてきた。
 区間6は2012年開通区間の西端である浜松いなさJCT.までをレポートする。
新東名高速道路 レポート
下り線 区間5 →   下り線 区間6   → 下り線 区間7
12 島田金谷 13 森掛川 13-1
遠州森町PA/SIC
14 浜松浜北 14-1
浜松SA/SIC
15 浜松いなさJCT. 16 新城

Discription
 取材日:2016年2月24日
 足柄SA→御殿場JCT→新東名→伊勢湾岸道→新名神→名神

 足柄SAで深夜休憩してからの長距離撮影。
 かなりの距離的を撮影出来た。助手席張り付きを快諾してくださった同行者に感謝。

Report / Section.6
 [13-1] 遠州森町PA/SIC

 だいぶ引き気味になってしまったが、遠州森町PAへの入口分岐。24時間運用のスマートインターチェンジが併設されている。
[ 14 ]浜松浜北9km
[ 15 ]浜松いなさJCT.26km
[東名]名古屋111km
名古屋市街124km

 距離標識についに浜松いなさJCT.の文字が現れる。しかし26kmを15分は時速100km/hオーバー、飛ばしすぎじゃないですかね?
 入口車線からの合流。

 ここも嬉しいことに完成3車線。
 動物注意。描かれているのはイノシシのようだ。
 そして6車線区間が終わる。このあと、浜松浜北までしばらく4車線区間となる。
 やがて磐田市に突入。

 カントリーサインに描かれているのはトンボ。磐田市の昆虫はベッコウトンボという絶滅危惧種であり、おそらくそれを模したモノであるが、羽に模様がなかったり背景が赤かったり、一般的な赤とんぼを誤解させてしまっていて良くない。  
 このあたりで天竜浜名湖線をまたぐ。掛川から森を経て浜松浜北ICあたりまで新東名と並走した後、浜名湖の北西岸を辿って静岡県最西端の駅、新所原に至る。
 ここまでどんよりとした薄曇りだったが、もう少し先に雲の切れ目がある。これは好天に期待・・・!
 車間確認

 相変わらず前車との車間は余裕。
 [ 14 ] 浜松浜北 2.5km

 180KPのスペシャルキロポスト。
 (152) 浜松浜北 [ 14 ]出口1.4km

 予告標識。心なしか小さく作られている気がする。
 (152) 浜松浜北 [ 14 ]出口500m

 浜松市に突入。1枚上の写真との間で、天竜川を渡っている。

 浜松市のカントリーサインに描かれているのは。5月3〜5日に行われる浜松まつりでは端午の節句を祝った凧揚げが盛大に行われ、凧という通称があるとか。
 (152) 浜松浜北 [ 14 ]出口

 浜松市北部、浜北エリアへのアクセスはこちらから。接続国道はR152、青崩峠で有名な点線持ちの国道である。
 [ 14 ] 浜松浜北IC

 インターチェンジ部は6車線が確保されている。
 インターチェンジ付近は住宅密集地とまではいかないが市街地が広がるエリアである。防音壁もちょっと高い。
[14-1]浜松SA3.7km
[ 15 ]浜松いなさJCT.15km
東名経由  名古屋90km
新東名経由 名古屋90km

 予告標識。この写真は新東名延伸後で、名古屋までの距離は新東名経由と東名経由の両方が併記されている。距離自体は引佐連絡路から東名に行こうと、そのまま新東名を走ろうとほぼ変わらない。ただし、所要時間表示が東名80分に対し新東名70分と、巡航速度の違いを考慮したものになっている。
 御殿場から走り続けてきた我々、ようやく太陽光に恵まれる。
 浜松SA 2.7km
 長篠設楽原PA 27km
 岡崎SA 52km

 休憩施設の案内。東名側の施設は全く表示されていない。

 この日は延伸からの日も浅く、新規オープンとなった長篠設楽原と岡崎は混雑の表示が出ていた。
 ゴルフの玉除けのようなネット。

 地図で見ると、道路右側にゴルフ練習場があるらしい。
 浜松SA 1.8km
 [14-1] ETC出口

 
 [東名] 三ヶ日JCT.-豊川 低速車作業中

 情報掲示板には、東名での工事情報。これは規制のない新東名を経由したほうがほぼ有利だろう。

 といったように、浜松いなさから先も名古屋へは2ルートを左右選択に近い感覚で選ぶことができる。単に通過するだけなら、情報をもとに有利な路線を選べるのはとてもありがたい。
 浜松SA 1km
 [14-1] ETC出口

 浜松SAは新東名下りでは静岡SA以来のSAで、駐車場規模は静岡と大差なく、施設規模もそう変わらないが、用地の関係上こちらのほうが立派に見えるかもしれない。
 「新東名つながる!」

 新東名延伸を伝える幕。この先浜松いなさ〜豊田東が開通したのは、撮影11日前の2016年2月13日のことである。
 浜松SA 500m
 [14-1] ETC出口

 
 浜松SA
 [14-1] ETC出口

 ここから浜松SAに分岐する。先述の通り静岡SA以来のサービスエリアであり、施設規模などなどほとんど変わらない。スマートICが設置されている点も同様である。
 [14-1]浜松SA/SIC

 浜松SICはこちらから。

 新東名本線をずっと進む場合、ここ浜松SICが静岡県内最終出口となる。
 両側をSAに囲まれる。この先のトンネル部まで開放的なストレートが続く!
 浜松SAからの合流。

 当SAは今回はスルーしているが、新東名経由のツアーバスも数多く立ち寄っており、深夜帯でも比較的賑やかなエリアである。
 浜松いなさJCT. 9km

 図形案内。この先左側から分岐して東名または三遠南信自動車道に入る。
 先程の標識のすぐ後ろに現れるこの橋、都田川橋という。

 周囲の景観に配慮し設計されたこの橋はPC2径間連続エクストラドーズド橋という形式であり、斜張橋に似ているがそれとは違う形式である。
 都田川橋から更に走りすすめると、また6車線区間は終わりを迎える。
 浜松いなさJCT. 6km

 今度は所要時間と渋滞表示がくっついたバージョン。
 トンネル情報

 ここから浜松いなさJCT.までトンネルが主体となる。
 三岳山トンネル 長さ 3260m

 トンネル名は直下を貫く山の名前が由来となっている。
 トンネル内は左側に照明が設置されている。間隔が短くちょっと今までと違う雰囲気が出ている。
 トンネルを抜けると前方はきれいな青空が広がっていた。
 浜松いなさJCT. 3.2km

 案内標識の脇にはそれに合わせた形の照明装置が伴っている。グラウンドのナイター設備にも似てますね・・・。
 引佐(いなさ)トンネル 長さ 1520m

 ジャンクションまで3kmと迫ってきたがここでも長めのトンネルが待ち受ける。
 内部の特徴は先程の三岳山トンネルに似ているが、大きく右にカーブしている点が特徴的。
 動物注意

 こっちの警戒標識はシカが描かれた一般的なものである。
 情報掲示板。路線名の部分もLED式になっており、東名も新東名もどちらも表示できるようになっているのだと思われる。
 [ 15 ] 浜松いなさJCT. 800m

 左へ:[三遠南信道(無料)]
     鳳来峡 [東名] 名古屋
 本線:[ 新東名 ] 名古屋

 浜松いなさI.Cは連絡道上のインターチェンジなので、左へ。

 なお、分岐する三遠南信道と引佐連絡路はともに、[E69]のナンバリングが与えられている。
 [ 15 ] 浜松いなさJCT.

 左へ:[三遠南信道(無料)]
    鳳来峡 [東名] 名古屋
 本線:[ 新東名 ] 名古屋

 引佐連絡路・三遠南信道はこちらから。

 前述の通り、名古屋へのアクセスは連絡路-東名経由でも新東名経由でも距離としてはほぼ変わらない。道路状況に応じて適宜選択するのがスマートだろう。

 [15]浜松いなさJCT.

 豊田東までの延伸以前は左側の分岐車線と左車線が本線として機能しており、2車線幅のランプを経由してそのまま引佐連絡路へ繋がっていた。減速を促す標示の痕跡が残っているのもうかがえる。

 三遠南信道は現在、鳳来峡ICまでの1区間が供用されている。周囲は山間部で、地質的にも難しい青崩峠を周辺を含む区間も存在しているが、さらなる区間の開通のため建設が進んでいる。
新東名高速道路 レポート
下り線 区間5 →   下り線 区間6   → 下り線 区間7
12 島田金谷 13 森掛川 13-1
遠州森町PA/SIC
14 浜松浜北 14-1
浜松SA/SIC
15 浜松いなさJCT. 16 新城

Links
 新東名高速道路 下り線区間5 [島田金谷IC → 遠州森町PA/SIC]
 大井川を渡った我々は、遠江エリアの山際を走る。
 周囲の都市からもやや離れた場所に、ひたすら続く6車線区間が印象的。

 新東名高速道路 下り線区間7 [浜松いなさJCT. → 新城IC]
 2016年2月、走行11日前に開通したピッカピカの区間。
 相変わらず山中を走り続けるが、道路規格は4車線でも快適、満を持して愛知県へ突入する。  

 高速道路レポート一覧へ戻る
 蒼の街道トップへ戻る

 最終更新:2018年1月1日