Description

 取材日:2018年10月20日
 東北道川口JCT.→東北道郡山IC

 この道路はTwitter上のフォロワー、片喰さんとご一緒に撮影しております。
 ご同行ありがとうございました!

Report / Section.9
10 矢板IC

 矢板市、大田原市はこちらから。

 川口から120km。1時間…では厳しいが、1時間半あればなんとかたどり着ける距離。

 合流部分。

 「路肩走行取締中」の文字。中央道のようなバリケードはないが取締はやってるらしい。

 「ラジオで快適走行」。NHK第一、栃木放送に加えローカルFMのRADIO BERRY(FM栃木)の周波数が書かれている。

[ 12 ]西那須野塩原17km
[12-1]黒磯板室IC24km
 福島140km

 黒磯板室ICはPA併設型のインターチェンジ。供用は2009年と実は新しく、スマートインターが増えている時期と同じ頃。

 「次のPまで5km」

 名前は出ていないが、次のPAは矢板北PAである。

 道路脇には時折田園風景が広がる。左には高原山の山並み。山と県は変われど、東北道はこういった景色があちこちで見られる。

 矢板北PA 3km
 黒磯PA 21km

 休憩施設の距離標識。矢板北、黒磯ともに有人のパーキングエリアである。

 矢板北PA 2km

 しばらくの間晴れていた。奥に見える山並みがだいぶ近づいてきている。

 「最寄りのPAへ」

 休憩を促す標識。

 矢板北PA 1km

 ここは東北道、今後に備えてチェーン脱着場も備えられている。

 矢板北PA 500m

 こちらもコーヒーマークすなわちスナックコーナーが設置されたPAらしい有人PA。

 矢板北PA 

 冬季限定だがチェーン脱着場もある。もちろんこのPAにも寄り道する。

矢板北PA

 減速車線はやや短いように見える。

 矢板北PAにはSICの設置予定がある。2020年度内の供用を目指しているという。

矢板北PA

 施設外観。大谷PAとは異なり改装が施されたシックな外観。

 改装中だった都賀西方PAもこのような感じになったのだろうか。

 正面には「YAITAKITA」の大きな英字表記が入っている。

 駐車場は大型15、小型30と大谷PAより小型車スペースが大きく作られている。休憩施設は「YASUMOCCA」ブランドで営業している。ちょっとだけ「YAITAKITA」と似てる気がする?

 給水塔にはどことなく平成初期っぽい雰囲気の「矢板北PA」の文字。

 構内には「那須高原迂回路マップ」が掲示されている。那須高原エリアの観光地と東北道からのルートが示されており、最寄りとなる那須IC以外からのアクセス路もわかるようになっている。

 筆者自身は那須高原で観光をしたことがないので混雑状況に関して全く知らないのであるが、これだけ迂回路を周知するということは大変な混雑があるのだろう・・・。

 矢板北PAを後にする。木立に囲まれた中を高速道路が延々と北へ走る。

 川口JCTから130kmのスペシャルキロポスト。

 爽やかな緑に囲まれながら北上を続ける。

 

 下り坂 速度注意

 やはり若干のアップダウンは続いている。

 箒川 橋長192m

 横風と速度注意の標識も添えられている。

 箒川を渡る。

 上流域に塩原温泉郷を抱えるこの河川。関東平野に出ると南北に向きを変え、那須塩原市、大田原市の南縁をなぞるように流れた後那珂川に注ぎ込む。

 箒川を渡ると再び台地に向けて上り坂となる。

 撮影しそこねているが、箒川を境に那須塩原市に入る。隣接する大田原市も実はすぐそばまで市域が迫っているが、東北道は直接通過しているわけではない。

 気温表示。おそらくこれは冬季用で、下段は5℃以下ぐらいになると「凍結注意」と表示する仕様だろう。

 [ 12 ]西那須野塩原 2km

 次のIC、西那須野塩原まであと2km。

 (400)(4) 西那須野 塩原 [ 12 ] 出口1km

 1km手前標識。西那須野塩原ICは「西那須野」と「塩原」の合成名称である。

 西那須野、塩原はともにかつての旧自治体名で、2005年、隣接する旧黒磯市とともに那須塩原市となり消滅。西那須野町は合併当時4.5万人、塩原町は当時1万人弱の人口があり、那須塩原市は合併当時全域で11.5万ほどの人口がある市であった。

 (400)(4) 西那須野 塩原 [ 12 ] 出口500m

 ICではR400に直接接続しており、南東に走ればR4と交差した後、旧西那須野町中心部・大田原市方面へ、北西へ走れば箒川に沿って旧塩原町域・塩原温泉方面へ向かう。

 大田原市は既に矢板ICで案内されたが、高速道路からの距離ではこちらのほうが短く済ませることができる。

 (400)(4) 西那須野 塩原 [ 12 ] 出口500m

 西那須野塩原IC出口標識。英字表記では公団仕様の頃から両地名の間に「-」が入っていた。

 西那須野塩原ICは利用範囲がそれなりに広く、R400/R121経由で南会津方面へ向かうことも出来る。舘岩・尾瀬といったR352沿線の地域へは白河経由よりもこちらのほうが有利である。

12 西那須野塩原IC

 出口はこちらから。漢字6文字のIC名はなかなか圧迫感がある。

 合流部分。IC形状は普通のトランペット型である。

 通過後間もなく、140KPが現れる。デザインなど代わり映えしないため、走行時は「あぁそうなの」といった反応になっていた。

[12-1]黒磯板室IC5km
[ 13 ]那須12km
[13-1]那須高原SA20km
 福島121km

 距離標識。矢板-西那須野塩原は20km近い区間距離があったが、この先那須高原SAまでは比較的短い間隔で出口が存在する。

 車間確認区間を通過する。矢板から復活してくれた秋晴れもこの辺りで終わってしまう。

 黒磯PA 3km
 那須高原SA 18km

 休憩施設までの距離標識。那須高原はETC出口(スマートインター)持ちだが、黒磯は黒磯板室ICという普通のIC持ちである。

 蛇尾川 橋長283m

 蛇尾川(さびがわ)は那須野が原扇状地と呼ばれる広大な複合扇状地を流れる川で、東北道の通る中流域では伏流しており降雨時以外は直接流れを見ることが出来ない。

 蛇尾川流域を含む那須野が原は伏流する河川が多く、また土壌の保水性が低く水資源に乏しい地域であった。今日この周囲で畑作、酪農といった農業が盛んに行われているのは明治時代の殖産興業政策により作られた那須疎水という用水によるところが大きい。

 [12-1]黒磯板室IC 2km
 黒磯PA 2km

 次のIC、黒磯板室ICが近づく。

 黒磯PAとスマートICのような形で併設されたインターチェンジ(非ETC利用OK)だが、同地点にも関わらず名称が異なっている。なお、黒磯板室ICの開通は2009年のことで、実はこの先の那須高原SA/SICよりも新しいのである。

 「那須」のイラスト標識。那須町に位置する那須ICまではあと10km。

 わざわざこういう標識が置かれたということは、東北道ユーザーにとって那須が存在感のある目的地だったということだろう。混雑時迂回路の地図にあるような増設ICが本格運用されたのは10年ちょっと前、2000年代後半からの話である。

 1km先 黒磯板室IC [12-1] 出口

 こちらのICもまた、PA利用後の退出はできない。

 それどころか、上下線ともPA利用後の退出&IC流入後のPA利用はできない。ICが後付とはいえ、平面Y型のICの内側にPAが設置されているようなレイアウトをしている。

 500m先 黒磯板室IC [12-1] 出口

 黒磯PA/黒磯板室ICという名前ではあるが、JR駅でいうと黒磯駅よりも新幹線停車駅でもある那須塩原駅のほうが近い。R4など国道へは県道を経由する必要がありあまり接続は良くないものの、近隣の観光施設へのアクセスは悪くない(特にICそばに那須ガーデンアウトレットがある)ので、その利用範囲は那須ICを補完するようなものだろう。

 黒磯板室IC [12-1] 出口 黒磯PA

 黒磯PA/黒磯板室IC案内標識。最後まで主標識の地名表記に「IC」がくっついていた。

 同位置にもかかわらず名称を変えているのは黒磯板室ICが旧黒磯市中心部から離れているせいなのかもしれない。JR黒磯駅・旧黒磯市中心部へは次の那須ICのほうが便利である。

 PAに向かうランプの途中で出口が分岐する。

 余談だが2009年頃はいわゆる「公団ゴシック」体で書かれた標識が製作されたほぼ最後の時期にあたる。新しいから長く残るとは限らないが、黒磯板室ICの標識について確認できたものは全てそのままの状態であった。

12-1 黒磯板室IC

 IC出口はこちらから。ランプを直進するとそのままパーキングエリアに入る。

黒磯PA

 売店とトイレのみのシンプルなPAで、敷地もコンパクト。駐車場は大型12小型17しかないがそれでも有人のエリアである。

黒磯PA

 黒磯PA商業施設は見てのとおりデイリーヤマザキである。コンビニは24時間営業なのでたまにあると助かりますよね。

 区間9はここまで。続きは区間10、いよいよ栃木県を離れ東北最初の県、福島県へ!

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最終更新:2019年11月3日