路線: | 北海道道706号南陽山部停車場線 | |
起点: | 富良野市字山部 | |
終点: | 富良野市山部中町(JR山部駅跡) | |
延長: | 7,872m(総延長)/ 7,535m(実延長) | |
沿線: | 山部南陽地区コミュニティセンター 他 | |
走行: | 全線(起点→終点) 2017年10月14日撮影 |
山部南陽地区の林道との境目がr706の起点である。道道標識が置かれているので判別は容易である。
錆びが進みつつある道道標識。r445紋穂内停車場線のような焦げ具合でもない。ただ、路線番号の下の部分のサビが気になる。いずれ塗装が剥げてサビが進み、次世代の「くたびれ大賞」候補になるのではないかと思う。
r706起点を振り返る。反対側には新しい道道標識も置かれている。
r706の起点から先は峯泊林道という別路線に続いている。
起点すぐのカーブを曲がると、そこからはまっすぐ斜面を降りる林間区間。
起点からしばらくの間は雑木林に囲まれているが、見ての通り何も無い。
だんだん景色が開けてくる。このあたりが農地の最上部のようだ。
起点から1.2kmほど走った所で緩やかな左カーブとなる。
カーブを過ぎると、道路の右側には田畑が広がり、沿線にはポツポツと民家が並ぶようになる。
ここからはまた直線道路。
二十五線川を渡る橋。名前の通り、25線道路と並走している。
25線と24線の間には民家や納屋が並んでいる。
次の交差点で右折すると山部南陽地区コミュニティセンターという集会所がある。集会所の近くを通る道を北に向かうと、空知川の左岸沿いを走るようになり、富良野市民球場の辺りを経て山部市街に南側から入る。
道道標識の脇に古いファームダンプが停まっている。
地吹雪防止の防風柵が並ぶ。
道路の左側は豆畑。畑の上にある小さな山は、野積み(ニオ積み)にした豆である。収穫した豆をしばらく天日干しにするための工程で、豆の収穫後(10月中旬)に見られる景色である。
ニオ積みは昔ながらの乾燥方法として知られるが、手作業で労力を要するため近年では機械乾燥に取って代わられ、その姿を消しつつある。
こちらの豆畑にもニオが見られる。積んでいる間にも雨が降る事があるのだが、このサイズのシートでいいんでしょうかね。きっと大丈夫なんでしょうね・・・。
一時停止標識のある交差点で、r985山部北の峰線が分岐する。r706はここを右折する。
道路は東向きに向きを変え、山部市街を目指す。
秋空の気持ちいい日である。
左折:山部中学校
直進:r706 R38/R237方面
右折側にも何かがあったが消された痕跡がある。
なお、山部中学校は富良野市内の学校統合に伴い、2020年3月を以て閉校となった。山部地区には、小学校は存在しているが中学校は存在していない。
道路の右側には山部西町の住宅地が広がる。
左折:R38/R237 滝川 富良野市街
右折:R38/R237 帯広 日高
踏切の先にR38/R237との交点がある。北海道内では珍しく国道の重複区間がきちんと案内されている区間で、富良野市中心部~東山の間が重複区間となる。
JR根室本線の踏切を通る。
R38/R237との交点。r706はこの先左へ曲がって山部駅前を目指すが、単独区間はここまでとなる。
なお、R38/R237から山部駅に繋がる道路は道道であるが、こちらは後述の通りr544麓郷山部停車場線と重複している。一連の重複区間の長さは約250m程度である。
R38を富良野市街方面に走り、案内に従って右折するとすぐにJR山部駅の駅前に出る。
JR山部駅は、2024年4月1日に廃駅となっている。
山部駅~R38の短い区間は、r706とr544麓郷山部停車場線の重複区間として扱われている。
これにてr706のレポートはおわり。
山部駅構内に入る。山部駅のホームは対向式ホームの配置をしているが、停車位置が互い違いになっている。駅舎側ののりばは手前に列車が停まり、反対側ののりばは画面奥に列車が停まる。
山部駅を訪れた当時、1両編成のワンマンカーが入線し、しばらく停車していた。
車両はキハ40 1790、当時はJR北海道色をした一般気動車だったが、撮影から2年後の2019年、「山紫水明」シリーズの「山明」号として改造され、以降、観光列車(観光用に運行されない場合は普通列車)として運用されている。
山部駅の駅名標。駅番号はT32。
JR山部駅は、2024年4月1日、根室本線富良野~新得間の廃止に伴い廃駅となった。
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北海道道706号 南陽山部停車場線 |
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