東名高速道路下り線、区間3は圏央道との分岐、海老名JCTを越え、神奈川県内を更に西に走る。
 都市近郊の雰囲気もだんだん抜けては来るが、「東名高速らしさ」を感じるのはむしろここからか。

東名高速道路 レポート
下り線 区間2 →   下り線 区間3   → 下り線 区間4
下り線 区間5
3-1 横浜青葉 4 横浜町田 4-1 海老名JCT 5 厚木 5-1 秦野中井 6 大井松田 7 御殿場 7-1 御殿場JCT

レポートについて
 取材日:15年4月18日
 東京ICから御殿場JCT。

 この日は東京IC→御殿場JCT→新東名島田金谷ICまで移動。
 というわけで東名の方はあんまり走れていない。そのうち撮りたいんだけどなぁ・・・

レポート(区間3)
 [4-1] 海老名JCT.

 表記がぎゅうぎゅうに詰め込まれた分岐標識。圏央道と東名高速の結節点を過ぎ、更に西へ。
 (129)(271)(246)[小田原厚木道路]
 厚木 平塚 小田原
 [ 5 ] 出口 1.3km


 ジャンクションの内部を通過する途中に厚木ICの出口予告標識が現れる。
 (129)(271)(246)[小田原厚木道路]
 厚木 平塚 小田原
 [ 5 ] 出口 800m


 圏央道本線を潜る手前に予告標識。本線をくぐった後は防音壁がなくなり、相模川を渡る橋梁となる。
 (129)(271)(246)[小田原厚木道路]
 厚木 平塚 小田原
 [ 5 ] 出口


 厚木インター分岐が近づいてきた。

 画面左奥を見れば分かると思うが、海老名JCTと厚木ICは非常に近接している上にどちらもジャンクションの機能を持っているため、海老名JCTでの圏央道からの合流路は本線から更に左側の側道を通っている。側道からも本線からも厚木IC出口及び小田厚道路の利用が可能なのだが、お陰で厚木ICもインターチェンジと名前が付く割には非常に複雑な構造をしている。
 [ 5 ] 厚木 出口

 ちょっと遠くて見にくいが、出口ランプは2車線幅。左側をオーバーパスするのは圏央道から東名本線に向かう合流路で、小田厚&一般道からの合流路とともにこの先で合流する。

 画面左奥に見える大きなビルは厚木アクストというオフィスビルで、高さ117mとこの地域では最も高いランドマーク的存在である。オフィスには厚木市の公共機関の一部や民間企業が数多く入居している。
 インターを通過し、入口合流。

 厚木IC合流路と言いつつ、圏央道両方向&小田原厚木道路&一般道からの全ての流入がここに集中するため、事実上ジャンクションのようなものである。

 下り線合流が厚木ICと圏央道でまとめているのと同様に、上り線からの分岐も厚木IC手前で圏央道と厚木ICの両方をまとめて分岐する。一旦通過してしまうと圏央道には入れなくなるので要注意。
 厚木BS

 このバス停は立地の関係上なのか何なのか、無料の駐車場が設置されている。ちょっと美味しい。なお、厚木BSは元々厚木ICに併設されていたが、1993年に一旦廃止、1995年に現在の位置に再開設した。
 丹沢山系の山々がだんだん近づいてくる。小田急線に乗っても、山が近づくのを実感するのはこの辺りからだ。
[5-1]秦野中井13km
[ 6 ]大井松田21km
静岡126km

 ヒラギノ体が使われた真新しい標識。大井松田まで21km。静岡までは126kmと少し近づいたが、まだまだ遠い。
 所要時間情報。写真では見えないが所要時間は全て緑色の文字で、この先はすこぶる順調らしい。なぜか大井松田ICが省かれているのが気になるが

 ここで伊勢原市に入る。カントリーサインの意匠は、大山ケーブルあたりがモチーフだろうか。
 高速道路らしいワンシーン。
 伊勢原JCT予定地

 ここで新東名がやや鋭角に接続するらしい。Wikipediaによるとこの先の御殿場JCTと同じく片方向JCTになるんだとか。
 圏央道開通を宣伝する横断幕。
  伊勢原BS

 大型貨物車は左側車線へ

 この先、上り勾配のある区間が続くので、予め左へ寄っておけというお達しか。
 またまた横断幕。「落下物は落とし主の責任!積荷の点検を!」とのこと。

 どうでもいいが、拡大して見るとこの横断幕心なしか色が褪せてる気がした。
 そして秦野市に突入。カントリーサインは山に向かうハイカー。
 横断幕には「ようこそ!名水の里、秦野市へ」

 歓迎する気満々である。
 横断幕シリーズ。ちょっと奥に見える横断幕には、
 「圏央道、さらに湘南へ」と書かれている。寒川北-海老名の開通のお知らせらしい。
 またまた横断幕。
 足柄SA混雑時 中井PAで早めの休憩を
 [5-1] 秦野中井 2km

   先ほどの距離標識から11km、本線を跨ぐように設置された2km予告標識に威厳を感じる。前方で本線を跨ぐ道路は県道らしい。
 (246)
 秦野 中井
 [5-1] 出口 1km


 (246)
 秦野 中井
 [5-1] 出口 500m


 大型トラックで視界が・・・!
 (246)
 秦野 中井
 [5-1] 出口


 出口標識を撮りそこねました。秦野中井ICは番号から分かる通り追加インターであるが、1981年設置とそこそこの古株である。2012年度の利用台数は約17000台/日で、隣の大井松田ICと同程度だったりする。

 名前からも分かる通り、このインターは秦野市と中井町の境界付近に位置する。あるあるですよね。
 東京から50km

 ここで東京ICから50kmのスペシャルキロポストが左側に小さく登場する。うーん、ここまで撮影してまだ50kmか。

 ちなみに秦野中井ICはバス停を併設しており、停車するバスは一旦出口に分岐し、そこから本線脇の側道に入る。なお、キロポストのちょい奥には中井町のカントリーサインがある。
 中井PA 3km
 鮎沢PA 21km
 足柄SA 30km

 久々にSA/PAの距離標識と満車情報。中井と鮎沢はパーキングエリアであるが、共に大型50-100台、小型100台程度とさすが東名と言った規模だったりする。とはいえ足柄SAはもっと大きいんですけどね・・・
[ 6 ]大井松田7km
[ 7 ]御殿場32km
静岡112km

 距離標識そして、画面奥に薄っすらと富士山が見える!

 出身地的にもそこまで富士山に親しみを抱いている人間ではないが、本線の奥にこんな風に顔を出してくれる何か高まりますよね。
 中井 2km
 鮎沢PA 20km
 足柄SA 29km

 再度、SA/PAの情報。交通量はそこまで過激ではないが、この先カーブが続くので車線変更は緊張する。中井PAを利用したい場合は早めに左に寄っておこう。
 4月中旬、桜にはちょっと遅い気がするが、道路脇の木々が春の色を添える。あー、日本だ。
 左右ルート分岐についての予告標識。ここから6km先(大井松田IC通過後)に分岐がある。
 中井PA 1km

 24時間営業のコンビニ併設。ここのコンビニはファミリーマートである。
 ぱっと見高速の周りは山深い景色となる。実際はゴルフ場とかあるんですけどね。
 所要時間表示板。裾野ICをスルーして、インター番号は[6][7][8]と綺麗に縦に並んでいる。
 中井PA

 R=550程度のカーブが連続する。見通しもそこまで良くないのでパーキングエリアの見落としに注意。
 パーキングエリア入口。
 圏央道、更に湘南へ。
 寒川北⇔海老名 3/8 21時開通

 湘南も過ぎたところでこんな横断幕。開通時刻遅かったんですね・・・。
 左ルートへ 鮎沢PA

 左右ルートの情報掲示板。
 早めの休憩でリフレッシュ 次は鮎沢PA 左ルートへ

 足柄SAへの集中を避けたいのか、鮎沢や中井の利用を促される。鮎沢PAは左ルートからしか利用できないので注意しておこう。
 [ 6 ] 大井松田 2km
 2.5km先ルート分岐
 大型車は左ルートへ

 大型車は左車線へ誘導されているので、必然的に左ルートへ入るのである。
 登坂車線 200m先
 登坂車線

 この先静岡県境までは長い上り勾配が続くため、低速車は左の登坂車線を使うと良さそう。

 なお、この登坂車線はルート分岐までは続かない一時的なものである。
 大井松田ICの手前にバス停がある、というだけの標識。
 路線バス

 大井松田ICを手前に登坂車線が終わり、道路は下り勾配に。視界がひらけ、富士山もなお一層大きく見えるが、それよりも大きいのがこの標識。誤進入対策かなぁ。
 左 路線バス
 本線 1.3km先 左右ルート分岐

 渋滞情報つきのルート分岐案内標識。

 大井松田ICから先は下り線のみ左右ルートに分岐、車線数は計4車線となる。少々特殊な構造をしているわけなのだが、その背景については次の区間4で書こう。
 (246)(255)
 大井松田 小田原
 [ 6 ] 出口 1km


 大型車は左ルートへ。
 (246)(255)
 大井松田 小田原
 [ 6 ] 出口 500m

 600m先ルート分岐 鮎沢PA 左ルート

 大井松田ICの予告標識。ランプ分岐は早いうちから現れるので利用する場合は左へ寄ってしまおう。

 インターチェンジ分岐の通過直後に左右ルート分岐がやってくる。車線とルートの対応は標識を見よう。
 先程と同じく左右ルートの情報掲示板。
 (246)(255)
 大井松田 小田原
 [ 6 ] 出口 500m

 大井松田IC出口。ランプが画面奥で分岐する。

 このインターチェンジは見ての通り山間の限られた敷地内に設置されており、料金所は画面左側の小高い山を回りこんだ先に存在している(約1kmほどランプを走る)。インターチェンジ敷地内のカーブもきついため、本線を離れたらスピードに注意が必要だろう。

 区間3はここまで。
東名高速道路 レポート
下り線 区間2 →   下り線 区間3   → 下り線 区間4
下り線 区間5
3-1 横浜青葉 4 横浜町田 4-1 海老名JCT 5 厚木 5-1 秦野中井 6 大井松田 7 御殿場 7-1 御殿場JCT

関連ページ
 東名高速道路 下り線 区間2 [横浜青葉IC → 海老名JCT]
 横浜青葉ICを越えてもなお大都市近郊らしい道路風景が続く。
 渋滞の名所大和トンネルを抜け、圏央道との結節点である海老名JCTまで。

 東名高速道路 下り線 区間4 [大井松田IC → 御殿場JCT その1]
 日本の高速道路史上初となる本線の左右分岐がここ大井松田IC-足柄SA間に存在する。
 山間部を往く大幹線道路、ちょっと不思議な景色が楽しめる。


 高速道路レポート一覧へ戻る
 蒼の街道トップへ戻る

 最終更新:16年2月10日