撮影日:
2019年5月26日 南九州道水俣IC→九州道八代JCT→鳥栖JCT
撮影日:
2019年5月26日 南九州道水俣IC→九州道八代JCT→鳥栖JCT
八女ICを通過する。
合流区間が続く。
[10-1] | 広川 | 3km |
[ 10 ] | 久留米 | 11km |
距離標識。次の広川まではわずか3km。方面を示す標識はここにはないが、少し先に1枚現れる。
[E3九州道] | 福岡 | 49km |
[E34長崎道] | 佐賀 | 56km |
[E34長崎道] | 長崎 | 139km |
[E34大分道] | 大分 | 151km |
ここで、九州の県庁所在地が4つ並んだ距離標識が現れる。鳥栖JCTからは福岡/本州・佐賀/長崎・大分の3方向に分岐する。
九州道はまだまだ筑紫平野を走る。
ここで広川町に入る。
広川町は八女市と久留米市の間にある町で、八女郡に属する唯一の町村である。
[10-1] 広川 2km
広川SAも同じく2km先。
広川ICはSAに併設する形で置かれており、上り線の場合はSA利用後にICから退出することもできる。ただし、上り線に入る場合や、下り線出入口はSAを利用できない。
門司まで残り115kmあまり。
(3) 広川 [10-1] 出口1km
広川SA 1km
広川IC/SAまで1km。広川ICでは福岡r84を介してR3に直結に近い形で接続する。
広川ICから東西に抜ける主要道がないため広域利用にはあまり向かないが、久留米や八女よりR3にアクセスしやすいので、目的地次第では両ICの代わりに使うこともできるだろう。
居眠危険
(3) 広川 [10-1] 出口500m
広川ICの周辺には工業団地があり、物流施設や工場が数多く立地している。
標識には「大分方面夜間次の給油所 広川SAの先125km」とある。これは大分道の山田SA(福岡県朝倉市)の給油所の営業時間が7時~22時となっているためで、その次の最寄りスタンドは東九州道別府湾SAとなる。
情報表示。この日は何も表示がなかった。
(3) 広川 [10-1] 出口
広川ICはまもなく。本線からの分岐は出口もSAも共通である。
広川IC/SA分岐。今回はSAに立ち寄ることにしよう。
ランプを走ると、SAと一般道出口が分岐する。SAに寄らずに退出する場合は右側から出ればよく、SAに寄ってもその後で出口に向かうことは可能である。
広川SAに入り、カメラを冷却しながら一休み。上り線の商業施設は2024年10月より改装工事が始まり、2025年3月現在は仮店舗での営業となっている。
撮影日は5月下旬で、九州の太陽は高度が高くダッシュボードにガラス越しの日差しが強く当たる。各SAPAでカメラを冷やしながら走行しないと、車載カメラが熱で異常を起こしてしまうのだった。
商業施設はほどほどに、園地を歩く。
施設の脇には、緑豊かな「犬のひろば」と、その脇から一般道に降りる道。
広川IC/SAには上下線とも高速バスのバス停が設置されているのだが、下り線はSAから敷地を出ずにアクセスできる一方、上り線はSAからこの階段を一旦降りて、側道を歩いてランプをくぐった先に置かれている。
SAから出るランプの分岐が見える。広川SAでは上り線SA→上り線出口の場合のみSAとICの同時利用が可能で、それ以外のケースでSAを利用したければ一般道駐車場を利用することになる。
一般道側出入口があるのは下り線施設だけで、しかも狭い側道を利用してアクセスした先に駐車場は8台分しかない、といった状況である。無理して利用する必要はないのでは。
SA内には、公団時代によくあるタイルや焼き物でできた豪華な全県地図が置かれている。
佐賀県の地図の周囲には、吉野ヶ里遺跡と有明海の魚、ムツゴロウが描かれている。
全県地図には「家族そろって佐賀県へ」というキャッチコピーとともに県内の地図と主要観光地の写真が載せられている。こういうやつ、メンテナンスが難しくてシールマシマシか、さもなくば情報が古いやつとかありますよね。
広川SAから鳥栖JCTの間には福岡県で三番目に人口の多い久留米市があるが、この地図では久留米は域外扱いで当然スルーである。いやいや…。
広川SAを後にし、一般道側からの入口と合流する。
九州自動車道のルートマーカー。
広川SAを出て間もなく、久留米市に入る。
久留米市は人口30万人弱(2025年3月時点)の市で、福岡県内で3番目に人口の多い市である。佐賀市(人口約23万人)よりも多いのだが、広川SAの地図ではスルーされている。
[ 10 ] | 久留米 | 6km |
[ 9 ] | 鳥栖JCT | 15km |
久留米市に入り道路は西向きにカーブする。正面に見える山並みは高良山と思われる。
[E3九州道] | 福岡 | 43km |
[E34長崎道] | 佐賀 | 50km |
[E34長崎道] | 長崎 | 133km |
[E34大分道] | 大分 | 145km |
四県の県庁所在地が同時に案内される激アツ距離標識再び。
この先、80km/h制限となる旨の予告標識。
急カーブがあるらしい。
先ほど見えた高良山を迂回するようにカーブする。筑紫平野に山地が飛び出している部分に当たるようだ。
[ 10 ] 久留米 2km
下り坂 1km 速度落せ
(3)(210)久留米 [ 10 ] 出口1km
久留米ICまで1km。
久留米ICはR322に直結し、R322あるいはR210を介して、市内中心部を通るR3に連絡する。市中心部までの道のりは6km弱あるようだ。
(3)(210)久留米 [ 10 ] 出口500m
久留米ICまで500m。
久留米ICで接続するR210は市内を東西に走っており、東に向かうと、うきは市を経て大分県へと向かう。大分道と並走するルートにある。
(3)(210)久留米 [ 10 ] 出口
久留米IC出口はまもなく。
久留米ICは久留米市の最寄りICではあるが、久留米市内では市街地を東西に迂回する道があまり充実していないことから、特に筑後川をまたいだ西側に向かうのはあまり向かない。例えば熊本から吉野ケ里に向かうなら、八女で降りて県道→R385で向かうのが最短として案内される。
久留米IC出口。久留米市とその周辺にはこちらから。
ちなみに、熊本方面からうきは市へのアクセスは久留米IC経由のほうが大分道経由より10km以上短く、時間は大差ない。
久留米ICを通過する。ここから先は太宰府ICまで6車線になる。
九州道のルートマーカー。それにしても6車線だと広い・・・!
筑後川 橋長390m
筑後川を渡る。有明海にそそぐ河口はみやま柳川ICの最寄りだったので、25kmほど並走(といっても離れているが)してきたことになる。
宮の陣バスストップを通過する。
福岡と熊本を結ぶひのくに号の他、福岡と久留米を結ぶ高速バスが停車する。付近には西鉄甘木線が通っており、学校前駅あるいは五郎丸駅から徒歩で10分弱ほどである。
[ 9 ] | 鳥栖JCT | 6km |
[8-1] | 筑紫野 | 16km |
[E3九州道] | 福岡 | 35km |
[E34長崎道] | 佐賀 | 42km |
[E34長崎道] | 長崎 | 125km |
[E34大分道] | 大分 | 137km |
小郡市内に入る。
小郡市内には九州道のICは存在しなかったが、2024年6月に小郡鳥栖南SICが供用され、九州道からのダイレクトアクセスが可能になった。
ここにオービスらしきものが設置されている。
矢部川を渡り筑後市に入る。
筑後市は八女市の西隣にあり、筑後平野の中央部に位置する街である。八女ICの一般道側出入口はギリギリで筑後市にかかっている。
ここで佐賀県に入る。九州道では鳥栖市内をかするように通過するだけだが、大分道/長崎道との結節点が鳥栖にあるため通過距離の割に存在感がある。
渋滞時 追突注意
[ 9 ] 鳥栖JCT 2km
鳥栖JCTの図形案内。長崎道方面と鳥栖出口は左側へ走り進め、大分道方面にはランプを走った後で270度カーブする。
[ 9 ] 鳥栖JCT 700m
左へ:[E34大分道] 大分
[E34長崎道] 佐賀 長崎 鳥栖出口
本線:[E3九州道] 福岡 北九州
鳥栖JCTまで700mの予告標識。九州道を進むのでなければ左へ寄ろう。
撮影から5年後の2024年、この標識と2km手前標識の間に、小郡鳥栖南SICが供用された。本線直結型のSICで、福岡/佐賀r14鳥栖朝倉線に直結する。R3にも近く、鳥栖工業団地や小郡市内の各地にはこちらが便利である。
各方面の情報表示。
[ 9 ] 鳥栖JCT 200m
左へ:[E34大分道] 大分
[E34長崎道] 佐賀 長崎 鳥栖出口
本線:[E3九州道] 福岡 北九州
鳥栖JCTまで200m。大分・長崎方面に向かう車が左へ寄るので、この辺りは車線変更する車が多い。
鳥栖JCTは日本の高速道路上では珍しい完全クローバー型のジャンクションである。この形のジャンクションは左方へ向かうランプと交差する本線2つから出来る三角形の内側に右方へ向かうランプを配置しており、点対称の美しい形を成すのが特徴である。
ランプは大分道方面が緑色、長崎道方面がオレンジ色で塗り分けられている。
左へ:[E34長崎道] 佐賀 長崎
[1]鳥栖出口
直進:[E34大分道] 大分
最初に、長崎道へのランプが左へ分岐する。
九州道上り→長崎道へのランプは、本線に合流する前に九州道上りからのサガンクロス橋でない方のランプと合流した後、鳥栖IC出口→長崎道本線の順で分岐合流する。サガンクロス橋については後述。
左へ:[E34大分道] 大分
次に、大分道へのランプが分岐する・・・のだが、その手前に大分道から九州道上りへ向かうランプが合流してくる。直進することも出来るが、直進側の案内表示はない。
大分道→九州道上りランプと、九州道上り→大分道への織込区間。
鳥栖JCTでは、このように目的地の異なる2方向のランプが一旦合流した後分岐する、織り込みという構造が見られる。その区間は120m程度で、この間にほぼ100%のドライバーはそれなりの速度を保ったまま目的の方向への車線変更を必ずしなければいけない(でないと、ジャンクションを抜けて元の本線に戻るか、周回し続けてしまう)。
この織り込み交通は交通容量を低下させるだけでなく事故を招く要因にもなる。これがクローバー型の鳥栖JCTの欠点であり、現に鳥栖JCTでは渋滞がしばしばあったという。
大分道への入口。この後、ランプは270度回転し、今度は長崎道から九州道下りへ向かうランプと織込区間になる。
特に交通量の多い九州道下り→長崎道については対策として、2001年にサガンクロス橋という直結ランプが新たに増設された。それが撮影位置の真上を通るランプで、九州道下りから長崎道本線まで2車線のランプが続き、鳥栖ICをスルーして長崎道へ入る。九州道下り長崎道へ向かう従来のランプも残されており、そちらは九州道上り→鳥栖ICへのランプとして利用される(もちろん長崎道本線にも合流可能)。