青春18きっぷで行く冬の停車場線旅。行き先を色々考えた結果がここ伊東線。そろそろお昼ごはんが食べたくなってきたこの頃、やってきたのは超オーシャンビュー超勾配の楽しい停車場線。
Information
路線: 静岡県道105号伊豆多賀停車場線
起点:熱海市上多賀(JR伊豆多賀駅)
終点:終点:熱海市上多賀(R135交点)
延長:754m
沿線:JR伊東線伊豆多賀駅 他
走行:全線(終点→起点) 2014年12月14日撮影

Report 1/1

 伊豆の海は青く美しい。東京ではもう終わってしまった紅葉もまだ残っている。さぁ、海岸沿いの国道からレポートを始めよう。

県道105号終点

 直進:R135 下田 伊東
 右折:r105

 伊豆多賀駅は右折。網代停車場線の時と同様、R135交点が終点となる。国道だけにちゃんとした案内標識も設置されている。

県道105号終点

 交差点の様子。向かって正面の道がr105であり、左に見える山の中腹に伊豆多賀駅がある。また、例のごとく、r105は途中まで国道旧道区間を含む。

 交差点の脇に「そとば」標識が置かれている。一般県道の案内標識が比較的充実している静岡県であるが、r105については路線番号のある標識はここだけ。

 県道の前半はバスも通るギリギリ2車線路だが・・・、歩道がなく狭い。

 旧国道区間をとことこ歩いて行く。上多賀の集落内道路にもなっているので、交通量はそこそこあるし、我々のように道端を歩く歩行者もいる。

 伊豆らしい冬晴れに恵まれ、天気はとてもよい。

 上多賀バス停前。コンビニやガソリンスタンドもあり、いかにも旧国道沿い集落のような場所で、県道は伊豆多賀駅方面、つまり左へ曲がる。

 同じく伊東線の網代駅に向かうr107も似たような作りだった。

 左折した先に待ち受けているのは、県道ならではの生活感と、写真からではわかりにくいかもしれないが、とどまるところを知らないきつい上り勾配である!

 ここでぐるっと回りながら急勾配。見た感じ10%はありそう。だが、カーブでうねっているので内側に入るともっときつい。道路奥に見える掠れた「横断歩道予告」がなお一層生活感を引き立てる。

 上り坂がまだまだきつい。右側の道はもはや石段となっている。

 上り勾配が自重しない。県道っぽいものは何一つないけど、左側にちっちゃい歩道が付いているあたり、ちゃんと静岡県管理なのかなぁと見受けられる。

 ここで後ろを振り返るとこんな景色。700mも歩いていないのが水平線を下に望むほど登っている。

 日本には山が一気に海に落ち込むような急峻な海岸と、そこにへばりつく集落はたくさんある。撮影当時は結構凶悪に感じたが、この道路ぐらいなら普通の坂だと思う方も沢山いらっしゃるかも。

 県道探索をすると道路の管理者が変わるタイミングを示す証拠を探すことになる。手前に写っている規制区間終了の標識も起点候補として考えうるが、終点交差点からの道のりは700m程度(Googlemap)と少し短い。本レポートでは後述の駅前広場までを県道扱いする。

 道路沿いに駐車場が整備されている。伊豆多賀駅はまだ見えないが、このカーブを曲がった先にある。

 駅前は意外に広く、商店、駐輪(原付が多い)場、駐車場ときちんと完備されている(駐車場は月極)。夏場はおそらく木々が茂って快適な場所ではないかと思う。ここで右側に向かうと相模灘の青い海が見える。

 画面中央のポスターのある辺りの少し先で路側の白線が切れている。県道の起点はおそらく「白線が切れたところ」ではないかと思う。

JR伊豆多賀駅

 駅前広場の奥から階段で登った上に駅舎。高齢化の進むご時世、非常に足腰に優しくない駅である。

 駅前まで乗り付ける公共交通機関もないので、足腰の悪い人が海岸部の集落から歩いて行くのは結構辛いと思われる。実際、先ほどの旧国道区間を通るバスは一つ隣の網代駅まで向かうため、この地域の住民でも網代駅を利用する方が少なからずいる様子である。

 最後に、伊豆多賀の駅名票。足腰を少し休ませつつ、上り列車を待つ待合室から望遠で撮影する。2015年当時はひらがなが主役の駅名票が置かれていたが、2025年になって調べてみるとどうやら駅ナンバリングの入ったものに置き換えられたように思われる。

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最終更新:2025年10月13日