取材日:2018年5月20日
日高道日高厚賀IC⇔苫小牧東IC(往復)
新規開通区間走行からの往復全線撮影。
下り線は途中で日陰に、下り線は夕方で順光がきついという難点はあるが概ね好条件に恵まれた。
取材日:2018年5月20日
日高道日高厚賀IC⇔苫小牧東IC(往復)
新規開通区間走行からの往復全線撮影。
下り線は途中で日陰に、下り線は夕方で順光がきついという難点はあるが概ね好条件に恵まれた。
入口車線との合流。日高富川ICの場合、合流部分も対面通行のままである。
気象情報。夕方で気温16℃と5月らしい程々の陽気だが、風が強い。
沙流川 新沙流川橋 412m
ここで沙流川を渡る。沙流川は日勝峠付近を源流とし、日高町と平取町を流れる河川。区間3で渡った鵡川と同じく一級河川に指定されており、流域面積や人口規模の面では鵡川とだいたい同じ規模だったりする。
橋上に41KPが設置されている。苫小牧東から普通に走って30分かからない場所だったりして、意外と近いのかもしれない?
[ 7 ] | 日高門別 | 4km |
[ 8 ] | 日高厚賀 | 19km |
浦河 | 80km |
いつもどおりの距離標識。厚賀〜浦河は60kmある。どこかでちらっと書いたような気がするが、2018年現在、日高道は苫小牧-浦河の半分の道のりしかカバーしていない。
なお、途中にある静内(新ひだか町中心部)〜浦河が40km余りで、静内と厚賀の間には新冠がある。要するに浦河が遠いのだ。
上り線レポートでも触れた車両検知器。何の用途だろう?
[ 7 ] 日高門別 2km
次の日高門別ICは苫小牧方面のみのハーフICであるため、下り線には出口のみが存在する。
日高厚賀までの開通を知らせる横断幕。区間3でも見かけたがここにも!
(235) <351> 日高門別 [ 7 ] 出口1km
今度は1km予告標識。日高門別ICは道道に直接接続する都合上、接続路線であるr351が書かれている。ICの予告標識で道道という時点で珍しいが、一般道となると本当に数少ない。
(235) <351> 日高門別 [ 7 ] 出口500m
(235) <351> 日高門別 [ 7 ] 出口
日高門別駅とその周辺はこちらから。日高町役場は門別地区にあるため役場の最寄りICとなるし、r351は山側に向かってもR237に接続可能である。
・・・のだが、下り線出口から利用して有利なのは地元利用ぐらいだろう。
門別地区に加え、休止中のJR日高本線駅のうち豊郷、清畠もこちらから。このICから先が、2018年4月に開通した新規開通区間となる。
早速r351に並走する日高門別川を渡れば、丘陵を登るやや急な坂となる。
車間確認 200m先
道路の左右には競走馬放牧場があり、ふと脇を見ると競走馬が優雅に佇んでいる姿を見ることができるが、よそ見は危険、車間にも気を配ろう。
トンネル情報板も新しいので順光を受けてピカピカに光っている。
豊郷トンネル 長さ751m
ここまで来て日高道初めてのトンネル。見ての通り土被りは非常に浅く、直上は放牧地として利用されている。
トンネルを抜けると右手に海、正面には放牧地の広がる丘陵とそれを貫く日高道が見える。これまでの日高道には無かった「日高的風景」が気持ちいい。個人的には右に向かってカーブする下り線のほうが少し眺望が優れているように感じる。
[ 6 ] 苫小牧東から 50km
日高道初のスペシャルキロポストが設置されている。既に延長50kmを超えている開発局管理の自動車専用道路は他にもあるが、スペシャルキロポストを置いてくれているのはもしかしたらここだけ?というレベルである。
丘陵を登る。ここも左右は放牧地だ。
日高管内は約38,900haの耕地面積があるが、そのうち9割弱にあたる32,944haが飼料作物であり、その96%が左右に見える放牧地を含む、「牧草地」である。平取のトマトを始めとする野菜生産も盛んだが、産出額ベースでは畜産が約8割(5割は軽種馬)を占めているのが道内でも際立っている特徴である。
また、軽種馬だけ見ても日高では頭数ベースで全国の8割弱が生産されている。そうした数字を頭の中に入れておくと、柵で囲まれた牧草地に馬が放牧されている風景は日高を日高たらしめている独特の風景と言える。
植栽は定着ムラがあるがまだ新しい。道路舗装も綺麗で、いかにも新しい道路といった感じ。
温度と風の情報掲示板。相変わらず単色LEDだがもっと見やすいものにならないのかなー。
慶能舞川を手前に、右手には海が見える。そういえば日高道から海が見える地点はこれまでほとんど無かったかも・・・!
慶能舞川を渡る橋。
慶能舞川は門別地区を流れる二級河川。
ここから完成2車線のような道路になるのか・・・?とりあえず中央分離帯がピカピカ!
追越車線 2km先
と思う間もなく、中央分離帯がきちんとあるのは掘割区間だけらしい。
次のアップダウンでは賀張川を渡る。前方には丘陵地が広がるが、一面牧草地として利用されているのが特徴的だ。
軽種馬主体の日高では区画辺り面積が小さく、似たような土地利用でも根釧のような大規模酪農とはだいぶ異なる風景を形成する。
賀張川を渡ると再び上り坂。
追越車線 800m
追越車線としては最小限の長さ。抜かされる側の譲り合い精神も大事だ。
追越車線を疾走する。上り線で紹介したCGのような法面がこのあたり。
追越車線が終わると間もなくトンネル。
[ 8 ] 日高厚賀 2km
厚賀トンネル 長さ1239m
2018年現在供用されている日高道のトンネルでは最長。豊郷トンネルと同じく土被りは浅い。
トンネル内はシンプルイズベストの内装。単調で眠いので個人的にはベストとは言えない。
終点 500m先
普段なら1km予告標識があるところだが、当該地点がトンネル内のため設置なし。つまり、日高厚賀ICの通常スタイルの予告標識は残念ながら未設置である。
ここにも通常スタイルの情報掲示板。
速度落せ [ 8 ] 終点
終点スタイルの出口標識。・・・なのだが、よーく見るとこの標識、番号部分だけ張り替えているように見える。もしかして再使用!?
注目すべきは、この標識、これまでのものとフォントが違う。和文フォントは一緒かもしれないが英数字フォントがヒラギノ標識仕様。
日高厚賀ICのは他のICと同じく平面Y字型ICとして運用される。途中平面交差と直角カーブがあるのが特徴。開発局管理の道路ICはダイヤモンド型でなければ一部除いてほぼこの形である。
左折:r208 新和
右折:r208 R235方面浦河 厚賀市街
案内標識は横に設置されている。日高厚賀ICはr208日宇厚賀停車場線に接続する。r208は起点でr71平取静内線に接続しており、遠回りであるものの平取まで通年通り抜け可能。
これにて、日高道下り線のレポート、完。