Description

 取材日:2019年4月13日
 東名高速小牧JCT→中央自動車道→富士吉田線河口湖IC

 相互リンク先「道の旅に出かけよう!」管理人のかっしー氏との撮影ドライブ。
 区間10は諏訪湖SAを境に小牧側が私の撮影で、高井戸側はかっしー氏撮影である。

Report / Section.10
21 岡谷JCT

 長野道松本・長野方面はこちらから。ナンバリングには貼替えで対応したんですね。

 ジャンクションはY型で構造自体に特にひねりはない。

 写真だけ見ると山の中に設置されているように感じるが左手は天竜川を挟んですぐに岡谷市街となり、JR岡谷駅からは直線距離で1kmも離れていない。

 長野道からの合流。

 諏訪湖SA 3km
 中央道原PA 17km

 岡谷JCTを過ぎてすぐに休憩施設への距離案内が登場する。

 花岡トンネル 長さ280m

 [ 20 ]諏訪8km
 [ 19 ]諏訪南20km
   東京198km

 距離案内。次の諏訪ICまでは8km。東京都心まで200kmを切った。

 ここで左側に諏訪湖が垣間見える。岡谷から諏訪湖SAまでかなり湖に近いところを通っていても、柵やらなんやらで見えるのは一瞬。SAでのんびり眺めましょう。

 諏訪湖SA 2km

 SAとして一通りの設備が揃っている。後述の通り温泉があるのだが予告標識にピクトグラムはない。珍しいから案内してあげても良さそうなものだけど・・・。

 ここで高井戸起点180KPを迎える。都心から3時間圏ぐらいか。中央道の延長が344kmであるから、折り返し地点はちょうどこの先の諏訪IC付近となる。

 「とりあえず休憩!」

 この明朝体の標識チラチラ見かけますよね。

 諏訪湖SA 1km

 駒ヶ岳SAの次にして中央道の中間地点にほど近い休憩施設。今回はちょっと急いでいたが、お昼ご飯がてら立ち寄ることにしよう。

 SA手前で景色の開けるS字カーブ。これぞ高速道路。

 左奥に見えるひときわ高い山並みが八ヶ岳連峰である。上り線ではこの先しばらくは運転席の視界に入ることになる。

 八ヶ岳とは長野県富士見町-山梨県北杜市境をなす山並みとその延長上に続く山並みの総称で、一般的には蓼科〜権現岳付近(蓼科を入れない場合もある)を指す。最高峰は赤岳で、その標高は2899mにもなる。

 諏訪湖SA

 中央道長野区間第2のSA、諏訪湖SAはこちらから。湖の名前が付いているSAは中央道ではここだけで、東名に浜名湖SAがあるのと対照的である。

 まずは駐車場へ。上り線は大型47小型156と決して小さい規模ではないが、駐車場内の満空表示や街灯、あるいは歩行者通路といった整備が乏しくだだっ広く見える。

 なお大型47台というのは中央道のSAでは談合坂についで2番めの大きさである。双葉、恵那峡、駒ヶ岳の3つはだいぶ小型車に偏ってるのかも。

諏訪湖SA

 商業施設全景。2012年改装の施設は駐車場からの段差も無く清潔感があり利用しやすい。24時間営業の売店とフードコートに加え、信州そばを提供するレストラン、高速道路ではおなじみのスターバックスに加え長野・群馬両県で有名な峠の釜めしの「おぎのや」などが入っている。

 今回の撮影ではフードコートで遅めの昼食を取った。購入と同時に注文は伝わってるし、提供も早いしですごいですよね。

 諏訪湖SAの敷地のうち、甲府方まで歩くとハイウェイ温泉なるものが現れる。

 佇まいからしてリラックス感のある日帰り入浴施設というよりはドライバー向けな雰囲気も感じるが、営業は10:00-22:00と夜間向けではない。SA内にも湧いているであろう上諏訪温泉のお湯と思われるが、温泉目当てのドライブなら高速道路で入る必要もないわけで、微妙な立ち位置にあるようだ。

 休憩施設脇のデッキからの景色。正面に見える湖は諏訪湖。手持ちのコンデジでは1枚に収まらないがSAからはその全景を切れ目なく眺めることが出来る。

 諏訪湖は面積12.8平方kmの湖で、成因は断層運動によって生じた断層湖。全面結氷時に見られる御神渡りが有名であるが平成に入ってから見られる頻度は低下してきている。

 エリア敷地にピクニックゾーンのような場所は無いが、長野方に「恋人の聖地」オブジェクトも見られる。駐車場の端なのでここまで歩くと遠いかも。

 なお、諏訪湖SAは敷地内に市境界が通っている。上り線の商業施設は諏訪市内に、下り線は岡谷市内に位置する。

 これによりハイウェイ温泉の入浴料金が上下線で異なるという現象が起こっている。諏訪市と岡谷市の入湯税の違いによるものとのこと。

 本線に戻って引き続き東を目指す。

 ちなみにこの日の目的地は河口湖である。諏訪湖SA-大月JCT-河口湖ICまでは相互リンク先の管理人であり今回の走行に同行していただいたかっしー氏の撮影となる(本線の写真で注記なき場合)。

 有賀トンネル 長さ110m

 真上にはお寺さんの敷地があるらしい。

 トンネルを抜けて直後に有賀バスストップが存在する。

 停車するのは中央高速バス他が運行する上諏訪・岡谷-新宿線。一般道側のアクセスがあまり良くないので使い勝手はどうか。

 中央道の左脇は住宅地が迫っており、防音のためか壁が高い。左前方に見えるはずの八ヶ岳もすっぽり隠れるほどだ。

 [ 20 ] 諏訪 2km

 Googleストリートビューで見ると2018年時点で跨道橋に架設されていたが、ヒラギノ化を機に路肩に移設されたようである。

 2km手前標識から諏訪ICにかけて、八ヶ岳連峰に向かって道路が続く「山アテ」区間となる。山頂はもちろん雪をかぶっているけど山麓の平地もまだ白いところがあったんですね。

 (20) 諏訪 茅野 [ 20 ] 出口1km

 諏訪ICまで1km。ここからしばらく盛土区間となる。

 諏訪大社上社本宮はこの右側に位置している。中央道からわずか500mほどの距離で、諏訪ICからも近い。

 (20) 諏訪 茅野 [ 20 ] 出口500m

 諏訪ICまで500m。

 諏訪ICは全施設が諏訪市内に設置されているが茅野市域とほぼ隣接しており、諏訪市街と茅野市街のほぼ中間地点に位置する。

 (20) 諏訪 茅野 [ 20 ] 出口

 諏訪IC出口標識。諏訪市・茅野市はこちらから。

 諏訪IC一般道側はR20バイパスに接続している。立体交差にする用地は確保されているが今の所平面交差のようだ。また、インターチェンジ周辺はロードサイド店舗の集積が他のIC以上に顕著に見える。

20 諏訪IC

 諏訪IC出口。遠くに望む八ヶ岳連峰が美しい。

 広域的にはICの南側でR152に入り、茅野市街を経てR299蓼科・八千穂高原やR152白樺高原に至る。ただしR299は線形がきつく小海・佐久方面への抜け道として使っても最短経路になりにくいことに注意すべきか。

 諏訪ICを通過し、一般道からの合流。八ヶ岳連峰を遮るビジネスホテル、ちょっと大きすぎません?

 諏訪ICを通過後、すぐに茅野市に突入する。

 茅野市のカントリーサインは馬らしき形が見えることからなにかのお祭り?と思ったら「土器」らしい。尖石遺跡という遺跡があるらしく。

 [ 19 ]諏訪南10km
 [ 18 ]小淵沢23km
   東京188km

 距離標識。次の諏訪南ICが長野県内最終出口。標準的〜やや広めのIC間隔で出口が点在する。

 付近は市街地と農地が混じり合っており道路はバッチリフェンスで覆われる。

 中央道茅野バスストップを通過する。

 県境サインのイラストは鵜飼。岐阜県といえばこれ!というものを出すのは確かに難しかったのかも。一方、下に設置されている関ヶ原町のカントリーサインは馬に乗った戦国武将が描かれており、関ケ原の戦いをモチーフにしたことがすぐにわかる。

 バス停はガラス張りの待合所もありきちんと使われている気配。中央道はバスストップの多くが現役なのも東名と異なるところだ。

 中央道原PA 3km
 八ヶ岳PA 25km

 休憩施設までの距離案内。中央道原PAを過ぎると八ヶ岳PAまでの距離がやや空いている。

 カーブの途中で原村に入る。カントリーサインは特産物のセロリとレタスが描かれている。

 原村に入ると間もなく登坂車線が始まる。

 登坂車線。諏訪湖で一段落したかと思うとまだ登る。

 中央道の最高地点はこの先富士見町内に存在し、その標高は1,015mにもなる。その付近を境に、諏訪湖へ注ぐ宮川流域から富士川へ繋がる釜無川流域へ移る。

 中央道原PA 1km

 このパーキングエリアは当初から正式名称に「中央道」を冠している。原PAじゃダメだったんですね。

 700m先 中央道原PA

 中央道原PAには登坂車線から分岐する。24時間営業のコンビニを示すピクトグラムも。

中央道原PA

 中央道原PA入口。八ヶ岳連峰赤岳のおおよそ真西に位置するPAで、標高930mと中央道で最も高い位置にあるPAである。上り線にはデイリーヤマザキが入居している。

 かつては日本の高速道路で最も標高の高い休憩施設であったが、現在は東海北陸道松ノ木峠PAにその地位を譲っている。

 中央道原PAを通過すると一旦下り坂に転じるとともに、中央道原バスストップを通過する。

 バス停の標識は「中央道原」の文字の大きさがすべて同じである。PAの標識は「中央道」が小さく表されているが、ヒラギノ化前のものは同じ大きさだったのかもしれない。ちなみにこの辺りでこっそり茅野市域に戻っている。

 [ 19 ] 諏訪南 2km

 諏訪南ICの予告標識。諏訪市内から離れているのにどうして広域地名を使うんでしょうね。

 (20) 諏訪南 富士見 原
 [ 19 ] 出口1km

 諏訪南IC1km手前標識。こちらはヒラギノ化前のものが残っていた。

 (20) 諏訪南 富士見 原
 [ 19 ] 出口500m

 こちらはヒラギノ化されたもの。レイアウトはほぼ完全に踏襲されている。

 IC名は諏訪南だが立地するのは富士見町と茅野市の境界付近(原村は中央道原PAの直後で村域を出ている)で、富士見ICと名前がついてもおかしくない場所にある。ただし茅野市の最寄りは諏訪ICとなり、富士見町と原村の最寄りとして案内される。

 (20) 諏訪南 富士見 原
 [ 19 ] 出口

 出口標識。富士見町・原村はここから。

 ICを出て南へ向かえばR20に接続し富士見町中心部へ向かう。北に向かえば広域農道(八ヶ岳ズームライン・八ヶ岳エコーライン)を経て八ヶ岳山麓に広がる別荘地や、R152/R299を経て白樺湖や蓼科へのアクセスも可能。

19 諏訪南IC

 諏訪南IC出口。ここで長野県最後の自治体富士見町に入る。区間10はここまで。

中央自動車道 目次    ◇ 高速道路レポート一覧    ◇ 蒼の街道トップページ
最終更新:2019年4月27日