上川層雲峡ICはこちらから。R39層雲峡・北見/R273三国峠方面はこちらから。

　上川層雲峡ICを通過するとまもなく追越車線が終了する。

　距離標識。次の浮島ICまで17kmと距離がある。奥白滝ICは白滝PA/道の駅しらたきを併設する休憩地点でもある。

　まもなく対面通行となる。

　石狩川　？？大橋332m

　ここで、4回目の石狩川を渡る橋。

　これまで並走してきた石狩川は、R39とともに層雲峡方面から流れてきている。旭川紋別道がクロスするのはここが最後となる。

　橋梁はこれまで通り飾りっ気の無いシンプルなものである。

　横風注意の標識。この周辺は山に囲まれているものの、結構風が吹くらしい。

　天幕大橋にて、石狩川の支流である留辺志部川を渡る。この辺りを境に、奥白滝IC付近まで人家のない無人地帯となる。

　視界いっぱいに夏の山林が広がる。

　追越車線　2km先

　この辺りは上川町天幕（てんまく）という。この付近には天幕駅という駅が置かれていたが、周辺から住民がいなくなったことから2001年に廃止された。しかし、この地区で廃止されたのは鉄道駅だけではない。

　撮影地点先のカーブ付近に、上川天幕出入口の跡地がある。

　2006年11月、愛山上川ICから上川天幕出入口が開通した。この先の浮島ICまでの工事の遅れを理由に暫定的に設置された出口であり、2010年3月、浮島ICまでの区間の開通に伴い廃止された。

　滝口跨道橋にて、R273をまたぐ。

　この跨道橋から先が2010年に開通した区間となる。上川天幕出入口は2010年の廃止後、おそらく舗装が剥がされた後、ずっと放置されているようである、緊急用の出入りこそ何とか可能かもしれないが、実際の利用は想定されていないような状態である。

　追越車線　820m

　上川層雲峡ICの次の追越車線だが、あまりにも短い。ある程度の車列になっていたら追越しを諦めることもよくある。

　・・・のだが、勇敢にもアクセルを吹かして前方車両を抜き去っていく猛者が多い。

　あっという間に追越車線は終わってしまった。

　気象情報。気温23℃と涼しくなってきたが、撮影当時既に17時を回ろうとしていた。7月初旬は日が長い。

　奥にある「なかこし大橋」では留辺志部川とR273を一気にまたぐ。R333もなだらかな線形であるが、旭川紋別道はより直線的である。

　トンネル情報。次のトンネルは愛別トンネル以来のトンネルとなる。

　なかこしトンネル　長さ3284m

　「なかこし」は周辺の地名で、「中越」と書く。「ちゅうえつ」と読まれないための対策なのか、次の「上越（かみこし）」も同様にひらがな表記である。

　トンネル内は愛別トンネルのときと大きな違いはない。

　上川町中越にはかつて中越駅という駅があったが、天幕と同じく2001年、周辺人口皆無のため廃止された。現在は中越信号場という形で鉄道施設が残っている。

　[ 4 ] 浮島 2km

　かみこしトンネル　長さ1385m

　旭川紋別道3本目のトンネル。かみこしは「上越」と書く。

　上越地区も現在は無人地帯である。JR石北本線には旧上越駅→上越信号場も存在するが、それは浮島ICよりも東側（北見峠寄り）に設置されている。

　(273)(333) 浮島 滝上
　[ 4 ] 出口1km

　浮島ICまで1km。滝上は北見峠ではなくR273浮島峠を越えた先にある町。

　2km予告ののち、1385mのトンネルを潜って1km予告…距離の帳尻が合わないのは気のせいではないですね。

　(273)(333) 浮島 滝上
　[ 4 ] 出口500m

　浮島ICまで500m。浮島の名は、R273滝上方面に向かう際に通りかかる浮島峠や、その直上にある浮島湿原に由来する。

　なお、国交省の事業名は「上川上越道路/上越白滝道路」で、本来は「上越IC」という名称を想定していたのかもしれない。

　(273)(333) 浮島 滝上
　[ 4 ] 出口500m

　浮島IC出口が近づく。この辺りは道内のICでは珍しく険しい谷あいに設置されており実は高いところを走っている。

　狭い谷あいに設置されたICで、長いランプで留辺志部川を飛び越えてR273に直接接続する。接続部を左折しR273を北上すれば滝上方面に至る。右折するとすぐにR333分岐に差し掛かり、そこから左（東）へ進めば上越信号場を経て、北見峠を一般道で越える事ができる。

　浮島IC出口。R273滝上方面はこちら。

　なお、浮島IC付近から紋別市へは、旭川紋別道経由よりもR273経由のほうが30kmほど近い。白滝や丸瀬布の道の駅に寄りたいなどというリクエストがないなら、無理に旭川紋別道をトレースする必要はないのである。やっぱり北見方面へのアクセスルートでは…