取材日:2018年5月20日
日高道日高厚賀IC⇔苫小牧東IC(往復)
新規開通区間走行からの往復全線撮影。
下り線は途中で日陰に、下り線は夕方で順光がきついという難点はあるが概ね好条件に恵まれた。
取材日:2018年5月20日
日高道日高厚賀IC⇔苫小牧東IC(往復)
新規開通区間走行からの往復全線撮影。
下り線は途中で日陰に、下り線は夕方で順光がきついという難点はあるが概ね好条件に恵まれた。
(36)[フェリー] [日高道]
苫小牧東 浦河 [ 6 ] 出口
苫小牧東ICの出口標識。「IC」としながらも、日高道が直結しており事実上ジャンクションとして機能している。案内標識もわざわざ本線側のものが設置されておりジャンクション仕様。
地名表示に加え日高道、フェリーのピクトグラムが1枚の標識に乗っかっており非常に賑やかだ。
2018年現在、道央道札幌方面から苫小牧中心部へは苫小牧東IC-一般道or沼ノ端西IC経由が最短経路となるが、苫小牧中央ICがこの先道央道/R276交点付近に建設中であり、供用後はそちらが苫小牧中心部への最寄りとなる。
この先にある料金所は2つ、出口料金所と日高道本線料金所となっている。
日高道はこの先苫小牧東-沼ノ端西間のみ有料区間であるためブースが分かれており、日高道へ入ると普通車で150円の料金が上乗せされる。
下り線からの合流地点にも2つの料金所への案内がある。道内高速では珍しく、2方向への交通が短距離で混ざり合う構造をしているので注意が必要だ。
フェリー乗り場を目指す場合、苫小牧東港は日高道を、西港はここで一般道へ出るよう表示がなされている。実は沼ノ端西ICのほうがアクセスが良いのだが、料金を考えると一般道へ出る方が賢明な判断だろう。
日高道料金所。公団ゴシックで書かれた標識を拝めるのはここまで。
写真では見切れているが左側のブース上にデカデカと掲げられた「出口」は道内では珍しい変則的なもの。初めて通過した際はちょっとした感動を覚えたほどだ。
料金所からついに本線へ。
本線をしばらく走ると、3段構えの速度規制標識が現れる。上段から100km/h、80km/h、最下段は最低速度50km/hである。
日高自動車道は一般国道の自動車専用道路であるから、車線数にかかわらず法定速度は60km/h(最低速度は指定された場合のみ)と定められている。この先しばらく4車線区間が続くため、ここで標識を設置して高速自動車国道と同様の速度規制を設定し直している。
舗装修復痕が延々と続く。100km/h巡航するには十分な線形であるが、よく揺れるので乗り心地は良くない。
一般国道の自動車専用道路で100km/hの速度規制をわざわざ表示する区間はそれほど多くないが、圏央道の埼玉区間などが同様の標識を拝める場所として知られている。
1kmポスト。奥に距離標識が見える。
[ 1 ] | 沼ノ端西 | 3km |
[ 3 ] | 苫東中央 | 11km |
浦河 | 120km |
日高道最初の距離標識。2番の沼ノ端東ICは静内方面のみのハーフICであるため距離表示はない。
沼ノ端西ICまで周囲は特に開発のされていない山林が広がるが、実は左側にr91苫小牧東インター線が並走している。
[ 1 ] 沼ノ端西 2km
(234)(235) 西港 沼ノ端西 [ 1 ] 出口1.5km
沼ノ端西ICの予告標識。位置的にはR36にもかなり近いが接続面では苫小牧東ICの方が有利。苫小牧東港はこの先の厚真ICが最寄りとなるため、まだまだ直進である。
3kmポスト
この辺りでR36をオーバーパスする。立体交差より先は、r91に代わってR235が側道として並走する。
(234)(235) 西港 沼ノ端西 [ 1 ] 出口500m
500m予告標識。R234との接続が良いので地味に室蘭方面-夕張・岩見沢方面へのショートカットにも使えたりする。この辺りは100km/hですっとばせるので、日高道の料金150円を気にしないなら短縮効果は期待できる。
再度最高速度を示す標識。
(234)(235) 西港 沼ノ端西 [ 1 ] 出口
R235側道に直接接続し、立体交差を介してR234に接続する。西港へはR234経由がスムースだが、JRより北側の商業エリアに寄るならR235接続後すぐの交差点を右折し、R36交点まで直進するとアクセスできる。
日高道最初のIC。ここから先は北海道開発局管理となるが、標識類は既にゴナ体標識なので特に大きな変化はないだろう。
沼ノ端西ICを過ぎると車線数が減少する。
広々とした分離帯が用意されているためまだ走りやすい。
吹き流しが強く流れている。
現在地は勇払平野と呼ばれる平野であり、低い丘陵を介して石狩平野と接続している。特に南北方向の風は太平洋-石狩湾を抜けるように吹き付けるため、風が強いことが多い。
追越車線 2km先
この辺りではフェンス1枚を介してR235側道を拝むことができる。この通り一般道側の標識もバッチリ見える。
R235とR234の立体交差はこの辺り。R235からのオフランプのみ信号制御があるのが玉に瑕だが、上から見ても通ってみても見事な4方向ジャンクションでとても楽しい。
一方の日高道は対面通行化することなく本線が続く。
大きな鉄塔と送電線の存在が工業地域苫小牧を感じさせる。どうやらこの線を辿るとトヨタの工場や発電所に繋がるっぽい?
日高自動車道 [ 2 ] 沼ノ端西 500m先
まさかの合流地点の予告標識を拝むことができる。
追越車線 ここから
標識下段は張替え痕がある。ここから厚真まで連続4車線区間となる。どうして沼ノ端東西間も4車線化しないか・・・
先程と同様の3段構えの速度標識。
ここで一般道からの車が合流する。沼ノ端東ICでは並走する側道から何のバリケードも無しにランプが合流するだけ、という極めてシンプルな構造をしている。こうなると日高道と一般道の区別ってなんだろう。
[ 3 ] | 苫東中央 | 3km |
[ 4 ] | 厚真 | 11km |
浦河 | 113km |
[ 3 ] 苫東中央 2km
苫東中央ICは苫小牧東部地域にアクセスするICで、苫東とは地域の略称であるとともに大規模開発事業を行う株式会社の名称にもなっている。
詳細な記述は他に譲るが、こうした大規模開発の例に漏れず分譲は未だに進まず、苫東自体も元あった第三セクター企業が一度清算されて設立されたものである。
送電線と森しか見えない4車線路が続く。
(235) 苫東中央 [ 3 ] 出口1km
(235) 苫東中央 [ 3 ] 出口500m
(235) 苫東中央 [ 3 ] 出口
苫東地域の工業団地(柏原地区)・石油備蓄基地へはこちら。・・・なのだが、IC周辺は原野と森林とちょっとした試験場があるぐらいでほとんど何もないような場所である。
苫東地域はこちら。大規模開発の進展を期待して設置されたというような雰囲気の立地で、下り出口の利用が有利なのは石油備蓄基地ぐらいだろう。
反対に上り線からは柏原地区の工業団地に加え、r129を経由して植苗・新千歳空港方面にいい感じで接続するのでまだ使い道がある。