道東自動車道は、札幌都市圏から釧路都市圏を結び、北海道の高速道路網の東西方向の基軸となる道路。
 区間1は千歳恵庭JCT.からわずか1区間のみであるが、早速道央道とは大きく違う雰囲気となる。
道東自動車道 レポート
道央道札幌以南 上り線区間2
道央道札幌以南 下り線区間3
→  下り線 区間1  → 下り線 区間2
3-1 輪厚PA/SIC
5-1 新千歳空港
4 恵庭
5 千歳
4-1 千歳恵庭JCT. 1 千歳東 2 追分町 3 夕張

Discription
 取材日:2017年7月23日
 (小樽IC→札幌JCT.→)千歳恵庭JCT.→夕張IC

 小樽では朝から晴天に恵まれ、意気揚々と帯広へ戻る道中。
 本当は日の続く限り撮りたかったのだが、夕張から天候が悪化したためこれ以降は別日に。
Report / Section.1
 道東道分岐 2km

 道央自動車道を札幌から苫小牧方向へ。恵庭ICの次が道東道分岐(千歳恵庭JCT.)となる。

 なお、地図やナビなどでは千歳恵庭JCT.と表記される道東道のジャンクションだが、道路上では「道東道分岐」という表記のみで、「千歳恵庭」という表記は全くない。こうした例は全国でも数少ないが、名称を意識しすぎるあまりうっかり通過しないよう注意すべきである。
 分岐 1km
 左へ:[道東道] 千歳東 夕張 帯広
 本線:[道央道] 千歳 苫小牧

 道東道分岐の案内標識は2017年7月現在まだヒラギノ体に更新されていない。今後の標識更新時には書体変更とナンバリング表記が付加されると思われるが、果たして千歳恵庭の名前もそこに加わるか。
 情報掲示板。道東道はR274日勝峠通行止、道央道は千歳航空祭による混雑注意。

 R274日勝峠はこの後2017年10月28日に復旧し、道東道の特例措置もこれにより終了した。
 分岐 500m
 左へ:[道東道] 千歳東 夕張 帯広
 本線:[道央道] 千歳 苫小牧

 標識の表記は相変わらずである。
 左へ:[道東道] 千歳東 夕張 帯広
 本線:[道央道] 千歳 苫小牧

 ジャンクション分岐とほぼ同時に千歳市に突入する。カントリーサインのデザインは、大本命新千歳空港だが、背後の山は噴煙を上げる樽前山だろう。支笏湖は採用されなかったのだ・・・。
 左へ:[道東道] 千歳東 夕張 帯広
 本線:[道央道] 千歳 苫小牧

 今回は道東道を走るので、左へ。ところでジャンクション上に番号と名前がないのは少し寂しい。
 ランプは標準的な立体Y型。ジャンクションということもあり線形は全体的に緩やかだ。
 [E38] 道東道

 道央道下りからのランプと合流し、道東道に入る。

 千歳恵庭JCTに料金所は設置されていない。料金体系としては、十勝清水ICまでは道央道の利用距離に一体化する形で計算される。
ランプ合流後しばらくは2車線となる。

 えらく車が少なく感じるが、数字で読み解くとここから千歳東ICまでの区間は2015年の交通センサスのデータで約4,800台/日。その後2016.3〜2017.2の平均が約5,800台と増加傾向。とはいえ道央道千歳恵庭-恵庭間の交通量は36,000台/日と8倍弱もあることから、だいぶ少なく感じてしまう。
 千歳恵庭JCT.から1km。

 道東道のキロポストは数字の前に「E」が付加される。
 しばらく走行したところで対面通行の警戒標識。まぁ、そうですよね。
[ 1 ]千歳東11km
[ 2 ]追分町20km
帯広156km
 さあ、道東道に入って初めての距離標識である。

 のだが、特に高速慣れしている方々は激しい違和感を感じるだろう。そう、この標識は丸ゴシック体が採用されている。
 道路は徐々に対面通行となる。

 この先阿寒まで道東道は対面通行がデフォルトである。追越車線もそこまで手厚く整備されているわけではないので、巡航速度は前車によって大きく変動すると考えたほうがよいのだが、これについては以降の区間でも恐らく述べるだろう。
 この先 対面通行

 この標識も丸ゴシックだよ・・・。

 道東道千歳恵庭〜夕張が開通したのは1999年のことである。この頃、北海道の道路標識は標柱を茶色にしたり、標識の外縁に枠を付けたりと試行錯誤的なデザインをしているのが散見された。本線上での丸ゴシック体もおそらくその一環と思われる。結局他の区間でこのフォントが採用されることはなかったのだが・・・。
 動物注意

 周囲は田畑が広がるが、キツネぐらいならどこにでも出てくるので気をつけよう。

 丸ゴシックが採用された経緯は正直わからないのだが、なぜ公団ゴシックを使わなかったのかも気になる点である。はっきり言って公団ゴシックやヒラギノのほうが視認性は良いのと、道東道でも十勝スカイロード区間では徐々に標識が更新されているので、この辺りから丸ゴシックが消え去るのもそろそろかも知れない。
 対面通行が続く。

 基本的な制限速度は70km/hであるので、速度にも注意しよう。
 車間確認 200m先
 車間確認。40mと80mの位置に標柱が置かれている。
 周囲は開けた平野。千歳東までこれと言ったヤクモノはなく、やや退屈である。
 
 横風注意

 平野部を突き抜ける盛土区間、この区間は日本海側から吹く北西風が真横からの風となる。荒天時には道央道とともに通行止めになることもしばしば。
 このあたりは用水や川が多く、本線も時折橋梁となる。
 追越車線 2km先
 [ 1 ] 千歳東 2km

 千歳東ICが近づく。
 分厚い雨雲が前方に見えるが、この日、札幌小樽方面は快晴であった。ここからしばらく、個人的には快晴よりも好きな空模様の写真が続く。
 (337) 千歳東 [ 1 ] 出口 1km

 千歳東ICまで1km。千歳東ICでは、一般道を介してR337道央圏連絡道路に接続する。新千歳空港までほぼ信号なしでアクセスできることから、道東圏と新千歳空港の行き来はこの千歳東ICを経由することが多い。
 キウスPA 3km
 由仁PA 18km

 休憩施設案内はヒラギノ体だが、これは由仁PAが2011年に供用開始された際に更新/設置されたことによる。
 追越車線 3500m

 ここから長めの追越車線。キウスPAを利用するつもりがなければ、今のうちに無理のない範囲で追越を済ませておいたほうがいいだろう。
 (337) 千歳東 [ 1 ] 出口 500m

 道路情報は特にない模様。
 (337) 千歳東 [ 1 ] 出口

 千歳東ICの利用目的としては先述の通り、道東圏と新千歳空港に行き来が挙げられるが、道央道側から来た場合、わざわざここを利用して訪れる場所は特にない。
 [ 1 ] 千歳東IC

 千歳東ICはこちらから。周囲は牧場と田畑が広がるが、R337に出て長沼方向へ走ると道の駅があるだけで、他の市街地・施設は乏しいことから、空港や千歳市街のアクセスに使わなければほぼ通過するのみである。

 区間1はここまで。
道東自動車道 レポート
道央道札幌以南 上り線区間2
道央道札幌以南 下り線区間3
→  下り線 区間1  → 下り線 区間2
3-1 輪厚PA/SIC
5-1 新千歳空港
4 恵庭
5 千歳
4-1 千歳恵庭JCT. 1 千歳東 2 追分町 3 夕張

Links
 道東自動車道 下り線区間2 [千歳東IC→夕張IC]
 石狩平野南部を抜け、国道そしてJRとともに山間部へ。
 かつての炭鉱の町、夕張までをレポートする。


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 最終更新:17年12月17日