r970蛾眉野原木線は、函館市戸井町内を走る道道。北海道では道南にしかない「杉の人工林」の中を走る静かな林間道道である。
Information
路線: 北海道道970号蛾眉野原木線
起点:函館市蛾眉野町(r41交点)
終点:函館市原木町(R278交点)
延長:11,827m(総延長)/ 11,800m(実延長)
沿線:ふれあい湯遊館、函館市戸井ウォーターパーク 他
走行:全線(終点→起点) 2016年8月5日撮影

Report 1/1

 渡島半島の海岸沿いを走るR278を反時計回りに進む。函館市戸井の漁村を走っていると、山へ向かう道道とともにレジャー施設への案内。オートキャンプ場・ふれあい湯遊館といういかにもな施設だ。

道道970号終点

 撮影は8月初旬の朝6時前。まだ朝日が低く逆光がきついので、反対側から交差点を撮影する。

 これだけ海に近い場所に立っている「そとば」も珍しいのではなかろうか。

 国道を右折するとすぐに原木温泉トンネルで小山を抜ける。画面に写っている車は撮影時に借りていたレンタカー。

 トンネルの手前にいつもの道道標識が置かれている。

 路線名の読みは「がびの-はらき-せん」と読む。ひねった読み方ではないが、ちょっととっつきにくい。

 トンネルを抜けると真新しい2車線の快適な道。ゆったりとした歩道には、花の植わったプランターがこれでもかと並んでいる。

 道路脇に、「60mmの降雨で…」といった意味深な標識が立っているがこれについては今は触れないでおく。

 プランターの植わったカーブを抜けると左側に大きな駐車場が現れる。

 その向こうにあるのがふれあい湯遊館。1994年にオープンした市営の温泉で、日帰り入浴専用施設である。

 施設名は2026年4月より「マルゼン温泉美人の湯」に変更される。函館市ネーミングライツの選定を受けて変更が決まったもので、より温泉とその入浴感を強調したものとなる。

 ふれあい湯遊館をスルーすると、戸井ウォーターパークオートキャンプ場の脇を通る。

 こちらも、2026年4月より「マルゼンパーク 武井の島オートキャンプ場」と名称変更される。 「マルゼン」は、函館市内のビル管理会社であるマルゼンシステム株式会社からついている。

 11KP。舗装区間に現れる最初で最後のキロポストである。

 11KPを過ぎると、道路はみるみる細くなり、そしてすぐに舗装が途切れる。

 左に見えるのはキャンプ場のフリーサイト。杉の木立に囲まれたテントサイトで、道央や道北のサイトとは少し雰囲気が違う。

 道路情報
 通行注意 この先11km砂利道
 路面凹凸あり

 ダートや冬期通行止めの区間に現れる、気分高まるいつもの情報板。12km足らずのこの道道が、10km超のロングダート区間を有しているという現状を目に、車中の興奮が高まる。

 この先遮断機注意

 画面奥に「道路通行規制区間」を表す標識。これより10.7km区間 60mmの雨で通行止めになるとのこと。

 60mmで通行止というのは道内の規制基準の中でも厳しい方である。道道で最も基準降水量が少ないのは、r732上猿払浅茅野線の「連続雨量40mm」だったりするが…。

 この先2km区間と補助標識が添えられた「凸凹注意」。ダートならもっと続くんじゃないのか?と思っていたが気にせずスルーした。

 がっしりした金属製ゲートが待ち受ける。8月初旬の夏の朝、蛾眉野原木線のダート区間へ足を踏み入れる。

 ゲートを越えて少し走ったところで、原木川を渡る橋。にしてもこの橋、道道というより林道のそれである。

 1車線幅のダート路を突き進む。ダートはやや深めで、路肩はあまり広くない。

 これまで何本かのダート道道を走ってきた経験からすると、蛾眉野原木線は道が狭く走りにくい路線である。撮影しながらとはいえ12kmの走行に40分かかっている。

 斜面の補強なのか、なにか工事が行われた箇所もある。林道クオリティの道路であるが、きちんと維持されているのだ。

 「この先落石注意」の看板。設置は北海道の出先機関、「函館土木現業所」とのことだが、2010年に函館建設管理部と改称されている。

 深い木立を抜ける。道路は薄暗く、砂利も深いのでゆっくり走り抜けるしかない。

 林道が分岐する場所に10KPが置かれている。こんな道が、あと10km続く。

 道南は杉の北限で、r970沿線には植林された杉林がちらほらと見られる。木の茂り方といい、本州の県道の姿に近い。

 落石注意の標識の奥に、フェンスの整備された斜面。こうした改良がされているのはありがたい。

 斜面の横を通り抜ける。

 路肩弱し 走行注意

 狭いダート路に標識がきちんと置かれている。

 ここでいつもの道道標識が現れる。ダート区間にもきちんと置かれている・・・!ありがたい。。

 道南の森の空気を楽しみながら、道道標識を撮影する。標識に木々の緑が反射しているのが美しい。

 鬱蒼とした森の中を林道のような道道が通り抜ける。

 8KPを通過する。このあたりも光が入らずとても暗い。

 天然林と杉林が入り混じる。

 7KP。キロポストは高めに設置されている。

 6KP。まっすぐ伸びる杉の木はやっぱり北海道では珍しい。

 

 5KPを通る。

 途中、このように開けた場所が点在する。

 林道との分岐。少し道幅も広くなってきた。

 4KPを通る。

 道道標識が置かれているが、木々で隠れてしまってほとんど読めない。

 作業用の重機が置かれている。

 3KP。路肩も広くなったこのぐらいの幅は、未舗装道道でもよく見る姿。

 ガードレールで守られた待避所が設けられている。

 欄干の低い橋を通る。

 この先 遮断機注意

 森の中にゲートが現れる。長かったダート区間がやっと終わる・・・!

 ダートの向こうに10.7km振りの舗装路が見える。無事(?)対向車とすれ違うこともなく、ようやく走りきった!

道道970号起点

 r970起点交差点。交差点と言えるような見た目をしていないが、前方を横切るr41函館恵山線に斜めに合流する形をとっている。

道道970号起点

 r970起点を振り返る。r41側からすると路肩にいきなりこのセットだけが現れるのだから、道道標識があっても、すぐには通り抜け可能な道道だとは認識できないだろう。

 六角形の道道標識が起点に1つだけ置かれている。林の中で苔むした姿は北海道より本州のそれに近い。

 撮影後はr41を函館市街方面へ走る。

 これにてr970のレポート終わり。お疲れ様でした。

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最終更新:2026年2月23日