東京都心は三宅坂ジャンクションから西に伸び、中央道に接続する4号新宿線。
 新宿までの区間では首都高らしいダイナミックな道路風景ときつい線形が待っている。

首都高速4号新宿線 レポート
C1 都心環状線
内回り/外回り
→   新宿線 区間1   → 新宿線 区間2
霞が関/谷町方面から
代官町/竹橋方面から
三宅坂JCT 401 外苑 403 代々木 404 新宿 407 幡ヶ谷
408 永福
411 高井戸

レポートについて
 取材日:16年4月09日
 首都高4号新宿線と都道の撮影を目的に代官町から新宿まで短距離利用。新料金制が嬉しい。

 取材日:14年9月27日
 山梨方面へ中央道へアクセスする際に利用。早朝とあって強い順光となったこと、当時はカメラ操作に慣れておらず若干画像が行き届かないところもあるがご容赦願いたい。

レポート(区間1)
 三宅坂JCT 900m

 本線: 霞が関 東名 (C1)(3)(1)
 右へ: (4) 新宿 中央道


 都心環状線は千鳥ヶ淵付近のワンシーン。前方に見えるトンネル、千代田トンネル内に分岐があるため、きちんとした案内標識はここだけ。

 千鳥ヶ淵はお花見スポットとして有名だが首都高からも桜がよく見えるスポットとして有名である。よそ見はしないように・・・。
 右へ:新宿 中央道(4)

 千代田トンネルへ入る。何しろ都心環状線はヤクモノの密度が高く非渋滞時は撮影が結構辛い。坑口は撮りそこねました。
 トンネル内にはちらほらと案内標識が設置されているが、非渋滞時は路面標示を参考するのもよい。

 ちなみに、千代田トンネルは皇居の西側を走る内堀通りの直下を通っているが、そのすぐ隣に皇居を囲む濠である半蔵濠と桜田濠があるため、他の水底トンネルと同様危険物積載車両の通行は禁止されている。

 三宅坂ジャンクション

 ここでやや急な右分岐がある。まるで一般道の地下分岐のようだが、4号新宿線はここから始まる。

 分岐後のランプは付近の地上にある国立劇場を避けるように、地下をグネグネする。
 地下でランプは一旦2車線になった後、地上でまた1車線になる。この真下には4号線上り→都心環状外回りのランプも走っている。
 右カーブの後、都心環状外回りからのランプと合流する。外回り→4号下りの場合、霞が関トンネルと千代田トンネルの間の明かり区間で2車線のランプが分岐し、そのまま高架となる。
 赤坂見附エリアのビル街を走る。遠くに見える尖ったビル(NTTドコモ代々木ビル)のあたりが、この道路の通る新宿-代々木エリアである。
 カーブ注意

 ここでR=75という急カーブ。道路右側は紀尾井町エリア、左奥に見える緑は迎賓館の敷地である。
 この急カーブの原因は、外濠に沿いつつ迎賓館の敷地を避けて走っているためである。
 急カーブ。車線変更禁止。
 右カーブの後、すぐに左カーブとなる。左側に見える道路はr405外濠環状線の紀之国坂。四谷方面の台地に向かう坂で、坂の途中で首都高との高さの上下関係が逆転する。

 また、首都高本線上にある信号はこの先の赤坂トンネルのトンネル信号。余り目立たないけど・・・
 赤坂トンネル

 見ての通りすごく年季の入ったトンネル。このトンネルで、迎賓館赤坂離宮の前庭をくぐり抜ける。
 トンネル内はちょっと暗い。
 赤坂トンネルには途中2箇所の明かり区間がある。これはそのうち三宅坂寄りの場所で、画面情報に見える白い柵が迎賓館赤坂離宮の前庭の敷地境界である。

 航空写真で見ると迎賓館の美しい前庭の脇に4車線の道路がチラっと見えるというちょっと不思議な構図となる。なぜここに明かり区間を設けたのか。
 [401] 外苑 出口 400m
 C2へは行けません 池袋・渋谷方面は新宿出口へ

 赤坂トンネルを抜けると外苑ランプはすぐそこ。道路はJR中央線と並走するようになり、架線柱や走行中の列車が右手に見えるようになる。

 また、案内にもあるように4号線下り線はC2中央環状線と接続しない。両方向接続可能な3号線もしくは6号を利用しよう。
 [401] 外苑 出口 200m

 北青山・信濃町・外苑東通りはここから。

 ちなみに、ここ外苑出口から千駄ヶ谷・国立競技場周辺へのアクセスは明治神宮外苑を回りこむ必要があり、やや苦労する。
 [401] 外苑 出口
 次は 代々木 左出口

 外苑出口。ランプは4箇所に分散しているが、一応フルランプである。下り線出口はr319/外苑東通りに直接接続し、一応交差点には信号があるので四谷三丁目方面と南青山方面のどちらにもアクセス可能。なお、乃木坂・六本木ヒルズ付近も3号線や都心環状線よりこのランプの方がアクセスに優れている。
 出口ランプはビルを避けるように急カーブしている。首都高すげー。

 一方右側にはJR信濃町駅が見える。周辺には創価学会総本部や慶應義塾大学病院などがある。
 信濃町トンネル

 r319/r414交点付近を潜るトンネルというよりアンダーパス。

 ちなみにここまですごく長い距離を走ってきたように見えるが、三宅坂からは2.5km程度である。要するに色々窮屈なのだ。
 トンネル内のタイル張りが古めかしい。
  トンネルを出た直後、上り線からの出口ランプが本線をオーバーパスする。すぐ隣にはJR中央線が走っているにもかかわらずダイナミックな構造だ。
 4号線で数少ない見通しの良い区間。新宿副都心のビル群が見えてどことなく近未来的だ。
 入口ランプが合流する。都心からも見えていたNTTドコモ代々木ビル(尖っているビル)もちょっと大きく見えるようになってきた。

 なおこの辺りは信濃町ではなくJR千駄ヶ谷駅付近である、両駅の駅間は結構短い。
 千駄ヶ谷を通り過ぎたところで線路は右側に、道路は左側に逸れ、互いに見えなくなる。

 次にJR中央本線が近づくのは中央道国立府中-八王子間、日野市内での立体交差である。
 [403] 代々木 出口 800m

 下り坂 急カーブ 減速

 ここから代々木出口を経て新宿出口付近まで参宮橋カーブと呼ばれる事故多発地帯を通る。先を見通せないカーブが連続している上、出入口が存在しており車線変更する車両が増えることも事故の原因の1つだろう。
 [403] 代々木 出口 400m

 1つ目の直角カーブを抜けると案内標識。
 そしてまた急カーブ。対向車線カーブ沿いには代々木PAという休憩施設がある。全車バック駐車、加減速車線はともに10m程度と使いにくさは半端無いが、「代々木パーキングエリアには、ゆっくり楽しくお食事できる『レストランよよぎの森』と、首都高PA初のテイクアウト可能なカフェ『ドトールコーヒー』があります。窓からは緑いっぱいの神宮の森を一望でき、PA内にも植物が多いため『都会のオアシス』として喜ばれています。(首都高公式)とのことで、入れさえすれば快適な施設らしい。
 カーブの先に出口分岐があるが、まだ見えない。

 ちなみに代々木PA付近のカーブは明治神宮宝物殿を避けているせいである。
 [403] 代々木 出口
 次は 新宿

 C2へ行けない旨の標識が再度登場。

 代々木公園への最寄りランプ。なお、ランプ名は代々木と言いつつ鉄道沿線で考えると参宮橋駅のすぐそばである。代々木駅周辺エリアへは外苑ランプから地道にアクセスしたほうがいいかもしれない。
 [405] 新宿 出口 400m

 間髪入れずに新宿ランプの予告標識そして急カーブが現れる。
 90度カーブすると新宿副都心のビル群がより一層近くに見える。

 と言っても、下り線から見えるのは主に新宿パークタワーと初台の東京オペラシティぐらいである。
 [405] 新宿 200m

 東京都庁、新宿副都心はこちらから。
 [405] 新宿 出口

 新宿副都心エリアへはこちらから。出口はR20甲州街道に直結せず、上下線合流して東京都庁の西側、新宿中央公園の近くで一般道にそのまま流入する。上り線からR20甲州街道にアクセスしたい場合は新宿ではなく初台の利用が便利である。

 区間1はここまで。
首都高速4号新宿線 レポート
C1 都心環状線
内回り/外回り
→   新宿線 区間1   → 新宿線 区間2
霞が関/谷町方面から
代官町/竹橋方面から
三宅坂JCT 401 外苑 403 代々木 404 新宿 407 幡ヶ谷
408 永福
411 高井戸

関連ページ
 特に無し。


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 最終更新:16年6月25日