取材日:2016年10月27日
九州道鹿児島IC→八代IC
「九州縦断旅行」中の撮影。台風の影響を受けるとの予報を受け、翌日撮影の予定を繰り上げ鹿児島-八代を往復する形で急遽撮影してたりします。
取材日:2016年10月27日
九州道鹿児島IC→八代IC
「九州縦断旅行」中の撮影。台風の影響を受けるとの予報を受け、翌日撮影の予定を繰り上げ鹿児島-八代を往復する形で急遽撮影してたりします。
分岐部分にも方面が書かれている。宮崎道に入ると15km以上先の小林ICが次のICとなるので注意しよう。
ジャンクション合流。遠くには壁のように急な山並みがそびえる。
えびのIC〜八代IC
危険物積載車両
通行禁止
えびの〜人吉、人吉〜八代にはそれぞれ5kmを超える長大トンネルが存在しており、法律により危険物積載車両の通行が禁止されている。その距離60.8km。もしかして日本で一番長い規制区間?
(268)(221) えびの 湧水
[ 20 ] 出口1km
えびのIC予告標識。「湧水」町は県境を越え鹿児島県の自治体。かつての吉松町域を指しているようだ。
[ 19 ] | 人吉 | 23km |
熊本市街 | 104km |
人吉と熊本だけ書かれた距離標識。ここから熊本まで約100km、1時間半ぐらいはかかるのだろうか。
危険物積載車両 ここで出よ
退出を促す標識。これを見るとちょっと緊張しますね。
(268)(221) えびの 湧水
[ 20 ] 出口500m
接続国道のR268は湧水からえびのを経て小林・宮崎へ、R221は北へ向かうと九州道と並走して人吉へ至る。
危険物積載車両の通行禁止標識が現れる。走行中に読むのはまず無理…。
(268)(221) えびの 湧水
[ 20 ] 出口
えびの市と湧水町(吉松)はこちらから。
同じ湧水町でも栗野エリアは1つ前の横川ICが、またえびの市の西隣の小林市は宮崎道小林ICが有利なのでこのICも地元利用が基本。地図上では吉松から西にR447が伸びて伊佐市へ向かうが狭くてカーブも厳しいため使わないほうが良さそうだ。
九州道唯一のひらがな名称のインターチェンジ。
撮影当時は未実施だったが、2018年3月より社会実験としてETC2.0搭載車に限り途中退出して近隣の道の駅(道の駅えびの)を利用することが可能である。
川内川 橋長280m
九州第二の規模を誇る河川、川内川を渡る。
川内川というと河口の薩摩川内市から鹿児島県の川というイメージを抱くが、最上流部は熊本県内、上流部は宮崎県、中下流部は鹿児島県と3県を流れている。
川内川を渡る。左前方に見える道路橋はR221が通る。
前方を見える山は肥薩火山群と呼ばれる山並みで、正面に見える国見山は標高796mと標高では決して高い山ではないが南側は加久藤盆地(えびの盆地)に向かって急斜面となっており、国道はループ区間、鉄道はスイッチバック、そして高速道路は長大トンネルを抱える交通の難所である。
えびのPA 1km
[ 19 ] | 人吉 | 21km |
[ 18 ] | 人吉 | 59km |
[九州道]熊本 | 102km |
距離標識。人吉の次の八代まで59km。えびの-人吉も区間距離22.3kmと長めの距離だが、その次の人吉-八代が規格外で、38.5kmという日本一長いIC間距離を誇る。走行していてその距離感に身の引き締まる思いである。
R221のループ橋が近づいてくる。
えびの市内のR221のループ区間はトンネルと橋梁の合わせ技であり走行していてループを見ることはできないが、実は峠の反対側の人吉にもループ橋がある。こちらは全て地上区間なのでしっかりとループを体感できそうだ。
えびのPA
入口標識汚いですね。
九州道では宮崎県内唯一の休憩施設。もちろん立ち寄ってみた。
売店。上下線とも2013年に改装され、モテナスというブランド名を冠している。
2012年に展開の始まったNEXCO西日本の施設ブランドで、郷土色の強いメニューやポイントカードの導入、休憩しやすいレイアウトなどといった点が特徴。2019年3月現在33店舗が存在する。
駐車場からは山並みに張り付くループ橋を見上げることができる。
逆にR221からはえびのPAを見下ろせる。どんな景色なんでしょうね。
PAからもえびのから吉松にかけての田園風景を一望することができる。
ダメ押しの危険物積載車両通行禁止。人吉まで降りるところ無いぞ!?
えびのPAを過ぎて間もなく、「トンネル用予告信号」が現れる。加久藤トンネルすぐそこなのか!
トンネル情報表示。何も表示されていなかった。
画面奥に「ヤツ」が待ち構えている。九州道第二のトンネルにして最後の難所、加久藤トンネルだ。
加久藤トンネル 長さ6260m
九州道第二のトンネルにして最後の開通区間、加久藤トンネルに入る。
トンネル内で熊本県に突入する。照明がここだけ蛍光灯で、壁面の表示に加え、左側に「熊本県」と表すためだけの(?)電光掲示板がある。これなら見逃すことはなかった。
トンネルの真上は矢岳高原と呼ばれる高原で、宮崎側の急峻な斜面とは反対に熊本側は比較的なだらかな地形となっている。
加久藤トンネルを抜けると改めて熊本県の県境標識が現れる。
県境標識のデザインは通潤橋で、人吉市の標識は「人吉温泉」。両者ともわかりやすいが人吉市はからくり時計とか国宝の青井阿蘇神社とか、もっといいネタあるような?
下り坂5km 速度落せ
登るときには意識していなかったが下るときにはしっかり標識が現れる。
ラジオの周波数案内。標識が汚い・・・。
「第」の略字表記はこういうところぐらいでしか見なくなりましたね。RKKは熊本放送の略称で、Radio Kumamoto Kabushikikaisha(ラジオ熊本株式会社:かつての社名)の頭文字を取っている。
下り坂区間が続く。トンネルは県境の加久藤トンネル1本だけで、あとは地上区間が続く。
車間確認。相変わらず80km/h制限なので距離もその仕様。
下り坂の向こうに人吉盆地の北縁となる九州山地の山並みが見える。
ここで久々のバス停標識。人吉南バスストップを通過する。人吉温泉はこちらから。
バス停の様子。2017年まで熊本-宮崎を結ぶ「なんぷう号」の各停便がこのバス停に停車していたが、現在では停車する高速バスは無く休止状態にある。
Wikipedia情報ではあるが、隣接する人吉球磨SIC供用に合わせてこのバス停を移設する予定があるとのこと。休止状態で移設ということは再開する可能性が無くもない??
「人吉球磨スマートIC工事中」
がんばろう!熊本!
人吉南バスストップの先でスマートICの設置工事中。撮影当時は仮称だったが2018年に正式決定している。2019年度開設予定とのこと。
スマートインターチェンジが絶賛建設中。2016年当時はその形ははっきりしなかったが、2019年度開通予定、記事公開時点ではかなり完成形に近づいているだろう。
この地点はR219と九州道の交点付近にあり、開通当初存在した人吉仮出入口の跡地を一部利用する形となる。人吉ICは市街地を挟んで北側で県道経由R445と接続するため、R219経由で湯前や球磨を目指すならこちらのほうが利便性が高いだろう。
[ 19 ] 人吉 3km
2km地点が球磨川橋梁とかぶるため3kmの設置だと思われる。
球磨川 橋長480m
人吉市を流れる清流球磨川を渡る。この左側には人吉城跡が広がり、見えないだけで市街地の近くを通っている。
ラジオ周波数。加久藤トンネル直後と同じ案内だがこっちのほうがきれい。
(445) 人吉 山江
[ 19 ] 出口1km
人吉ICの1km手前標識。人吉市の北に隣接する山江村も書かれているが、R219沿線で東西に隣接する球磨村や湯前町もこちらが最寄りとなる。
何しろ隣のICはそれぞれ22.3km、38.5kmの区間距離があるので一旦通過しようものなら非常に大変なことになる。
(445) 人吉 山江
[ 19 ] 出口500m
500m手前標識。なぜか英字案内付き。
(445) 人吉 山江
[ 19 ] 出口
出口標識。人吉市中心部の北側に出る。人吉城跡までは料金所から2km余りと非常に市街地に近い立地をしている。
そもそも人吉市自体が2019年5月末時点で32,433人(市HP)と小規模な都市である。現在の人口は市制施行前の1940年国勢調査での市域人口を下回っており人口減少が続いているのも現状である。