北海道道1030号石勝高原幾寅線 第1部 [幾寅峠→終点(R38交点)]
幾寅峠を越えて南富良野町に入ってからも狭いダート区間が続く。
しばらくすると道は開け、空知川の流れる小さな町、南富良野町の中心部へ向かって快走する。
北海道道1030号石勝高原幾寅線 第2部 [幾寅峠→終点(R38交点)]
幾寅峠を越えて南富良野町に入ってからも狭いダート区間が続く。
しばらくすると道は開け、空知川の流れる小さな町、南富良野町の中心部へ向かって快走する。
北海道道1030号石勝高原幾寅線 第1部 [幾寅峠→終点(R38交点)]
幾寅峠を越えて南富良野町に入ってからも狭いダート区間が続く。
しばらくすると道は開け、空知川の流れる小さな町、南富良野町の中心部へ向かって快走する。
北海道道1030号石勝高原幾寅線 第2部 [幾寅峠→終点(R38交点)]
幾寅峠を越えて南富良野町に入ってからも狭いダート区間が続く。
しばらくすると道は開け、空知川の流れる小さな町、南富良野町の中心部へ向かって快走する。
この峠を境に占冠村から南富良野町へ入る。
1つ上の写真には占冠村のカントリーサインが写っていた。ダート路にカントリーサイン、一見ミスマッチな感じがいいですよね。
というわけで、第2部においては峠を下り続ける。
ところどころ多少景色が開けているところもある。
なお幾寅側は標高の高い段階で道路際に電柱が立っている。これだけで人の気配が増してしまうのだから不思議なものである。
トマム側に負けない狭隘区間が続くが、ところどころ離合可能な地点がある。どちらかというと幾寅側のほうが走りやすい。
幾寅側では最難所となるヘアピンカーブ。勾配もしっかりあるのでスピードは落とそう。
ヘアピンカーブ後は緩やかな下り坂となり、森林浴区間が続く。木漏れ日と木陰にこっそり佇むキロポストに良さがある。
11KP。10.5KPとほとんど景色は変わらない。
途中、再び広めの待避所を見かける。
画面奥を見るとなぜか未舗装区間なのに「↓」が設置されているのがお分かりだろう。路肩を示すためのこの標識、未舗装路で使うものではないと思うがなぜ?と思ったところで、カーブを曲がって少し行くと次の写真である。
路肩を示す「↓」を頼りに狭隘カーブを曲がると、ピッカピカのガードレールといかにも植えたて感のある植栽が施された区間に出る。砂利も心なしか白い。
左側の笹薮も綺麗に刈られている。第1部区間にもこういう地点はあった。
災害復旧工事が行われた箇所だ。
先程の箇所を振り返る。真新しいガードレールと真新しい植栽の脇に、デリニエータと白い卒塔婆状の杭。
間違いない、ここは最近被災して直したばかりの箇所だ。そう気づいて杭をよーく見ることにした。
工事名
28年災第744号
石勝高原幾寅線外 災害復旧工事外
工事概要
第745号 復旧延長 L=23m
山留式擁壁工 A=74m^2
工事杭に書かれた工事名と概要は、2016年の台風被害からの復旧工事を表すものだった。恐らくここで土砂崩れが発生し、谷側に擁壁を建設して道路を復旧させたのだろう。
なお、工事概要の裏側に着工と完成の年月日が書かれていた。H29.10.18着工、H30.7.2完成とある。この道路の通行止解除の2ヶ月弱ほど前に出来たばかりなのだ。
他の台風被害の大きさからすれば23mという延長は決して大規模な災害ではないが、それでもあの災害箇所が復旧しない限り、r1030は通ることが出来なかった。関係者の尽力に感謝しつつ、真新しい復旧箇所を通り過ぎると、これまでと同じ未舗装区間がもう少し続く。
個人的には未舗装道道は一度被災すると万年通行止めになってしまうことも十分懸念していたが、この道道の場合は途中のNTT無線中継所の存在や災害箇所が比較的小規模だったことにより2年で復旧できたようにも思われる。
ほどなくして未舗装区間が終了する。
この地点でもう一度送電線の下をくぐるが、この辺りはかなりの急傾斜なおかつ送電線下には低木が生えているため道路からの眺望は悪い。
舗装区間に入ると間もなく2車線が確保された快適な山間道道の姿になる。こうなると走りやすい。
13KP。ここからは幾寅市街(南富良野町中心部)へ向けて山の中を下るのみ。
橋梁もしっかり2車線だし、典型的な「無人地帯を快適に走る道道」である。
14KP。まっすぐ下り坂。
ぼちぼち開けた場所に出そうだけどまだ人の気配はない。
南富良野側のゲートである幾寅ゲートを通る。ということは、もう少しで市街地だろう。山間区間約15km、わりと長かった。
ゲートを過ぎて少しの間はシラカバ林が続く。
ここで一気に視界がひらけ、農地と民家が現れる。幾寅までもう少し!
右へ:r1030 幾寅市街 R38方面
右カーブ。左へ入っても農道を走った後行き止まりとなるため外部からの使用機会はほぼない。
幾寅市街に入る手前に、国設南ふらのスキー場へ入る道路が分岐する。普通こちら側からはコないので案内は特に無かった。
町営のスキー場ながらゲレンデ標高差400m、最大斜度35度、斜面構成は中級メイン、そして南富良野は道内でも降雪の多い地域、となかなかレベルが高い。しかしトマムやサホロより遠く規模は最長滑走1500mとそれほど大きくないことから、筆者はこのスキー場を利用したことがない。1500円で4時間、2500円で8時間滑れるローコストが魅力なので一度楽しんで見る価値はありそうだ。
市街地手前でJR根室本線を渡る踏切。
先述の台風災害でJR根室本線も大きな被害を受け、2019年4月現在、幾寅駅を含む東鹿越-新得間が不通・代行バス輸送となっている。復旧工事の気配は無く、JR北海道の資料を見る限りではこのまま廃止することも検討しているようである。せめて幾寅までは復旧させてほしかったけど無理かなぁ。
踏切を渡ると幾寅市街に入る。右手にAコープ、奥にR38交点といかにも中心部っぽい感じ。
南富良野町は2018年末時点で人口は2,515人と町として規模は小さい。主産業は農業と林業である。
直進:R38 滝川 富良野
左折:R38 帯広 トマム
R38交点の予告標識。標柱に対して案内標識が小さいのと、標柱左側に飛び出ている部分には何を設置していたのだろう?
左折の「トマム」はR38沿線ではないので、一旦道道に入ってアクセスする必要がある。そもそも今来た道を引き返せばいいではないか。なお、幾寅-JRトマム駅間はr1030とR38で比べてR38経由の方が2km遠いので、r1030は確かに近道なのである。ただし巡航速度の差は言うまでもない。
きちんとした終点標識は設置されていないが、ここがr1030の終点となる。
未舗装持ちの高原道道、r1030のトレースはここまで!
北海道道1030号石勝高原幾寅線 第2部 |
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