撮影日:
2021年3月14日 川崎浮島JCT→木更津JCT→東金IC
(Special Thanks:かっしー様)
撮影日:
2021年3月14日 川崎浮島JCT→木更津JCT→東金IC
(Special Thanks:かっしー様)
首都高川崎線を大師方面から川崎浮島JCTへ。湾岸線・東京湾アクアラインとの4方向JCTが出迎える。
湾岸線方面からの合流。トンネル入口は見ての通りの渋滞。
東京湾アクアラインは地下にサグのある水底トンネルからなるため渋滞しやすい。週末午前の下り線、夕方の上り線渋滞はもはや恒例のものとなっている。
トンネル入り口のすぐ手前にはトンネル用信号が設置されている。どうやらLEDではない・・・!?
標柱には「CA」と書かれたナンバリング標識も置かれている。C4圏央道と連続していることからCの字を採用しつつ、番号部分にはアクアラインの頭文字のAが採られている。2023年現在日本で唯一、英文字のみからなる高速道路ナンバリングである。
東京湾アクアトンネル入り口。坑口上部の構造物が印象的。
本線はこの付近で湾岸線からのランプのうち1車線分が縮小し、トンネル内は2車線となる。
東京湾アクアトンネル 長さ9610m
より正確なトンネル延長は9,607mとなり、日本の道路トンネルとしては4番目に長いトンネルとなる。
なお、東京湾アクアラインは一般国道409号に属している。上位3つのトンネルはいずれも都市高速・高速自動車国道のトンネルであるため、アクアトンネルは一般国道の道路トンネルとしては日本最長である。
トンネルに入る。
トンネルに入って暫くの間は下り坂が連続する。巡航速度も上がってきたことから、どうやら渋滞が酷かったのはジャンクション部だけのようだった。
トンネル内にも信号機が設置されている。海底を深く潜っていく中で、この信号が黄色や赤になっていたりすると警戒を通り越して恐怖モノかもしれない。
風の塔(川崎人工島)地点 海面下57m
ここで換気塔である川崎人工島の地下を通過する。アクアトンネルの最低地点は海面下60mで、この地点からもう少しだけ下り坂になっている。
余談だが、川崎人工島周辺の海底面は海面下約28mにある。アクアトンネル海底の地下30m程度の深さを走っていることになる。
海ほたるPA 3km
海ほたるPA 2km
海ほたるPA 1km
ここまで内照式標識が連続したが年季の入った色合いである。トンネル内だから1日24時間点灯しっぱなしのせい?
撮影当時は橋梁部が横風で速度規制がかかっていた。
60km/h制限はゆるい方で、風が強くなると40km/h規制→通行止めというように厳しくなる。
この先 海ほたるPA
トンネル出口の先で分岐するため、矢印の横に「この先」と表記がある。
アクアトンネルを抜け、橋梁部に向けて登り坂が続く。今回は海ほたるPAに寄り道するため、左側のランプへ入る。
海ほたるPA入口分岐。狭い人工島内に駐車場とランプがぎっしり詰め込まれている。スピードを落として通行しよう。
撮影当時、駐車場は混雑しており、入場までしばらく待機することになった。
海ほたるPA駐車場へ進む。高さ制限を示すゲートといい、その奥のPA施設といい、フェリーターミナルっぽさがある。
事実、海ほたるPAの設計思想は「大型クルーズ船」のそれに近い。商業施設の配置やデッキの位置など、擬似的には沖合に浮かぶ船にいるような感覚だ。
まずは川崎方の先端にある広場。謎のオブジェクトがあるのは90年代以前に開通したPAではよくあること。
広場からは換気塔である川崎人工島、「風の塔」を望む。アクアラインはこの写真の正面方向に伸びる。道路トンネルを東京湾の真っ青な海が隠しているようだ。
広場の1階には建設記念碑とシールドマシンのカッターフェイスが展示されている。商業施設より低層で、PAの端っこ感のある場所だが、時間のある際にはじっくり見てみたいところ。
海ほたるPAから南西方向を覗く。横浜の高層ビル群と丹沢山地、そして富士山を望む。撮影は3月中旬でまだまだ真っ白な様子だった。
海ほたる周辺は羽田空港を発着する航空機の航路となっていることから、このように飛行機もよく写る。羽田着の飛行機に乗っても、空港に到着する直前にアクアラインが見えるのはよくあることだ。
商業施設内は日差しの当たる通路と外部デッキに囲まれている。主要な部分は別途説明しよう。
PAの木更津方デッキに出ると、PAに向かうランプ群とその先の橋梁部が見渡せる。立体的で複雑な動線をたどるもよし、海の向こうへ渡る橋をぼんやり見るもよし、いずれにしろオタク心をくすぐる光景が広がる。
PAの南西側・北東側はこのようにデッキが設けられている。北東側デッキの正面は千葉の幕張エリア付近となるが、浦安や葛西方面も広く見渡せる。
東京湾沿岸部の石油タンク&コンビナート群を遠望する。この日は風が強く海は少し波が立っていた。
商業施設内は千葉県のお土産がこれでもかと売られている。落花生が目立ちますね。
PAを後にし、本線へ戻る。海ほたるPAではUターンが可能であり、川崎方面に戻ることも(もちろん木更津から来て木更津に戻ることも)できる。
施設脇を通るランプ。この景色も独特でいいなぁ。
道なりに直進すると木更津方面へ、右へ曲がると本線をまたいで川崎方面へUターンできる。
海ほたるPAは駐車場は上下線共用ではなく車両の行き来はできないが、Uターン専用ランプが設けられており利用後にUターン可能となっている。
右折すると駐車場を経て川崎方面へUターンできる。
海ほたるPAは駐車場は上下線共用ではなく車両の行き来はできないが、Uターン専用ランプ&料金所が設けられており利用後にUターン可能となっている。
本線へ戻る。
本線側には「海ほたるPA閉鎖時 Uターンは木更津方面へ」という気になる(?)標識。
本線へ合流し、海上の橋梁区間に入る。撮影当時の風速は10m/s。やや強く感じる風だ。
橋梁上には本線外に非常電話も設けられている。
橋は海ほたるPA付近で最大の高さとなり、木更津に向かって緩やかな下り坂となる。千葉県に向かってぐんぐん走る感じが楽しい。
アクア連絡道 別料金
木更津金田から先はアクアライン連絡道という別の路線。
[ 2 ] 木更津金田 2km
海上にそびえる最初の予告標識。館山道・木更津市街は直進。
海ほたる閉鎖時Uターンは木更津金田へ
海ほたる以外でUターンするシチュエーションがあまり想像できないが、Uターンはできるらしい。
(409) 木更津金田 [ 2 ] 出口800m
[C4圏央道][E14館山道] 本線料金所1km
海上区間も残り1km弱となった。千葉県本土に上陸した直後に出口へのランプが分岐する。
アウトレットは左へ。
(409) 木更津金田 [ 2 ] 出口300m
[C4圏央道][E14館山道] 料金所500m 速度落せ
海上区間が終わる直前で予告標識2回目。一般レーンも左へ。
撮影当時、館山道で短い渋滞が発生していた。
左へ:金田出口 [ 2 ]
本線:[CAアクア連絡道]木更津市街
[C4圏央道] 茂原
[E14館山道] 千葉 館山
木更津金田ICから先はアクアライン連絡道となる。ICを降りると側道のR409に直結し、周辺の一般道を介して三井アウトレットパーク木更津やコストコホールセール木更津倉庫店といった大型商業施設にアクセスできる。
料金所でアクアラインの通行料金を精算する。
2023年7月22日以降、アクアラインでは土日・祝日の上り線に限ってETC時間帯別料金が適用されている。詳細は下記リンクを参照されたい。
木更津本線料金所を通過する。