Description

 取材日:2019年7月7日
 道央道士別剣淵IC→旭川紋別道比布JCT→遠軽瀬戸瀬IC

 今回は相互リンク先管理人かっしー氏が北海道に登場!
 長距離弾丸旅程にお付き合いいただき大変ありがとうございました。  

Report / Section.5
6白滝IC

 白滝ICはこちらから。R273経由滝上・紋別方面はこちらから。

 白滝IC出口を通過する。

 追越車線はICを通過してまもなく終了する。

 この先対面通行

[ 7 ]丸瀬布14km
[ 8 ]遠軽瀬戸瀬25km
 紋別

 いつもの距離標識。丸瀬布までは結構距離がある。

 先程の距離標識付近からは山が左側にくるようになる。

 視界の限り続く緩やかな山並み。右側に湧別川の流れる谷がある。次の市街地、丸瀬布はこの谷あいの途中に位置している。

 70KP。いつのまにか結構な距離を稼いできた。

 画面右側奥に注目すると、本線から手前に向かって斜めにおりてくるランプのようなものが見える。

 これがかつての旧白滝出入口で、旭川紋別道の側道のような形で斜面を降りてR333と直結している。

 撮影当時の気温22℃、時刻も17時をだいぶ過ぎて涼しくなってきた。

 旧白滝出入口は2007年3月に旧白滝-丸瀬布が先行開通する形で供用開始されたが、2009年12月に白滝IC-旧白滝が開通することで閉鎖された。現在はランプもろともフェンスで閉鎖され、その後使われている様子はない。

 旧白滝出入口付近を境に、中央分離帯がガードレールからフェンスに戻る。

 またもやトンネルが近づく。

 白滝トンネル 長さ1299m

 旭川紋別道最後のトンネル、白滝トンネルに入る。

 旭川紋別道では全5本あるトンネル全てが延長1kmを超えている。短いトンネルがまったくない山岳高速というのも珍しいのではないだろうか。

 白滝トンネルを抜けると、前方には西日を受けた山並みがそびえる。こうなるといつも以上の存在感がある。

 下白滝跨線橋でJR石北本線をまたぐ。

 なお、白滝トンネルの下白滝側(出口側)は数十mほどカルバートになっており、その真上をR333が通っている。R333と旭川紋別道が次にクロスするのは遠軽瀬戸瀬-遠軽間である。

 ちょっと西日がきつくなってきたけど、まだまだ撮れる。

 下白滝跨線橋の近くには下白滝信号場が存在する。1929年一般駅として開業、1983年に無人化。木造のレトロな駅舎が残り、周囲は牧場1軒のみの秘境駅としても知られていたが、利用者僅少により2016年、旧白滝駅・上白滝駅・金華駅とともに廃止され、下白滝駅は列車交換可能な信号場となった。

 夏山をすごくきれいに撮ってもらってます。

 なお、上川方の隣駅、旧白滝駅は廃止時点まで定期乗降客がいた。近隣に住む高校生だそうで、本人も出演した上で、廃止と高校卒業が同時だったというエピソードがメディアで報じられていた。

 追越車線。ここはあまり長くない。

 まもなく追越車線が終了する。

 追越車線 2km

 もう少し先にまた追越車線があるらしい。ありがたい。

 「止まらなきゃ損!SLが走る丸瀬布!」

 丸瀬布森林公園いこいの森には、森林鉄道の蒸気機関車である雨宮21号が動態保存されている。

 軌間762mmの軽便鉄道規格向けの車両で、1928年製造、1961年営業運転終了、林野庁所管の展示物としていたが、1976年丸瀬布町に移管、その後1980年より動態保存を開始する。2019年も4月下旬-10月の開園期間中の土日祝日を中心に運行されており、製造から90年を経た現在も稼働している。

 [ 7 ] 丸瀬布 2km

 道の駅まるせっぷ IC出口より1km

 丸瀬布ICから遠軽方面にR333を走ったところに存在する。丸瀬布市街は道の駅を通り過ぎて更に進んだところにあり、コンビニも存在する。

 (333)丸瀬布 [ 7 ] 出口1km

 丸瀬布ICまで1km。r1163丸瀬布インター線を介してR333に接続する。

 先述の丸瀬布森林公園へは、丸瀬布町市街地からr1070上武利丸瀬布線に入ってアクセスする。丸瀬布インターから約11km。

 追越車線 1950m

 丸瀬布IC周辺もきちんと追越車線が整備されている。

 (333)丸瀬布 [ 7 ] 出口500m

 丸瀬布ICが近づく。

 前述の丸瀬布森林公園にはSLだけでなく温泉施設も存在する。また広域アクセスについては、丸瀬布から紋別市に2本の道道が伸びており、そのうちr305紋別丸瀬布線が2009年に通年通行可能なルートとなり、丸瀬布と紋別を結ぶルートとして機能している。なお、上川-紋別のルートとしてはR273のほうが近い。

 情報表示。前方に自衛隊車両。こんなところも走るんですね。

 (333)丸瀬布 [ 7 ] 出口

 丸瀬布ICの案内標識。丸瀬布・r305経由紋別市はこちらから。

 なお、丸瀬布-紋別市連絡道路のうち、r306丸瀬布上渚滑線は道中の丸立峠が2007年以降、万年通行止の道道となっている。未舗装持ちのワイルドな道道だったらしい。

7丸瀬布IC

 ここで道の駅訪問のために一旦退出する。

 道の駅訪問のタスクを一瞬で終え、旭川紋別道に戻る。結構アップダウンの多いこと。

 ここからは2017年3月に開通した区間となる。旧白滝-丸瀬布開通から10年かかっている。

 この辺りは完成2車線といってもいいのか、中央分離帯はだいたいガードレールである。

[ 8 ]遠軽瀬戸瀬10km
 紋別

 距離標識。撮影当時(2019/7)は遠軽瀬戸瀬ICが終点であったため、2段めには標識が設置されていなかった。なお、2020年1月になってもまだ設置されていなかった。

 83KPまでやってきた。遠軽ICまで15kmほど。

 丸瀬布以降の区間は工費削減のためか、アップダウンが結構大きいまま残されている。

 丸瀬布周辺もなだらかな地形が続く。下り坂の向こうで湧別川とクロスしながらゆったりと右にカーブする。

 その後はすぐに上り坂に転じる。これも結構勾配がきつい。

 2km先に追越車線、、、たくさんあるのは本当にありがたい。

 周辺は森林か牧草地が目立つ。

 追越車線 長さ700m

 追越車線。まさかの700m。80km/hで走ると30秒ちょっとで通過してしまうのですが、その間に車を抜けと。

 追越車線の脇には除雪車待避所まで設置されている。ここだけ見るとすごいなぁ。

 右側に見られる茶色い大きな柵は鹿よけのためのものである。白滝以降の各所で採用されているもので、最近の北海道内の道路ではこんなふうに鹿対策に力を入れている印象である。

 追越車線は谷になっており、上がりきったところでカーブしながら車線が減る。このパターンが一番速度変化が大きくて怖い。

 前方も対向車もいないですね。

 瀬戸瀬方面に見える山並みがきれいですね。

 [ 8 ] 遠軽瀬戸瀬 2km

 コタン沢川橋を渡る。こういった橋梁もしっかりとガードレールが通っている。

 (333) 遠軽瀬戸瀬 [ 6 ] 出口1km

 遠軽瀬戸瀬ICまで1km。

 撮影当時(2019年7月)、旭川紋別道の終点は遠軽瀬戸瀬ICにあった。

 情報表示。これまでの旭川紋別道で見かけたものと同じ姿である。

 速度落せ [ ] 終点

 IC番号が書かれていないあたり、実は昔から使い回されていたものなのではないかと思う。

 少なくとも、上川天幕-浮島が開通する2009年まで、浮島以東はIC番号が振られていなかった。

8遠軽瀬戸瀬IC

 遠軽瀬戸瀬IC出口。2019年12月にここから先、遠軽ICまでが開通した。

 開通後の姿は次の区間6のレポートを御覧いただきたい。遠軽瀬戸瀬ICに追越車線は設置されず、ガードレールで区切られた2車線路が奥に見える跨道橋の向こうにそのまま伸びている。

8遠軽瀬戸瀬IC

 左折:r493 北見 遠軽
 右折:r493 瀬戸瀬温泉

 遠軽瀬戸瀬ICは直上を通る道道に直結する。構造はシンプルで、ダイヤモンド型のインターチェンジである。

 右折した場合、人気の薄い農村部をしばらく走った後山間部に入り、瀬戸瀬温泉という1軒の温泉施設に出て道道の起点となる。この温泉は佇まいからしてまさに「昭和」なのだが実際の様子はぜひその目でご確認いただきたい。なお、瀬戸瀬温泉から先は別の道道として生田原方面に抜けることが可能であるが、未舗装持ちで冬期は通行できない。

 遠軽瀬戸瀬ICを左折するとr493奥瀬戸瀬瀬戸瀬停車場線という名前の道道に入る。沿線には小学校もあるのでスピードは抑えよう。

 「瀬戸瀬」が並ぶその様はどことなく鹿児島の「志布志」を彷彿とさせるのは私だけだろうか?

 R333交点。引き続き遠軽方面へ向かう場合はこちらから。

 右折の「端野」は北見市端野を指す。かつての北見の隣町(端野町)で、網走寄りの位置にある。IC出口のときのように「北見」と表示してくれたほうが分かりやすいが、R333の終点が端野にあるからには「端野」表記の方がメジャーである。

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最終更新:2020年2月27日
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