中央環状線内回りの第3部。江北JCTと板橋JCTの間には出入口は2箇所しかないが、距離とヤクモノが結構ある。レポートの後半ではやはり「いたくま」織込み区間の渋滞に巻き込まれる。

首都高速 C2中央環状線(内回り) レポート
中央環状線内回り 区間4 → 中央環状線内回り 区間3 → 中央環状線内回り 区間2
堀切JCT
小菅出口/JCT
C38 千住大橋
C36 扇大橋
江北JCT C34 王子北 板橋JCT 熊野町JCT
C26 西池袋
C24中野長者橋
西新宿JCT
C23 初台南
大橋JCT

レポートについて
 取材日:15年3月14日
 初台南から大井まで中央環状線内回りを1周+αした(1周目でトンネル内の撮影に苦戦したため)。
 全体では初台南→大井(2回目)JCT→有明JCT→芝浦PA休憩→銀座・箱崎経由堀切JCT→大井JCT→大橋JCT→神田橋。
 走り過ぎた感は否めない。

 なお、今回の撮影はほとんど据え置きカメラで撮影している。
 中央環状線の写真はカメラの発色設定をミスってしまい全体的に画像補正を加えている。

レポート(区間3)

 江北JCT

 左へ: C2 東池袋 東名
 本線: S1 安行 東北道

 C2を走り続ける我々はここで左へ折れる。
 いつもどおりランプをぐるっと回る。
 90度ほど回った先に荒川を渡る橋梁。葛西以来長らく横目に見てきた荒川とはついにお別れとなる。
 S1川口方面からやってきた車線と合流する。
 ここでは1車線+1車線=2車線という変化なので、右車線に入れてもらう必要はない。
 左前方に池袋副都心(?)の高層ビルが見える。ひときわ大きいビルは例のサンシャイン60だろう。
 [C34] 王子北 出口 800m

 赤羽、十条駅、王子駅といった北区界隈のアクセスにはこのランプが有利。
 いつもの渋滞情報掲示板。画像では殆ど読めないが、この先西新宿を先頭に渋滞とのこと、うへぇ・・・
 [C34] 王子北 出口 400m
 左へ:[C34] 王子北 出口
 本線:C2 本線

 ここで王子北出口が分岐する。近隣は住宅街にもなっておりこれまでのC2と異なり防音壁が高い。
 左へ:[C34] 王子北 出口
 本線:C2 本線

 出口側の標識だけ一昔前のスタイルなのが気になる。
 王子北出口を通過して少し先で、出口ランプが本線を跨ぐ。この出口ランプが一般道に接続するのはるR122/北本通りとr306/明治通りの交点付近で、王子駅より500mほど北方向になる。

 そういう構造もあって、王子北出口から南側にあたる尾久・西日暮里といったエリアへのアクセスはかなり悪い。
 情報掲示板・・・っぽいが、残念ながら何も読めない。
 ここで、王子南ランプからの合流がある。

 ・・・のだが、供用開始は2015年3月29日、撮影日は2015年3月14日なので、まだ供用されていなかった。

 このランプの開通が中央環状線全通後まで遅くなったのは、高速の真下を流れる石神井川の河道を切り替え、川のあったところにランプを設置するという複雑な工事を必要としたといったことが理由として挙げられる。
 飛鳥山トンネル(内回り全長480m)の王子側坑口。飛鳥山という名前の通り小高い丘を潜り 抜けるトンネルである。
 トンネル内はよくある感じ。この先高架まで高さを稼ぐ関係で結構なアップダウンが・・・

 ちなみに先ほど、飛鳥山を「丘」と表現した。

 これには理由がある。飛鳥山は、公的に認められた「山」ではない。国土地理院の地形図への掲載がなく、正確な測量結果も公表されていないのである。
 板橋側に向かうにつれてガンガン登る。

 ちなみに、飛鳥山という場所自体地形としては周囲より小高い土地であることに間違いはない。

 また、飛鳥山は、江戸享保期に桜の名所として整備され、明治期に日本最初の公園の1つとして指定された由緒正しい公園である。現在では東京の公園と聞くと代々木公園、上野公園、日比谷公園あたりが真っ先に思いつく場所であり、飛鳥山公園の存在感はかつてほどではないが、それでも北区民の憩いの場であり3つの博物館と2棟の重要文化財指定建築物が存在する名所である。
 ここで内回り線はいち早くトンネルを抜け明かり区間となる。外回り線はこの地点で内回り線の真下に潜り込んでおり、板橋側坑口が240mほどずれている。
 長い登り坂が続く。道路はR122の中央分離帯に位置するが、その周囲は閑静な住宅街であるため、見事なまでに(?)防音壁に囲まれている。
 そして、防音壁区間を抜けると高架区間になっている。ここから山手トンネルまでずっと内回り線が上、外回り線が下の二重構造となっている。内回り線の方が撮影が楽な理由の1つはここにある。
 滝野三丁目-西巣鴨交差点付近で、R122を離れR17の中央分離帯に乗り移る。60度ほど右に進路を変える急カーブとなる。

 こうした一般道の中央分離帯に合わせた高速走行無視の急カーブは特に5号線に顕著に見られる。狭さも相まって制限速度でも少しためらわれるくらいきつく感じる時もある。
 R17の中央分離帯に入ったあたりで、渋滞に巻き込まれる。まぁここまで割とスムーズだったからいっか・・・

 先ほどの急カーブのすぐ先が渋滞末尾ということも時々ある。カーブを超高速でかっこ良く切り抜けた先に見えるのは玉突き事故、なんてことにならないように。
 板橋JCT 1km
 本線:C2/5/4号線 中央道 東名
 右へ:5号線 大宮 関越道

 都心環状・東池袋は本線へ。

 この先の渋滞が結構悪質で、1つ上の写真の撮影位置からこの位置まで来る間に、何度か車が完全停止している。部分的に流れるところもあるが、熊野町JCTを抜け山手トンネルに差し掛かるまではずっとこんな状態である。
 板橋JCT 500m
 本線:C2/5/4号線 中央道 東名
 右へ:5号線 大宮 関越道

 都心環状・東池袋は本線へ。

 5号線大宮方面は右車線から分岐するので今のうちに。ちなみに、前車の位置がこれくらいの時はクリープで進んでいる程度の混雑だったり。
 そんなノロノロ状態がしばらく続いたところで、滝野川入口の料金所が見える。
 滝野川入口からの合流。

 この入口、この地域でC2内回りに入る数少ない入口であるとともにR17本郷通り/r301白山通り経由で文京区/都心方面から5号線を利用する車両が集中するため流入量が多い。H26.4.1-H27.2.28のデータによる交通流図では、平日24時間で4100台余りの流入量がある。この数字は中央環状線に限ってみれば平井大橋・四つ木に次ぐ3番目、5号線下りに流入できるランプとしてみれば飯田橋の次に多い。

 ちなみに筆者が運転免許を取る時に通っていた教習所の送迎バスが、滝野川から首都高に乗っていた(帰路は新板橋で降りた)。
 本線:C2/5/4号線 中央道 東名
 右へ:5号線 大宮 関越道

 都心環状・東池袋は本線へ。

 C2を引き続き走る場合は直進。高島平・大宮方面はこちらで右分岐。

 この地点は常に渋滞しており、滝野川から5号線に向かう車両は業を煮やして右路側のシマシマを通り抜けることも度々ある。ほんとは良くない。

 板橋JCT

 本線:C2/5/4号線 中央道 東名
 右へ:5号線 大宮 関越道

 都心環状・東池袋は本線へ。

 C2経由で4号線上りへは行けないという注意書きがここで登場する。例えば新宿を目的地とする場合は4号線新宿ランプではなくC2中野長者橋で首都高を出る形となる。
 また、5号線から関越道は遠いようにも見えるが、5号線は意外と西の方に突き出ており、関越に向かうには一般道より多少早くなる程度に有利である。実際のルートとしては、5号-美女木-外環-大泉か、5号-中台-環八/目白通り-関越といったところだろう。

 第3部はここまで!
首都高速 C2中央環状線(内回り) レポート
中央環状線内回り 区間4 → 中央環状線内回り 区間3 → 中央環状線内回り 区間2
堀切JCT
小菅出口/JCT
C38 千住大橋
C36 扇大橋
江北JCT C34 王子北 板橋JCT 熊野町JCT
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 最終更新:15年5月16日