訓子府-北見西間は十勝オホーツク自動車道として初めて開通した区間。 常呂川流域の畑作地帯を川と平行する形で北見方面へ走る。 |
十勝オホーツク自動車道 レポート | |||
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(建設中) | 下り線 区間1 | 下り線 区間2 | 下り線 区間3 |
陸別(仮) | 陸別小利別 | 訓子府 | 1 北見西 | 1-1 北見北上 2 北見中央 |
2-1 北見川東 | 3 北見東 |
Discription |
取材日:2017年10月9日 陸別小利別IC→北見東IC たまたま開通当日ゲットした1連休。もちろんメインはこの道路の開通待ち。 調子に乗って多めに撮影してしまったのでレポートは3部構成となった。 |
Report / Section.2 |
(39) 北見西 [ ] 出口 北見西IC出口。この先は2013年開通の北見道路区間となる。 北見道路区間は一般国道39号のバイパスであり、路線区分としてはA路線(高速自動車国道)ではなくA'路線(高速自動車国道に平行する一般国道自動車専用道路)となる。 | |
[ ] 北見西IC
北見西IC出口で一旦退出する。 ご覧の通り夕暮れ時。心配されるのは光量不足、北見東まで車載カメラで撮れるかちょっと考えるために一旦ブレイク。 | |
北見西ICはダイヤモンド型の非常にシンプルな構造。接続する道道はr27北見津別線。 だと思っていたが、実はこの標識は間違いで、正しくはr261置戸福野北見線が接続している。 地図を見るとr27はこの先北見北上ICに接続するルートを取っており、r261との違いは明瞭である。また、r27が北見西IC経由に変更されたという情報も存在しないことから、標識は誤植の可能性が高い。 | |
一旦r261に逸れた後、北見西ICから再び十勝オホーツク自動車道へ。 これまで走ってきた区間も含め十勝オホーツク道は全区間北海道開発局管理なので、道路上の特徴に大きな違いは無いが、実は北見西ICを境にキロポストが足寄起点から旭川起点(R39として振ってある)になるのと、インターチェンジ番号が北見道路内で単独で付番されている、といった違いがある。 | |
本線と合流。 北見西ICも合流部分はかろうじて片側2車線になっている。ありがたい。 そんな北見道路も、道路実態に合わせ、十勝オホーツク自動車道と一体化して案内されるため、正直路線名の違いがどうでもよく感じたりする。なお、北見市内の案内標識は十勝オホーツク道の延伸とともにリニューアルされており、北見道路区間は「十勝オホーツク自動車道(北見道路)」として2つの名前が併記されている。 | |
すぐに車線数が減少するのはもはやお約束。 | |
そしていつも通り対面通行区間が始まる。 | |
北上こ道橋 ここでr27北見津別線と立体交差する。 跨道橋の脇では北見北上ICのランプがr27に直接接続している。北見北上ICは北見東方面へのハーフインターであり、下り線に関しては入口のみである。 | |
入口合流手前にトンネル情報。 | |
ここで、北見北上ICからの入口ランプが合流する。 北見北上ICは2013年12月に北見川東ICとともに地域活性化インターチェンジとして供用開始されたインターチェンジ。この区間の道路開通自体は2013年3月であったから、約9ヶ月遅れで追加されたインターチェンジとなる。 | |
第1南丘トンネル 長さ 1388m 紅葉の斜面にトンネルがいきなり現れる。長さ1388mは十勝オホーツク自動車道としては最長。 トンネルの直上には南丘森林公園という | |
トンネル内は見ての通り、暗い。 この道路に限らず、通行無料の高速トンネルは全体的に照明が少なく、作りも非常にシンプルな傾向が強い。お金がかかっていないのは悪いことではないが、非常に単調なので運転するには辛い。 | |
第2南丘トンネル 長さ 472m 有無を言わさず2本めのトンネル。 | |
[ 2 ] 北見中央 2km トンネルに挟まれた位置に予告標識。 毎度思うことだが、開発局管理の道路標識で使われているフォント(おそらくゴナ体)は正直言って可読性が悪い。文字線が細く、画どうしが詰まっているため、巡航速度が速い場合、あるいは悪天候時や夜間には文字が不鮮明に見えることもしばしば。 | |
この辺りでは道路は常呂川南岸の山地をトンネルと橋梁で貫いている。常呂川北岸は比較的平坦だが市街地や畑が広がっており、山地を通るルートになったのだろう。そもそも、陸別〜北見〜網走方面を結ぶには北岸を通ること自体遠回りである。 2011年に高速道路上の標識フォントがヒラギノ体になったことは未だ記憶に新しいが、開発局の作る標識は全くといいほど時代の流れに乗らなかった。今からでも遅くないので、ヒラギノに切替えてくれないものなのか・・・ | |
北見ヶ丘トンネル 長さ 697m | |
[ 2 ] 北見中央 出口 1km このトンネルでは、なんとトンネル内予告標識を拝むことができる。2013年開通とあってまだ設備は新しく、頑張れば結構綺麗に撮れる。 | |
北見中央 [ 2 ] 出口 600m 寺の沢トンネル 長さ 415m | |
(39) 北見中央 [ 2 ] 出口 北見中央IC分岐。接続するのはr217北見美幌線だが、美幌へはこの先北見東ICから別の道道を経由したほうが早い。その一方、北見駅東口へは一般道に出てわずか2kmという近さであるから、もっぱら北見市中心部に向かうための出入口と考えると良いだろう。 | |
[ 2 ] 北見中央IC 北見市中心部の最寄りICと思えないほど山あいにあるインターチェンジだが、先程も触れたとおり、北見駅(の東口)へはここから2kmである。東口が駅の裏側の入口だとしても結構な駅近インターである。 | |
トンネル情報とともに、跨道橋で道道を跨ぐ。 | |
川東トンネル 長さ 913m 飾りっ気のないトンネルが美しい紅葉の中に口を開ける。 | |
(39) 北見川東 [2-1] 出口 350m トンネルを抜けるとすぐに北見川東IC出口が近づく。 | |
追越車線 長さ1250m | |
(39) 北見川東 [2-1] 出口 北見川東ICは、北見北上ICと同じく地域活性化インターチェンジで、2013年12月の供用開始である。 このICは北見北上ICとは異なり、フルインターチェンジである。終点の北見東ICは2.2km先。上り線出口まで作る必要あったか・・・? | |
[2-1] 北見川東IC 出口分岐。北見中央ICから2.8km、北見東ICから2.2kmしか離れていないため、これと言った使用用途が見当たらない・・・と思いきや、常呂川の対岸、北見工業大学への最寄りICである。 それ以外にもJR柏陽駅付近へのアクセスが最寄りとなるが、端野・美幌へは次の北見東が、北見市中心部へは先程の北見中央が便利。 | |
左側に北見市街を遠望しつつ、広大な4車線路が北見盆地の縁をなぞる。 | |
[ 3 ] 北見東 2km 北見川東ICを通過後、間髪入れずに次の北見東ICへの予告標識。 | |
入口合流。これだけ見ると北見中央ICより立派である。 地域活性化インターは地方公共団体が中心となり整備されるインターチェンジである。活性化に本気を出す北見市の姿を垣間見た・・・? | |
最後の追越車線がここで終わる。 | |
ここから、常呂川に向かうようにカーブとともに緩やかな下り坂となる。終点近くになってスピードが一気に出る区間、アクセルは程々に。 | |
(39) 北見東 [ 3 ] 出口1km 対面通行と言えど、草地のような中央分離帯を抱えており、対面通行より走りやすい。 | |
終点 500m先 速度落せ | |
情報掲示板。陸別小利別から北見東まで走りきって尚、本日開通の告知をされるとは・・・。 | |
終点に特有の「速度落せ」標識。十勝オホーツク自動車道は、北見道路は、2017年現在ここ北見東ICが東側の終端となる。 この先美幌高野〜女満別空港に至る美幌バイパスもまた、高速ナンバリングではE61が付番されている。国土交通省としては北見東〜美幌高野間(約22km)に新たな高規格道路を建設し繋げる計画もきちんとあるようで、未通区間のうち「端野〜高野について道路計画に関するアンケート」が2017年に実施された。 | |
[ 3 ] 北見東IC ここでランプ部に直結し、終点を迎えた十勝オホーツク自動車道/北見道路から一般道へ降りることとなる。 陸別小利別から走ってきた場合、訓子府への山岳区間、訓子府〜北見の畑作地帯、そして北見市街を一気にパスしてきたことになる。特に冬期は所要時間の違いもさることながら、ドライバーの負担も従来より大きく軽減されることだろう。 | |
左折:r1024 網走 端野 右折:r1024 美幌 北見東ICを降りるとr1024川向端野線に直接接続する。端野へは左折一択だが、実は網走へは右折した方が近い。 ただし、道路自体は端野からR39を走るほうがだいぶ快適なのでその辺は状況に応じて選択すると良いだろう。 これにて十勝オホーツク自動車道、完。 |
十勝オホーツク自動車道 レポート | |||
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(建設中) | 下り線 区間1 | 下り線 区間2 | 下り線 区間3 |
陸別(仮) | 陸別小利別 | 訓子府 | 1 北見西 | 1-1 北見北上 2 北見中央 |
2-1 北見川東 | 3 北見東 |
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十勝オホーツク自動車道 下り線区間3 [北見西IC→北見東IC]R39北見道路として開通した区間。 北見市街の南側を通るバイパスであるが、平坦なイメージとは裏腹に意外とトンネルが多く刺激的。 十勝オホーツク自動車道 下り線区間1 [陸別小利別IC→訓子府IC] 2017年10月にめでたく開通した区間。 陸別町小利別から訓子府まで、牧場と森林に囲まれた山間部をゆったりと走る。 高速道路レポート一覧へ戻る 蒼の街道トップへ戻る 最終更新:17年11月16日 |