Description

 取材日:2018年4月21日
 東海北陸道一宮JCT→小矢部砺波JCT

Report / Section.1

 [25-1] 一宮JCT 2km

 名神高速下り線から一宮JCTへ向かう(上り線は名神高速のレポート参照;下にリンクあり)。一宮ICを通過後すぐに予告標識ラッシュとなる。

 東海北陸道 飛騨清見から先
 危険物積載車両 通行禁止

 飛騨トンネルがこの先飛騨清見-白川郷間に、袴腰トンネルが五箇山IC-城端SA間にあり両方とも延長5kmを超えるため危険物積載車両は通行禁止である。

 標識の登場位置が随分早いようにも思われるが、米原経由か東海北陸道経由かというルート選択をここで迫られているわけであるからこの標識は親切っちゃ親切なのかもしれない。

 [25-1]一宮JCT 1km
 左へ:[東海北陸道] 岐阜 高山
 本線:[名神] 北陸道方面 京都

 富山、郡上八幡は東海北陸道へ。標識は「富山」のみ手前に設置されている。

 左へ:[東海北陸道] 岐阜 高山
 本線:[名神] 北陸道方面 京都

 一宮は分岐側の車線が長く取られているのが特徴で、分岐まで500mぐらい手前から車線が増えている。名古屋高速合流-東海北陸道分岐との織り込み区間にあり、この辺りは常時渋滞しているというのが背景にあるのだろう。

 一宮JCTの名神側標識は既にナンバリングが入った新しいものが登場している(2019年夏確認、未撮影)。全て置き換えられているというわけではないが確実に更新の手が進んでおり、公団ゴシックにこだわるならここも例外無く早めに記録すべきだろう。

 さっそく左側の分岐車線へ入ろう。

 [25-1] 一宮JCT

 左へ:[東海北陸道] 岐阜 高山
 本線:[名神] 北陸道方面 京都

 内照式の標識で、左右の方面案内標識が標柱より手前に飛び出している。

 方面表記の岐阜、高山の接続ICはそれぞれ岐阜各務原IC、飛騨清見ICとなる。両者とも市中心部からやや離れているので注意しよう。 

 分岐手前から2車線のランプが確保される。東名/新東名の御殿場JCTほどではないが嬉しいゆとりだが、交通量が多い区間でありそれでも流れが悪いことが多い。

25-1 一宮JCT

 名神高速道路から東海北陸自動車道への分岐地点。名神はここから西に向かい米原を経て京都・大阪方面へ、東海北陸道はおおよそ北へ向かい日本海側の富山県へ向かう。

 分岐後いきなりランプ橋とはならず、ちょっと並走する。やっぱり嬉しいゆとり構造だ。

 2車線のランプ橋でそのまま名神高速の本線を跨ぐ。

 本線を跨いだ直後、左側で上り線からのランプが合流する。左カーブしながらの合流に注意したい。

 撮影位置の右側にうっすら白い橋脚の姿が垣間見えているのがおわかりだろうか。この橋脚は工事中の西尾張ICの未成ランプであり、JCTランプに挟まれたスペースから一般道へ分岐するセンターランプ形式で建設が進んでいる。地域活性化ICとして2009年に施行命令が出たものの延期を繰り返し、2019年11月現在ではその供用開始は2020年度内を目指しているとのこと。

 左へ:一宮西 尾西 [ 1 ]出口500m
 本線:[東海北陸道] 岐阜 高山

 「尾西では出られません」の小さな標識が左側に設置されている。一宮西ICは名神方面のみのハーフIC、尾西ICは富山方面のみのハーフICとなっている。

 道路情報表示。特に情報がない時は何も点灯しないようだ。

1 一宮西IC

 一宮JCT近傍にあるためか、本線上には東海北陸道の方面標識が設置された変則的な案内となる。

 愛知r145富田一宮線に接続しており、JR東海道本線/名鉄の線路より西側の市街地はこちらが便利である。名神一宮IC-名古屋高速経由より料金面で有利なので使用するシチュエーションはそれなりに多いと思われる。

 柵に囲まれ対向車線以外何も見えない高架区間となる。

 周囲には住宅地と農地が広がっているが、地形としては木曽川沖積平野の低地にあたり、「極めて平坦」とのこと。

[ 3 ]一宮木曽川6km
[ 4 ]岐阜各務原11km
 高山135km

 東海北陸道最初の距離標識。高山までは飛騨清見IC経由で135km。2車線区間が多いので無休憩でも2時間ぐらいかかるだろうか。

 尾西ICを手前にやや東向きにカーブする。この辺りで直下を走っていた愛知r14岐阜稲沢線が西側に別れていく。

2 尾西IC

 尾西ICは高山・富山方面のみのハーフICで、下り線では入口があるのみである。

 尾西はかつて一宮市に隣接していた市の名前で、1955年に朝日村、起町が合併(同時に今伊勢町の一部を編入)して誕生したものの、その50年後の2005年、一宮市に編入された。昭和の大合併で生まれ平成の大合併で消滅した例の1つである。

[ 3 ]一宮木曽川2.4km
[ 4 ]岐阜各務原8km
 高山132km

 [ 3 ] 一宮木曽川 2km

 この辺りはIC間隔が短く次々に標識が現れる。

 東に向きを変えつつ名鉄名古屋本線JR東海道本線を別々に跨いでいる。

 (22) 一宮 木曽川 [ 3 ] 出口1km

 一宮木曽川ICの予告標識。接続国道となっているR22は名岐バイパスの別名を持つ幹線道路で、一宮市・岐阜市エリアを南北に結ぶメインルートである。

 (22) 一宮 木曽川 [ 3 ] 出口500m

 500m手前標識。撮影は朝ということもあり、逆光がきつい…。

 (22) 一宮 木曽川 [ 3 ] 出口

 出口への案内標識。左カーブしながら分岐だがスペースは決して狭くないので落ち着いて判断しよう。

 2005年に合併した旧木曽川町の最寄りICであり、R22名岐バイパスを岐阜方面に合流して直後に県道交差点を左折するとアクセスできる。

3 一宮木曽川IC

 R22名岐バイパスはこちらから。

 名岐バイパスは一宮市街の東縁を南北に走っており、北に走れば岐阜市方面へ、南側では名古屋高速16号一宮線と並走し名古屋方面へ至る。一宮市内の名岐バイパスは店舗や信号が多く6車線の割に巡航速度が出なさそうだが、名古屋高速と高山方面を行き来するショートカットルートの1つとして使えなくはないか?

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最終更新:2019年11月21日