Description

 取材日:2019年4月13日
 中央自動車道上り 小牧JCT→大月JCT→河口湖IC
 「道の旅に出かけよう!」管理人のかっしー様との撮影。弾丸日程にも関わらずお付き合いいただき大変ありがとうございました。

Report / Section.4
29瑞浪IC

 瑞浪市へはこちらから。

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土岐JCT → 瑞浪IC

 瑞浪ICを過ぎた後も上り勾配ベースの道路がひたすら続く。

 山際を走るカーブは時折視界も開けて楽しい。

 自動速度取締装置らしきものが置かれている。飛ばしすぎに注意。

 新名神開通を知らせる横断幕が張られていた。撮影は2020年4月、新名神の開通から4週間後のことである。

 カーブの先にバスストップがあるようだ。

 ここで瑞浪天徳バスストップを通過する。

 名古屋〜新宿・甲府・飯田・箕輪を行き来する路線が停車する。中央道は高速バスストップが多く生き残っている道路の1つであるが、愛知県・岐阜県内ではそのほとんどがIC併設型でありバス停として独立したものはここ瑞浪天徳と、小牧市内の桃花台の2つに限られる。

 [ 28 ]恵那16km
 [ 27 ]中津川26km
 諏訪147km

 距離標識。ここで3段目に「諏訪」が登場する。

 屏風山PA 3km
 恵那峡SA 20km

 屏風山PAは24時間営業のコンビニ設置。給油は恵那峡SAで可能だが、55km先の阿智PAでもできるらしい。

width="150" colspan="2"> 中津川36km

 上り坂が続く。標高が上がるにつれ季節も冬に逆戻り・・・と思っていたが、まだまだ辺りは春の気配。

 R=500という急カーブが待ち受ける。

 中津川ICまで80km/h制限が続いている。実勢速度はそれより速いのだが、カーブも勾配も急なので無理は禁物。

 屏風山PA 1km

 

 屏風山PA

 虎渓山PA以来の休憩施設。今回はここで一服入れさせてもらうことになった。

屏風山PA

 入口ランプはきちんとした長さが取られている。

 屏風山PA付近は土岐川・R19・中央道が近接して走っており、用地の関係からかパーキングエリアの位置は上下線で1km以上ズレている。

 PAの入口で公団フォントとピクトグラムモリモリで描かれた案内図が出迎える。

屏風山PA

 PA内の商業施設はリニューアルされており非常に立派だが建物自体は外観より小柄のようだ。

 商業施設はコンビニ(ミニストップ)、そば処吉野家、はなまるうどん。外部チェーンに思い切り頼った構成で、全てNEXCO系列の施設が揃う下り線とは対照的である。

 施設正面にはでかでかと「屏風山」の文字。PA名もかっこいいですよね。

ミニストップの前には五平餅を売る出店があった。中部地方の山間部では至るところで売られているので、この先長野県内でも見かけることができる。

 PAの敷地内には満開の桜の木が立っている。4月中旬、東京や名古屋では桜が散っている頃だがこの辺りは少し遅いようだ。

 駐車場規模は大型22、小型160と中央道のPAとしては大きい方で、駐車場もリニューアルされたのか段差がなく行き来しやすい作りとなっている。なお下り線は大型32小型30と一般的なPAより少し狭いようだ。

 本線に戻る。

 屏風山PAの名前の由来は、瑞浪市と恵那市にまたがる標高794mの山で、中央道の南側を並走するように走っている山並みを指す。中央道上り線からだと右側遠方に見ることができるのだが、助手席からの撮影ではちょっと難しい。

 山間部をどんどん上り続ける。

 だんだん周囲の枯れ木が増えてきた気がする。季節が戻ってる?

 ここで恵那市に入る。

 カントリーサインは「恵那峡」。名称から天然の峡谷を思わせるが、実は木曽川をせき止める大井ダムによって出来た人造湖。両岸に並ぶ奇岩や木曽川にかかるアーチ橋、そして、デザインの左上には廃墟となった恵那峡ロープウェイが描かれている。

 思い出したように登坂車線が始まるが、その標識はすっかり文字が潰れてしまっている。

 登坂車線が続く。その先にはR=400の急カーブが待ち構える。

 恵那ICまでまだまだ上り坂が続く。

 4.5%の上り勾配。アクセルを踏む足に力が入る?

 ここで東京まで300kmのスペシャルキロポスト。

 絵柄入りの大きな標識などは設置されていなかった。東京というが、正確には高井戸ICの首都高との境界まで300kmで、都心や新宿はさらに首都高を走る必要がある。

 [ 28 ] 恵那 2km

 恵那ICまでもうちょっと。結構長かった。

 (19) 恵那 [ 28 ] 出口1km

 恵那ICまで1km。接続国道はR19。カントリーサインに描かれている恵那峡は恵那ICからみて北へ向かう。

 ICを前にまだまだ急カーブと急勾配が続く。右奥に見える高い山並みは恵那山(2,191m)だろうか。

 (19) 恵那 [ 28 ] 出口500m

 今度は見通しの良い下り坂に転じる。遠方には木曽山脈の一端を見渡すこともできるが、線形芽急しかもこの交通量なのでよそ見は禁物。

 恵那ICもまた隣接する中津川市に中津川ICが立地する関係で広域アクセスに優れているわけではないが、R257やR418を介して恵那市明智・上矢作、更には南に隣接する豊田市稲武などの山間部エリアへのアクセスには有利である。

 (19) 恵那 [ 28 ] 出口

 恵那IC出口の案内標識。R19木曽高速区間は次の中津川ICで中央道を降りることとなる。

28恵那IC

 瑞浪ICと同様、煤けた内照式の標識がまだ生き残っている。恵那まで来ると馬籠峠に続く山並みや、遠くの木曽山脈などを遠望できるようになってくる。

 長野県が近づいてきてる・・・気がする。

 恵那峡SA 3km
 神坂PA 19km

 恵那ICを過ぎてすぐ、休憩施設の距離案内が登場する。次のSA、恵那峡はすぐそこだ。

 恵那市街を見下ろすカーブに案内標識が立っている。SA名の書かれていない珍しいタイプのものだ。

 標識や景色に見とれているとこの急カーブでヒヤッとする。制限速度程度では容赦なく追い越されるのでドライバーさんは安全最優先で。

 [ 27 ]中津川8km
 [26-2]園原29km
 諏訪129km

 距離標識。次の中津川ICが岐阜県内最終出口となる。中津川と園原の間に長大トンネルである恵那山トンネルが待ち構えている。

 なお、木曽高速こと国道19号を使って長野県入りする場合は中津川ICで下りて国道を選択する。

 恵那峡SA 1km

 こちらにはきちんとSA名の表示された標識が設置されている。

 これでもかと言わんばかりに上り坂が続く。上り勾配は4.8%。

 登坂車線。恵那峡SAはその途中にあるのでSAに寄りたい場合はすぐに左へ入っておこう。

 恵那峡SA

 中央道上り線で最初のSA。ここまでPAしか無かったんですね…。

 施設はきちんとしたSA級のものが揃っている。時間制限のある撮影だったが虎渓山に引き続き立ち寄らせてもらった。

恵那峡SA

 中央道岐阜県内唯一のSA。前方の車もたくさん入っていくぞ!

恵那峡SA

 メイン駐車場側のエリア全景。手前に独立したファミリーマートがあり、その奥、一段高い場所にメインの商業施設がある。

 駐車場は写真に写っている斜め駐車の区域に加え、向かって左側に垂直駐車の区画が存在する。ファミマの左奥にも駐車場があるあたり、過去に増設されたのではないかとも思われる。また、このSAは、入口のすぐそばに小型車駐車場が何の障害物もなしに並んでいるという変則的な配置をしている。SA入口付近に車を止めた場合は流入車に注意してほしい。

 恵那峡SAの商業施設。正面入口に「大階段」のあるタイプの構造をしているが、その脇に大きな石のオブジェクト(噴水?)が設置されているのが珍しい。

 なお店内はあまり立ち寄っていないが、24時間営業の売店とフードコート、テイクアウト系テナントに加え、地元食材を生かした料理のいただけるレストラン、更に珍しいのは「濡れない足湯処」という足用岩盤浴が設置されている。

 施設左側、ファミマの裏にはちょっと広めの休憩スペースとサブトイレがある。恵那峡SA上りは園地が狭く奥の斜面の裏はすぐに敷地外となるのだが、満開の桜がいい感じに周囲の景色を遮ってくれて広く感じる。

 恵那峡SAを後にする。正面奥に見える雪の残る山が恵那山だ。

 恵那市内をうねうねと走る。右側の桜の木が植わっている一角が下り線の恵那山SAである。

 恵那山SA下りは上り線エリアより一回り大きいエリアで、2014年にリニューアルされたもの。周囲の山々を望む展望台が設置されている。

 恵那峡SA下りをすぎると中津川市に入る。

 デザインは「のぼりを背負った男性」で、「おいでん祭」で披露される地元の踊り「風流おどり」を表したもののようである。

 対面通行を知らせる横断幕。期間は5月8日からとのこと、撮影日は4月、まだ大丈夫。

 [ 27 ] 中津川 2km

 (19) 中津川 木曽 [ 27 ] 出口1.2km

 中津川ICの予告標識。並走するR19と接続するICはここが最後であり、長野県内ではR19は木曽谷、中央道は伊那谷と、それぞれ異なる地域を南北に縦貫する。

 「下呂」表記については市内を走るR257を北上することで接続可能である。しかし、愛知県方面からなら美濃加茂〜R41経由でもいいだろう。

 恵那山トンネル 危険物積載車両通行禁止

 恵那山トンネルは延長5,000mを超えるトンネルであるため、法令により危険物積載車両は通行できない。次の中津川ICで下りる必要がある・・・のだが、それについての標識はあまり充実していなかった。

 (19) 中津川 木曽 [ 27 ] 出口500m

 中津川ICまで500m。文字が左に寄っている。R19経由木曽、R257経由下呂はこちらから。

 R19は木曽谷を縦貫する国道で、途中木曽町からR361へ伊那へ接続するほかは塩尻市まで接続国道がほぼ無いという特徴がある。このことから信号が少なく、更に道の駅が多く休憩しやすい、線形が比較的良好であることから、長距離ドライバーを含めて速度超過する車が多い。それを揶揄して「木曽高速」と呼ばれているが、周囲には人家も多く制限速度はおおよそ40-50km/hとされている。無理な高速走行は厳に慎むべきである。

 (19) 中津川 木曽 [ 27 ] 出口

 中津川ICの標識。文字が小さく全体的に横長である。標示はないが危険物積載車両はここ中津川ICで降りる必要がある。

 先述の通り木曽高速=R19沿線(木曽谷)、R257沿線(市内福岡、付知など〜下呂)へのアクセスに有利な広域利用のできるICである。妻籠宿や奈良井宿といった中山道沿いの重伝建地区も岐阜県からのアクセスはここ中津川ICを利用することになる。

27中津川IC

 中津川IC出口。この標識は既にヒラギノ体のものに更新されている。

 ここは岐阜県最終出口、次はいよいよ恵那山トンネルを越えて長野県内に入る。

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