Description

 撮影日:
 2020年2月2日

Report / Section.2

4 山形蔵王IC/PA

 山形蔵王IC出口。PAも隣接しており、本線から分かれた後に両者が分岐する。

 なお、次の関沢ICでは上り線出口がないため、山形蔵王ICが山形県内最終出口となる。

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山形JCT→ 山形蔵王IC/PA

 IC/PA分岐の横を通過する。本線寄りに進むとPA、左側に折れると出口のようだ。

山形蔵王PA

 PA施設を撮影。見ての通りトイレと自販機のみの無人エリアで、施設の物足りなさは否めない。

 とはいえ園地があり全体的に敷地が広い点やトイレ棟のデザインが凝っている点、「松尾芭蕉の句碑」は置かれている点などなど、道路公団の名残を感じる部分もいくらかあるようだ。

 PAから本線に戻るランプと一般道から本線に入るランプが合流する。

 この辺りで右側に見える山は蔵王連峰の北端に連なる雁戸山(画面奥のギザギザした稜線)である。山頂の標高は1486mで、稜線が「蟻の戸渡り」と呼ばれる細い岩稜となっている。

 蔵王山系の真っ白い山並みを遠目に見ながら、PA&一般道からのランプと合流する。

 山形蔵王ICは山形市街からの仙台方面への玄関口であり、流入車両は比較的多い。

 唐松トンネル 長さ330m

 スノーシェッドを介して、白鬚トンネル(長さ490m)に入る。

 [ 2 ]笹谷11km
 [ 1 ]宮城川崎23km
 仙台59km

 ここからは笹谷峠を目指す山間区間。カーブが連続する。

 日陰も高架橋もたくさんあるので、冬は凍結に気をつけよう。

 このあたりも、遠方の山並みに気を取られてはいけない…。

 宝沢トンネル 長さ330m

 「山形道」の標識の下に幕が掲げられた独特なスタイル。

 5%の急勾配が続く。

 新山トンネル 長さ320m

 雁戸山が真正面に見える橋梁区間。冬は日陰なのが怖い。

 上下線でちょっと離れている。

 ここで30KPを通過する。村田まで30km、山形道は意外とあっけないのである。

 笹谷に向けてまだ登る。

 岩の沢トンネル 長さ110m

 チェーン脱着場 900m先

3 関沢

 笹谷トンネル内 ハイウェイラジオ

 関沢ICを通過する。

 関沢ICは村田方面のみ出入り可能なハーフICである。次の笹谷ICは山形方面のハーフICなのだが、これは笹谷峠区間がR286笹谷トンネルという一般国道自動車専用道路として先に開通した名残である。

 笹谷トンネルを前に、道路際にうっすら積雪が見える。トンネル入口の標高は約600mで、山形JCT付近より500mほど高い。

 笹谷トンネル 長さ3411m

 宮城-山形の両県を結ぶ、山形道最長のトンネルである。

 トンネル内壁に両県の県境が書かれている。トンネルのピークよりは少し山形方面寄りに県境がある。

 トンネル出口が見えてきた。

 トンネルを抜けると標識ラッシュ。まずは宮城県の県境標識。

 英字表記が「Miyagi PREF」と書かれているが、「PREF」がサイズの小さな大文字という古いタイプのものである。

 [ 2 ] 笹谷 1.5km

 川崎町の自治体カントリーサインが置かれている。

 (286) 笹谷 [ 2 ] 出口1km

 笹谷ICまで1km。かつての国道286号笹谷トンネルの宮城側出口であり、標識の通りR286に接続する。

 (286) 笹谷 [ 2 ] 出口500m

 (286) 笹谷 [ 2 ] 出口

 笹谷IC出口はまもなく。

 IC周辺は笹谷地区の集落がある。かつては仙台寄りの場所にセントメリースキー場が存在したが、2023-24シーズンを最後に廃止となった。

2 笹谷

 笹谷IC出口。R286はこちらから。

 次の宮城川崎ICまでの間、並行するR286は青根温泉方面にR457が分岐するほかはほぼ一本道である。スキー場が廃止となった今、このICを積極的に利用する状況は限られる。

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