北海道太平洋側の町、浦河町は日高管内に位置する港町である。海岸線と平行に走る国道を町中心部まで走ると、1本の港線道道が分岐する。これが、r288浦河港線である。
Information
路線: 北海道道288号浦河港線
起点:浦河郡浦河町浜町(浦河港)
終点:浦河郡浦河町大通3(R235/R236交点)
延長:118m(総延長)
沿線:地方港湾 浦河港 他
走行:全線(順行) 2019年4月21日撮影
Report 1/1
道道288号起点/浦河港

 太平洋に面する浦河港は地方港湾に指定されており、近海での漁業の基地として、また岩石などの資材の移出港として機能している。

 道道起点のそばには何隻もの漁船が係留されていた。

 港線道道にはよくあることだが道道だからといって港湾アクセスのメインルートであるというわけではない。漁協や砂利積み場などの重要施設はもう少し離れたところにあり、アクセスには国道から別の道を入ることとなる。

道道288号起点

 海を背にして道道の全景を眺める。突き当りでR235/R236とクロスしてこの道路は終点となる。

 道管理の街路灯には道道を示すヘキサゴン入のステッカーが貼ってある。起点側から番号が振られるので、短小道道でも起点が特定できるありがたい存在である。

 港を離れるとすぐに浦河町市街地で、それも漁港町の風情を感じる狭い町並みである。

 先程の交差点の角には大黒座という小さな映画館がある。創業は大正7年で、現存する北海道内の映画館としては最も古いものである。

道道288号終点

 この信号交差点でr288は終点となる。正面にみえる建物は浦河町総合文化会館で、多目的ホールや図書館などが入った大きな公共施設である。

 浦河町の市街地は浦河港周辺と町内東側の東町・西側の堺町と大きく3つに分かれており、飲食店や金融機関などが立地するのがこの港周辺で、住宅街が大きく広がっているのは西側の堺町になる。堺町との間にはJR浦河駅や浦河町役場・北海道日高振興局などが立地する。

道道288号終点

 r288終点交差点を国道側から見る。レポートはここまで。

 この交差点はR235とR236の終点交差点で、写真奥側がR235、手前側がR236である。R235は海沿いを進み苫小牧市へ、R236は町内郊外の幌別でR336と分岐し、内陸部の野塚トンネルを経て十勝管内へと向かう。

最終更新:2019年5月11日