2015年4月と2016年2月に分けて撮影した新東名高速道路(御殿場JCT〜)もいよいよ最終章。
 岡崎東ICから豊田東JCT、区間9、三河地域の魅力が凝縮され、観光施設としての魅力も兼ね備えた岡崎SAを抱える。

新東名高速道路 レポート
下り線 区間7 下り線 区間8 →   下り線 区間9   → 伊勢湾岸自動車道 下り
東海北陸自動車道 内回り
15 浜松いなさJCT 16 新城 17 岡崎東 1 豊田東JCT 伊勢湾岸道 四日市JCT方面
東海北陸道 土岐JCT方面

Discription
 取材日:2016年2月24日
 島田金谷IC→豊田東JCT。

 この日は足柄SAを出て東名-新東名-伊勢湾岸-新名神-名神と走行。
 東名の未撮影が多いのは相変わらずだがかなり撮影出来た。助手席張り付きを快諾してくださった同行者に感謝。

Report / Section.9
 (473)(1) 岡崎東 蒲郡
 [17] 出口

 岡崎東IC。さて、新東名最終章を始めよう。
 出口分岐。スペースにゆとりがあるのが一応新東名らしい。
 一般道からの流入車線と合流する。
[19-1] 豊田JCT.21km
[29-1] 四日市JCT.72km
[東海環状] 土岐JCT.56km

 豊田と四日市はいずれも直結する伊勢湾岸道基準であるが、番号は東名基準のものが掲載されているので厄介だ。
 最近日本の高速道路でも路線番号を導入し、インターやジャンクションの番号をシステマチックに付番し直す取り組みについて検討されているようだが、そういったことの背景には特に中京圏での番号の煩雑さがあるかもしれない。
 6車線分の用地が確保された広々とした空間・・・
 相も変わらず防音壁が立派である。防音というよりは防風や視界不良対策?
 生平トンネル
 長さ 490m

 トンネル名は「おいだいら」と読む。
 トンネルを抜けると少し走ってまたトンネル。
 秦梨トンネル
 長さ 1130m

 相も変わらず出口風注意。
 トンネル内部の様子。
 そしてまたトンネル。

 愛知県内はインター間距離が長いがこのように変化が多いので運転する側としては静岡県内より退屈さは無い。ただ、4車線だと低速車と高速車が混じりあいストレスだ。
 才栗トンネル
 長さ 480m
 なだらかな山地の中を突き進む。
 引き続き横風が強い。

 この日は更に伊勢湾岸道を通ったが、名港トリトンでは勿論ここ岡崎よりも風が強く運転には気を遣ったようである。
 岩中岩戸トンネル
 長さ 770m

 乙川を渡った先にあるトンネル。トンネルの真上に岩中地区と岩戸地区の境界があるが、トンネル名で地名を2つ組み合わせるのは珍しい。
 車間確認。
 広域情報
 「荘川-福光 ユキ チェーン装着 横風 走行注意」

 荘川は東海北陸道の岐阜県内にあるインターチェンジ。福光は小矢部砺波JCTの1つ南側のインターチェンジで、この間には豪雪地帯でもある白川郷エリアを含む。しかし地名を知らないと方面がさっぱりなので道路名も表記して欲しいような。
 実は先程の岩中岩戸トンネルが新東名で一番西にあるトンネルであった。
 ここで初めて横風注意の標識と吹き流しが現れる。吹き流しはこれでもかというほど元気に泳いでいる。
 岡崎SA 3km
 刈谷PA 22km
 [東名]上郷SA 12km

 大規模休憩施設が名を連ねる。刈谷PAは伊勢湾岸道の休憩施設だが、新東名本線上では完全に延長上として扱われている。
 地形は緩やかなアップダウンが繰り返される。
 岡崎SA 2km

 この日の岡崎SAは「混雑」。同じ混雑でも長篠設楽原PAは入れたので特に問題無いだろうということで、エリアに寄ることに。
 岡崎SA 800m
 岡崎SA

 長篠設楽原PAで十分休憩したが、走行11日前に開通したこの道路がドライブのメインディッシュだったので、寄ってみることに。
 分岐部が広く取られている。うーん、快適。
 岡崎SAは上下線共用の集約型SAで、上り線側に設置されている。下り線からのランプはカーブして本線をオーバーパスする。
 ようこそ岡崎SAへ

 おお、電光掲示板が歓迎してる。
 180m先分岐の駐車場案内。小型、トレーラー、大型車&二輪など・・・という形でちょっと複雑に分岐している。
 岡崎SA

 施設は共用だが、これは下り線側から撮影したもの。愛知県の鳥であるコノハズクを自然の温かみを感じる積み木調で現した意匠をしている。

 なお上り線側は「町家風」で、施設内部は「宿場町風」である。何だこのカラーの差。
 上下線のトイレ施設は別れており、両者の間にはNEOPASAブランドの看板と案内図。
 商業施設内は昼時ということもあってかなりの混雑だったのでスルーし、ちょっと給油して本線に戻る。

 SA併設のガソリンスタンドは一般道沿線より10-15円/Lほど高かったが、当時は開業キャンペーンでティッシュ5箱をプレゼントしてくれた。10Lの給油でも5箱くれたので、ティッシュ価格の相場を考えるとこれはむしろ格安である。
 本線合流。すぐ先におっきな標識が見える。

 なお、岡崎SAからの合流車線はそのまま本線となり、伊勢湾岸まで引き続き片側3車線となる。
 豊田東JCT. 2km

 なんてことはない、普通の図形標識である。豊田東出口への分岐は東海環状外回りとの合流後なので左へ寄ろう。
 一番左の車線だけ、「東海環状」と路面標示。
 [1] 豊田東JCT. 900m
 左へ:[東海環状] 中央道 土岐
 本線:[東名] 名神 [伊勢湾岸道] 四日市 新名神

 ここで豊田市に突入。カントリーサインの意匠は少し古風な右ハンドル車に乗るアベック。トヨタを意識しているに違いない。
 その答えはYesで、豊田(とよた)市は1951年挙母市として市制施行した後、市内に本社を置くトヨタ自動車とその創業者の豊田(トヨダ)姓にちなんで、1959年に現在の市名に変更された。つまり、トヨタが先、豊田市が後であり、豊田市は明確に私的団体に由来する市名をもつ市の1つである。
 東海環状と伊勢湾岸道の両者の情報掲示板。

 東海環状自動車道の略称って「東海環状」で「道」はつかないんですね。環状であることを強調するためか、あるいは東海北陸道とより明確に区別するためか。
 [1] 豊田東JCT. 500m
 左へ:[東海環状] 中央道 土岐
 本線:[東名] 名神 [伊勢湾岸道] 四日市 新名神
 豊田東出口直進
 [1] 豊田東JCT.
 左へ:[東海環状] 中央道 土岐
 本線:[東名] 名神 [伊勢湾岸道] 四日市 新名神
 豊田東出口直進

 静岡県は御殿場から約200kmに亘った新東名の旅も、間もなくフィナーレとなる。そういえばこの標識の番号は伊勢湾岸道基準の番号なんですね。
 [1] 豊田東JCT.
 左へ:[東海環状] 中央道 土岐
 本線:[東名] 名神 [伊勢湾岸道] 四日市 新名神
 豊田東出口直進

 分岐。東海環状は自動車専用の一般国道(B路線)で、路線名は一般国道475号となる。なお、三重愛知岐阜の頭文字をとったMAGロードという相性があるが、定着しているかといわれるとイマイチだと思う。
 先ほど分岐したランプが本線を跨ぐ。
 今度は東海環状からのランプ(というより本線)が新東名本線を跨ぐ。
 この先の豊田JCT(東名との分岐)に関する大きな図形案内標識。

 左を大型車に阻まれたが、東海環状との合流はもう少し先。
 左からゆるゆると東海環状の本線が合流する。

 新東名高速道路 終点

 東海環状との合流点となるのが橋脚の継ぎ目(ポールの仕切りが途切れているところ)であり、この位置に「東海環状道」の路線名標識が設置されている。

 というわけで、この地点が御殿場から200km続いた新東名高速道路の終点となる。長いようで時間的にはあっという間であった。読者の皆様もお疲れ様でした!
新東名高速道路 レポート
下り線 区間7 下り線 区間8 →   下り線 区間9   → 伊勢湾岸自動車道 下り
東海北陸自動車道 内回り
15 浜松いなさJCT 16 新城 17 岡崎東 1 豊田東JCT 伊勢湾岸道 四日市JCT方面
東海北陸道 土岐JCT方面

関連ページ
 新東名高速道路 下り線 区間8 [新城IC → 岡崎東IC]
 愛知県内区間Part2。戦国時代の合戦場にほど近いPAに立ち寄った後は、ひたすらトンネル区間。


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 最終更新:16年3月31日