Description

 撮影日:
 2022年4月30日 北陸道米原JCT→金沢森本IC
 (Special Thanks:かっしー様)

Report / Section.2

2 長浜

 長浜IC出口。

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米原JCT → 長浜

 長浜IC通過後、ハイウェイラジオ聴取区間に入る。

 北陸道の10kmスペシャルキロポスト。

 このスペシャルキロポスト、米原JCTの英語表記が「MAIBARA JCT」である。2010年代設置のものっぽいし誤植かな?

 [2-1]小谷城5km
 [ 3 ]木之本13km
 [E8北陸道] 福井93km
 [E27舞鶴若狭道] 舞鶴115km

 距離標識に早速「舞鶴」の文字が現れる。舞鶴は都市の規模からするとそんなに重要な行き先でないように感じるが、日本海航路のフェリーが発着している道路交通上の要衝である。

 

 広域情報表示。特に冬は雪による規制や通行止めで活躍するのだろうが、撮影当時は渋滞も荒天もなく何も表示されていなかった。

 

 [2-1] 小谷城 2km

 爽やかな新緑の山並みが目に入る。

 (8)(365) 小谷城 [2-1] 出口1km

 (8)(365) 小谷城 [2-1] 出口500m

 小谷城SICは、日本で初めて城の名称を使用した高速道路の出入口である。ただ、「城」のつく地名はたくさん(中国道東城IC、宮崎道都城ICなど)あるからさほど真新しさは感じない。

 (8)(365) 小谷城 [2-1] 出口

 小谷城SICはまもなく。

 長浜ICと同じようにR8とR365の中間に位置しており、両者とも県道を介してアクセスできる。SICの東側すぐ近くの山にはかつての小谷城の跡があり、国の史跡に指定されている。

2-1 小谷城SIC

 小谷城跡、小谷城戦国歴史資料館はこちらから。長浜や木之本と接続先の国道が同様なので、近隣利用をカバーするSICである。

 高時川 橋長250m

 米原JCTから20kmのスペシャルキロポスト。

 [ 3 ] 木之本 2km

 この後の予告標識でもわかるが、「之」の字が他の漢字より少し小さい。

 賤ヶ岳SA 4km
 刀根PA 16km
 [福井方面]杉津PA 35km
 [舞鶴方面]三方五湖SA 46km

 (8)(365) 木之本 余呉 [ 3 ] 出口1km

 (8)(365) 木之本 余呉 [ 3 ] 出口500m

 木之本ICまで500m。木之本と余呉はともに現在は長浜市の一部である。

 木之本ICはR8・R365に直結しているほか、岐阜県揖斐川方面に向かうR303にも近い。近隣利用はもちろん、揖斐川方面にアクセスする際の選択肢の1つとなるかもしれない。

 (8)(365) 木之本 余呉 [ 3 ] 出口

 また、木之本ICからR303を西に走ると高島市へ入る。マキノ・近江今津エリアにはリゾートホテル等も点在しており、こちらもまた東京/名古屋方面からアクセスする際は北陸道木之本IC経由が候補に上がるだろう。

3 木之本

 木之本IC出口。琵琶湖沿岸の平野部を走る区間もまもなく終わり。

 賤ヶ岳SA 2km

 この次のSAは南条SAで、賤ヶ岳から45km先。また、福井県に入る山間区間の入口であることからチェーンが必要な場合の装着場の表示もある。

 燃料切れの注意喚起。北陸道をそのまま走る場合は賤ヶ岳の次の給油所は南条SA(47km先)であるが、舞鶴方面へ向かう場合、次の給油所は西紀SA(157km先)となる。

 E8のルートマーカー。

 賤ヶ岳SA 1km

 「チェーン着脱場」の表示のみ公団ゴシックのものがそのまま使われている。

 今更だが、賤ヶ岳は「しずがだけ」と読む。SAの東にある山の名前が由来で、羽柴秀吉と柴田勝家の争いである賤ヶ岳の戦いで知られる。山頂にはリフトで登ることができ、伊吹山や余呉湖、琵琶湖といった滋賀県の自然を存分に眺めることができる。

 チェーン脱着場 賤ヶ岳SA500m先

 対策なしでの雪道走行は高速道路の大規模閉鎖の一因となる。チェーン装着のタイミングを見逃すことなく対応するようにしたい。

 賤ヶ岳SA

 チェーン着脱場もこちらから。

賤ヶ岳SA

 北陸道最初のSA、賤ヶ岳SAに入る。

賤ヶ岳SA

 三角屋根が特徴的な商業施設。落ち着いたカラーリングもとてもよい。

 賤ヶ岳SA下りはレストランこそないものの、給油所・フードコート・ショッピングいずれも24時間営業で安心して利用できるSAである。ちなみにフードコートとショッピングの運営は近江鉄道で、下り線施設の内装は「山小屋」を意識したものとなっている。

 建物の脇にはぷらっとパークへの出入り口がある。

 SAの裏にはJR北陸本線の線路が走っている。すぐ横をR365も通っているはずだがはっきりわからない。

 この場所は北陸本線の駅でいうと木ノ本駅と余呉駅の間にある。右手前にある山塊の向こうには余呉湖という小さな湖があり、湖岸にはJR余呉駅から徒歩でアクセスできる。

 SAではおなじみの、隣県の観光マップが現れる。ここまで来たら敦賀まで降りるところないですしね。

 金沢まで急ぐ旅なので、休憩もほどほどにSAを出る。

 シートベルトを確認。

 [3-1]敦賀JCT19km
 [ 4 ]敦賀20km
 [E8北陸道] 福井77km
 [E27舞鶴若狭道] 舞鶴99km

 距離標識。次の分岐は敦賀JCTで、19kmも先となる。ただし、この間に刀根PAという無人のPAがあるので、ヤクモノの間隔がものすごい大きいかと言われるとそうでもない。

 チェーン着脱や除雪を意識した広い空間が現れる。

 車間確認。大型連休真っ只中だがここまで来ると交通集中はない。

 これより山岳地

 この看板、道の先に沈む夕日がいい味を出している。

 高速道路リニューアルのお知らせ。5月から12月にかけて各地で工事を実施する予定(2022/4時点)とのことだった。

 ここにもチェーン脱着場が確保されている。だいぶ狭いので、本当に雪でやばいとき用と考えたほうがいいだろう。

 北陸道は福井県内での豪雪による大規模な立ち往生が数年に1回は起こっている。大雪時に本線立ち往生が起こると通行止の長期化だけでなく、立ち往生している車に乗っている人自身も一酸化炭素中毒などのリスクが高まる。早めの状況判断の上でこういったスペースを活用してリスクを回避する事が大事である。

 画面奥にトンネル出入口が見えてきた。

 柳ヶ瀬トンネル 長さ1320m

 ここから敦賀に向け長い下り坂が続く。

 トンネル内は下り坂かつカーブである。規格も古くとにかく狭いので、スピードには気をつけたい。

 トンネルを抜けると福井県に入る。筆者が福井県に入るのは2019年に舞鶴若狭道を撮影して以来である。

 刀根PA 1km

 連続急カーブが続く。

 カーブの途中で刀根PAへの入口が路肩に伸びる。

刀根PA

 刀根PA入口。本線より小高いところに休憩施設がある。

 トイレと自販機のみの無人PA。駐車場は小さいが、大雪時の避難場所として使うなど非常時には存在意義のある位置にある。なお、下り線のPA敷地はもともと旧柳ヶ瀬線(北陸本線)の旧刀根駅として使用されていた土地にある。

 R=320の急カーブが待ち受ける。中央道や中国道に負けず劣らずきつい。

 まだまだ下り坂が続く。

 刀根トンネル 長さ580m

 このあたりでは、北陸道の上下線が若干離れて走っている。本線の間に県道である福井r140敦賀柳ヶ瀬線と、かつての国鉄柳ヶ瀬線の跡が走る。

 下り線はトンネルの間に覆道のような区間がある。

 下り線は覆道区間も含めて1本のトンネルとしてカウントされるが、上り線はこの間に3本のトンネルが存在する。

 曽々木トンネル 長さ390m

 このあたりでは再び上下線がピッタリと並走する。

 [3-1] 敦賀JCT 2.5km

 敦賀ICまでの図形案内。敦賀JCT分岐まで2.5km、[4]敦賀出口まで3.4km。

 [3-1] 敦賀JCT. 2.2km

 左へ:[E27舞鶴若狭道] 小浜 舞鶴
 本線:[E8北陸道] 敦賀 福井

 敦賀JCTまで2km強。方面表示は舞鶴、福井というようにおとなしめのチョイス。

 情報表示。撮影当時事故も渋滞も無いので通常の表示だったが、当時は大型連休の序盤戦。休日割引適用外という手痛いメッセージを繰り返し見る羽目に。

 小河トンネル 長さ1160m

 [3-1] 敦賀JCT. 400m

 左へ:[E27舞鶴若狭道] 小浜 舞鶴
 本線:[E8北陸道] 敦賀 福井

 トンネルを抜けるとすぐに敦賀JCTの分岐となる。

 E27舞鶴若狭道は敦賀JCTにて北陸道から分岐し、美浜町・若狭町・小浜市などの若狭湾沿岸部の自治体を通過して舞鶴方面に至る。舞鶴から先は内陸に入り、福知山、丹波を経て吉川JCTにて中国道に接続する。

 [3-1] 敦賀JCT.

 左へ:[E27舞鶴若狭道] 小浜 舞鶴
 本線:[E8北陸道] 敦賀 福井

 広域的に見れば舞鶴若狭道は関西都市圏を思いっきり迂回するルートであり、東北・北陸地方と中四国・九州を結ぶ最短経路として使うこともできる。

3-1 敦賀JCT

 舞鶴若狭道との分岐点、敦賀JCT。舞鶴若狭道を選ぶと敦賀市街の南を迂回した後、若狭湾沿いを西へ走って舞鶴へ向かう。

 区間2はここまで。

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敦賀JCT → 今庄