Description

 撮影日:
 2022年4月30日 北陸道米原JCT→金沢森本IC
 (Special Thanks:かっしー様)

Report / Section.3

18-1 敦賀JCT

 敦賀JCT分岐。ここで舞鶴若狭自動車道を分岐する。

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長浜 → 敦賀JCT

 (8)(27) 敦賀 [ 4 ] 出口1km

 敦賀JCT分岐を通過した直後に、敦賀ICの予告標識が現れる。

 接続国道はR8とR27。インターチェンジ自体はR8バイパスと直結するが、インターチェンジから少し南方の場所でR27が分岐する。1桁国道と2桁国道の分岐に近い敦賀ICは道路交通の要衝とも言える。

 (8)(27) 敦賀 [ 4 ] 出口700m

 敦賀IC出口まで700m。下部に小さく出口は左車線に寄れという旨の文言が書かれている。

 敦賀ICを手前に、舞鶴若狭道からのランプが合流してくる。

 どうやら合流車線がそのまま敦賀ICの出口車線になるらしい。

 (8)(27) 敦賀 [ 4 ] 出口300m

 敦賀ICまで300m。出口分岐の標識に見られる斜め矢印がこの段階から標識に記してある。

 敦賀ICを通過すると次の今庄ICまで約22km出口無しとなる。誤って通過してしまうと非常に面倒なことになるのでICを利用する車は早めに左に入ろう。幸い、舞鶴若狭道から北陸道に入る車はそれほど多くない。

4 敦賀IC

 敦賀IC出口。直進すると福井方面へ。

 敦賀ICは市街地東部を走るR8バイパスに直結する。若狭方面へのアクセスは舞鶴若狭道に譲ったが、このICは越前海岸沿いのR8・R305区間へのアクセスに有利である。更に忘れてはいけないのは日本海航路へのアクセスも敦賀ICが担っている点で、敦賀港は新潟・秋田・苫小牧を結ぶ日本海フェリー航路の終着地である。

 敦賀ICを通過すると今庄まで出口のない山間区間に入る。引き続き80km/h規制となる。

 E8北陸道のルートマーカー。

 [ 5 ]今庄21km
 [ 6 ]武生34km
 福井56km

 距離標識。次の今庄に向けて山間区間が続く。敦賀って他の都市から遠いんだな…。

 トンネルは見えないがトンネル情報表示。

 ここで本線の上を跨いでいる橋は、一般道や鉄道ではなく北陸道の上り線である。つまり、ここから北陸道は上下線の位置関係が逆転つまり右側通行とも言える状態が続く。

 上り線とクロスした後に左側を見ると、右の彼方へ消えていく上り線の高架橋、そして、その上を直線的に通過するもう1つの高架橋が見える。

 同乗しているかっしー氏はすぐに気づいたようだ、これが北陸新幹線の高架橋である。2024年3月、金沢~敦賀が延伸開業予定である。

 樫曲第一トンネル 長さ200m

 樫曲第二トンネル 長さ150m

 樫曲第三トンネル 長さ250m

 下り線は短小トンネル3本が連続した後しばらく明かり区間が続くが、上り線は下り線から最大1.5kmほど離れた場所を1本の長大トンネル(越坂トンネル)で通り抜ける。刀根PA-敦賀JCT間では上り線のほうが2本トンネルが多かったため、実はここで上下線のトンネル数が再び一致するようになっている。

 米原から50kmのスペシャルキロポスト。

 ついに現れる登坂車線。200m先からスタートするようだ。

 橋の向こう側に登坂車線が見える。

 大きな右カーブが続く。カーブの向こう側、距離標識の建っているあたりに上り線が走っているのが見える。

 この付近(葉原トンネル付近)から杉津PAを跨ぎ今庄トンネルの途中まで、右側通行に近い状態が続く。昭文社の道路地図にもこのことについてコメントしてあるので、地図で見て知っている方も多いだろう。

 再び登坂車線。

 杉津PA 3km

 「杉津」は「すいづ」と読む。地味に難読で、変換候補にもなかなか出てこない。

 葉原トンネル 長さ900m

 杉津PA 1.5km

 杉津トンネル 長さ1160m

 杉津PA

 賤ヶ岳SA以来の有人エリア。ここから見える風景は北陸道ならではの絶景(?)、ということでPAだが立ち寄ってみることに。

杉津PA

 山に挟まれた明かり区間に位置する小さなPAである。

 駐車場は大型の枠が少なく(大型10)やや手狭。商業施設もトイレ以外は写っている限りというこじんまりしたPAである。トンネル区間の途中にあるPAならではの雰囲気ですね。

 商業施設脇には風流な松の木と石碑が置かれている。左側は「芭蕉の句碑」らしい。

 画面奥には日本海と敦賀半島の稜線がちらっと見えている。エリア内にもっときれいに見える場所があるので、風景はそちらで紹介しよう。

 句碑に刻まれているのは「ふるき名の角鹿や恋し秋の月」という芭蕉の句。角鹿(つぬが)は敦賀の古名。

 1689年に松尾芭蕉が敦賀で詠んだ句で、「おくのほそ道」には収録されていない。敦賀で眺めた秋の月を眺め、1000年前の角鹿を偲んだという句。昼や夕暮れの敦賀湾の美しい風景を眺めるのも良いが、現代の北陸道を夜に通ったときには、ここで月を眺めて自販機コーヒーで一時のタイムトリップを味わうのもよいかもしれない。

 「ゆうひのアトリエ」という看板が商業施設の向こう側を指している。ここを通り抜けると海側に開けた展望エリアに入ることができる。

 展望エリアから眺める景色が日本海の絶景である。

 正面の海岸沿いに見える集落が杉津地区と隣接する横浜地区、更に隣の大比田地区で、海岸には海水浴場がある。高台に広がる平坦な農地の山側を国道8号が通り抜ける。また、左遠景に見えるのは敦賀半島で、右遠景に見えるのは越前海岸が海に落ち込む稜線である。

 そして日本海の絶景から少し目線を落とすと、進行方向右側となる海側に上り線本線と上り線施設があるのを見渡すことができる。

 我々としては上り線施設が見えるこっちのアングルが絶景です

 望遠で横浜地区の様子を撮ってみる。右側の水田のあるあたりは大比田地区。人家は海から少し離れていて、海水浴場の近くは港としては利用されていないことがわかる。

 本線付近まで戻ると、福井県の案内図がある。県土のくびれたところ、若狭と越前の中間っぽいところを走っている。

 杉津PAを後にし、福井に向けて車を進める。

 敦賀トンネル 長さ2930m

 ここまでのトンネル区間で最も長いトンネル。このトンネルで上下線が再度クロスし、いつもの左側通行状態に戻る。

 トンネルを抜けると急な下り坂と急カーブが待ち受ける。

 なお、ここで南越前町に入る。

 R=400の急カーブ。

 今庄トンネル 長さ2760m

 カーブを抜けるとまたトンネル。

 [ 5 ] 今庄 2km

 2つの長大トンネルを抜けると今庄ICはもうすぐ。

 (365) 今庄 [ 5 ] 出口1km

 今庄ICまで1km。

 今庄ICはR365に直結する。なお、ICは湯尾地区にあり、IC名にもなっている今庄エリア(JR今庄駅付近)からは4kmほど離れている。

 今庄ICに向けて谷あいをカーブする。

 (365) 今庄 [ 5 ] 出口500m

 なお、今庄ICからはR365沿線のスキー場や、越前海岸方面へのアクセスに優れるがそれ以外の広域アクセスには向かない。また、次の南条SA/SICが越前海岸方面への近道であるR305に近いということもありあまり利用機会には恵まれないだろう。

 情報表示はきちんと更新されている。路側に設置されたり、屋根がついていたりと雪対策もバッチリ。

 (365) 今庄
 [ 5 ] 出口

 今庄IC出口はまもなく。

5 今庄

 南越前町はこちらから。

 区間3はここまで。

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