Description

 取材日:2019年3月24日
 伊勢道→東名阪道→東海環状道→東名阪道→名二環
 「佐波の高速道路紀行」管理人の佐波ふーみん様との撮影。午前中を伊勢神宮で過ごしてからの帰りであった。
 ご同行いただき本当にありがとうございました。

Report / Section.4

 四日市JCT 3km

 東海環状道の撮影を終え、新名神上りへ戻る。ここから再び東名阪道の上りを目指す。四日市JCTを手前に、いつもの文字の少ない標識が現れる。

 名古屋都心の環状線を表しているのが左上の2つの「□」であり、そこへ向かうルートは東名阪道-名古屋高速5号経由か、伊勢湾岸道から4号or3号経由のいずれかである。

Link: 東海環状自動車道
大安IC → 新四日市JCT

 四日市JCT 1km

 直進:[伊勢湾岸道] 豊田 静岡
 左へ:[東名阪道] 名古屋
 右へ:[東名阪道] 伊勢

 1km手前の予告標識。JCT名が下に白地で書かれている新しいタイプのもの。

 新名神上りでは3つの情報表示が同時に現れる。伊勢湾岸道は横風が強いようだった。

 [29-1] 四日市JCT 500m
 左へ:[東名阪道] 伊勢 名古屋
 直進:[伊勢湾岸道] 豊田 静岡

 四日市JCT分岐の案内標識。東名阪道経由大阪は左へ。間違えて新名神上りに入ってしまった場合or名阪国道を選びたい人向けの親切表記だろう。

 [29-1] 四日市JCT
 左へ:[東名阪道] 伊勢 名古屋
 直進:[伊勢湾岸道] 豊田 静岡

 四日市JCTの分岐が近づく。新名神上りから見ると東名阪道は名古屋都心に入るルートの1つか、あるいは伊勢へ向かうローカルルートといった役割に見える。

 この標識に四日市や津の地名は挙がっていないが、当然東名阪道を選ぶこととなる。津ってちょっと存在感薄いですよね。。

29-1四日市JCT

 四日市JCT分岐。新名神起点はジャンクションの内部に存在するが、今回はそれをスルーし元走っていた東名阪道を目指す。

 東名阪道へのルートを選択後、上下線を選ぶ。ここでは直進すると名古屋、左へ向かうと伊勢方面だ。

29-1四日市JCT

 左へ:[東名阪道]伊勢
 直進:[東名阪道] 名古屋

 2回めの分岐。東名阪道の上下線をここで選択する。

 撮影時、カメラアングルからも分かるようにここで一瞬選択を間違いかけた。走っている向きとして名古屋への方角そのものは左(北東)で、伊勢が右側(南西)なのだが、四日市JCTはタービン型の構造を取っており、伊勢へのランプが左へ分岐し大回りする形を取っている。つまり方向感覚とランプ選択が逆になっている。

 東名阪道上りへ合流する。伊勢湾岸道下りからのランプが途中で合流している。

29-1四日市JCT.

 東名阪道上りから見た四日市JCTはこんな感じ。

 ジャンクション形状はタービン型だが、東名阪道の本線がカーブしている途中にあるため形状は若干歪んでいる。敷地の規模は豊田JCTを南北方向に縮めた感じ。

Prev: 東名阪自動車道 区間3
四日市IC → 四日市JCT

 東名阪道に入ったことを伝える路線名標識。ナンバリング非対応である。

 四日市JCTで伊勢湾岸道が接続したのは2003年のことで、その後新四日市JCTまで新名神が延伸したのが2016年である。ジャンクション構造自体は新名神三重区間(2019年)よりだいぶ前に出来ていたのである。

 長い合流車線の途中で桑名市に入る。

 カントリーサインのデザインは市の特産品である「ハマグリ」。「その手は桑名の焼き蛤」のフレーズが有名だが、それは江戸時代の戯作の1つである「洒落本」が出典とされている。

 [ 29 ] 桑名 2km

 桑名ICまで2km。東名阪道はバイパス出身だったという歴史的経緯もあり、ICの間隔がとにかく短い。

 [ 29 ]桑名1.5km
 [ 28 ]桑名東6km
 名古屋33km

 距離標識。次の桑名ICまではわずか1.5km。

 見通しの良いストレートが続くが、ここも地形に忠実に沿って進んでいるためもろにサグが存在する。

 桑名 [ 29 ] 出口1km

 残り1kmで桑名ICの出口となる。

 桑名ICもまた接続国道の表記がないが、R421に接続しており、いなべ方面と桑名市街の両方に接続しやすい立地をしている。R258大桑道路にも近く、桑名市南部へのアクセスも優れるが、そもそもこの辺りは伊勢湾岸道も近くインターチェンジの数自体が多い地域である。

 大山田PA 3km
 [東京方面]東郷PA 57km
 [中央道方面]守山SA 58km

 休憩施設までの距離案内。次の大山田PAを逃すと、その次に案内されるのは東名東郷or守山となる。

 あくまでこれらの距離案内は名二環経由でのアクセスで、名古屋高速5号・2号を使ってショートカットした場合は東郷PAまでの距離が48kmに短縮される。なお、中央道方面に向かう場合名二環をフル活用して名古屋から東名に入るのが料金としては最安だが、名古屋高速-一宮経由より10km以上遠回りとなる。一宮経由の場合次の休憩施設は尾張一宮PAとなる。

 桑名 [ 29 ] 出口500m

 桑名 [ 29 ] 出口

 ここも古い標識が残っている。

29桑名IC

 桑名市中心部はこちらから。R258沿線といった広域アクセスには次の桑名東ICのほうが強く、いなべ市方面は2019年に延伸した東海環状道が近い。

 桑名ICを通過する。この横断幕は新名神延伸を伝えるものだろうか?

 大山田PA 2km

 名古屋高速手前で最後の休憩施設、大山田PAの予告標識。

 登坂車線 200m先

 住宅地の中を走る。周囲の風景に生活感が出てきた。

 [ 28 ]桑名東3km
 [ 27 ]長島6km
 名古屋30km

 距離標識。ここから先のIC間隔は短く、2つ次の長島ICまで6kmしか離れていない。

 登坂車線に入る。住宅地に囲まれているのによくぞ登坂車線・・・と思うかもしれないが、この辺りでは高速道路のほうが先に完成しているのだ。

 桑名市の人口は2019年9月現在14.2万人。この区間が開通した1975年時点と比べ人口は4万人ほど増加した。

 登坂車線が上り勾配の途中で終わる。もうちょっと続いてほしかったかも。

 大山田PA 800m

 [ 28 ] 桑名東 2km

 今度は3.2%というきつめの下り勾配に転じる。速度変化が大きくなりすぎないよう気をつけよう。

 大山田PA

 24時間営業のコンビニが設置されている。

大山田PA

 「大山田」の文字が分岐部の標識に書かれている。

 いつものピクトグラムによる案内も設置されている。駐車場はあまり広くないんですけどね。

大山田PA

 商業施設の様子。全体的に平べったい。まあ、PAですし…。

 ショッピングコーナーはこのような門構え。背後の竹林と和風のデザインが非常にいい組み合わせ。

 このエリアも赤福推しであるが、もう1つのお土産は「なが餅」ではなく「安永餅」である。安永餅は桑名のおみやげらしい。なが餅とは似ているがちょっと違うというのは別のレポートでも触れました。細かい違いはGoogleで調べてみましょう。

 施設の一番端にはファミリーマートが別棟で設置されている。高速道路マップなんかもここで配布していたりするのでチェックしてみよう。

 施設の端には各地でおなじみ「高速道路に桜前線」の看板と桜の木。撮影当時、桜のつぼみはまだ膨らむ途中の段階だった。

 大山田は別室に大きな情報ターミナルが設置されている。この先の名二環含む周辺道路の状況を把握しておこう。

 もう1つネタ的に目立ったのが「安永餅」の看板。蛍光灯が中に仕込まれたこういうタイプのものって味があっていいですよね。

 大山田PAを後にし、本線へ戻る。

 (258) 桑名東 大垣 [ 28 ] 出口500m

 1km手前標識は大山田PA脇に設置されており撮影できなかった。

 接続国道にはR258、方面表示には「大垣」の文字がある。桑名東ICはR258に直結しており、大垣市を結ぶ国道で、そのまま北上すると名神大垣ICを経て大垣市中心部へ至る。大垣ICまで道のり28kmと決して近くはないが、NEXCOのルート検索などでサジェストされることもある程度には使いみちのあるルートのようだ。

 (258) 桑名東 大垣 [ 28 ] 出口

 桑名東ICが近づく。一般道経由で大垣へ向かう場合はこちらから。

 東海環状道が養老まで繋がればR258の役割を置き換えていくことになると思われる。ここが開通すると東名阪・新名神から北陸・東海北陸・中央道方面のアクセスが便利になるが、2020年現在開通時期未定とのことで、恐らく中京圏最後のミッシングリンクになるのではないかと思う。

28桑名東IC

 桑名市北部(旧多度町)、養老・大垣方面はこちらから。

 北陸道・東海北陸道を目指す場合や、中央道へ向かう場合も料金を浮かせたいときには桑名東で一旦R258に下りて愛知県内を迂回するのが有利である。なお次の長島ICまでの間には揖斐川・長良川が流れており一旦通過すると行き来が難しいので注意しよう。

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