Description

 撮影日:
 2020年2月1日

Report / Section.13

21 浪江

 浪江IC出口。区間13はここから。

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常磐富岡 → 浪江

 浪江ICから先もまだまだ対面通行である。

 放射線量の表示を通過する。

 [ 22 ]南相馬17km
 [22-1]南相馬鹿島SA23km
 [ 23 ]相馬31km
 仙台97km

 注意 ここまで帰還困難区域

 浪江町内の常磐道は、浪江IC周辺が帰還困難区域でとなっている。

 浪江ICを過ぎてまもなく、南相馬市に入る。

 南相馬ICまでは単調な暫定2車線区間がずっと続く。

 浪江-南相馬間は2020年に4車線化事業が認可された。2025年4月時点の工事進捗は「全体の半分ほど」とのこと。

 出入口はもちろんPAも無い2車線路が続く。18kmもヤクモノの無い道は有料の高速道路では無くなってきたかもしれない。

 南相馬市小高区エリアを通過する。

 南相馬市は2006年に原町市、小高町、鹿島町の3市町が合併して出来た市である。旧自治体はそのまま地域自治区として名前が残されている。

 

 トンネルが近づく。

 放射線量表示がここにも。

 原町トンネル 長さ750m

 トンネルの真上には南相馬市馬事公苑の敷地が広がる。1995年のふくしま国体の馬術競技会場として整備されたとのこと。

 トンネルを抜けて旧原町市エリアに入る。

 追越車線はあるが、車は少ない。

 追越車線区間が終わる。

 [ 22 ] 南相馬 2km

 動物注意の標識。描かれているのは単体のニホンザル。

 南相馬 [ 22 ] 出口1km

 南相馬ICまで1km。ICは原町区の北寄りの位置にあり、福島r12原町川俣線に直結する。

 南相馬 [ 22 ] 出口500m

 南相馬ICから福島r12を南東方向に走ると、JR原ノ町駅周辺に出る。R6はJR常磐線よりも海に近い方を走っており、線路をまたいで1.5kmほど走るとR6に出る。

 この日はずっと横風注意の表示だった。

 南相馬ICから福島r12を西に走ると、飯舘村を経由して川俣町に向かう。飯舘村まで約20km、川俣町まで約47kmの道のりである。

 南相馬 [ 22 ] 出口

 南相馬ICは原町区内にあるが、鹿島区にも比較的近く、鹿島区内の市街地までは県道経由で7km程度の道のりである。

22 南相馬

 南相馬IC出口。

 南相馬市は平成の大合併で出来た自治体であり、このICも1998年(施工命令)時点の仮称は「原町IC」だったらしい。南相馬ICの開通は2012年であり、南相馬市の誕生よりも後である。地元の意見も反映した結果、2012年に正式名称は南相馬ICと決定した。

 主要な縦貫道は平成の大合併より前に開通しており、合併の結果、自治体の名称がIC名から変わってしまったところは多くある。開通後に自治体名に合わせてIC名を改称した事例として、関越道小出IC→魚沼ICが知られる。

 いつものルートマーカー。

 [22-1]南相馬鹿島SA5km
 [ 23 ]相馬13km
 [ 24 ]新地21km
 仙台78km

 撮影当時、南相馬鹿島SICの利用時間には制限があった。この時間制限は2022年に無くなっている。

 南相馬鹿島SA 3km
 鳥の海PA 40km

 休憩施設までの距離標識。南相馬鹿島の次は鳥の海まで37kmの間がある。もうちょっとSAPAがあってもいいと思う。

 南相馬鹿島SA 2km

 時間制限の案内が再び。

 南相馬鹿島SA 1km

 標識には給油に加え食事処もあるような表現がされているが、SA自体は駐車場+トイレ+給油所のみであって、食事処やショッピングは隣接する「セデッテかしま」を利用することになる。

 拡幅工事が進められている。

 南相馬鹿島SA 500m

 南相馬鹿島SA

 50kmぶりの休憩施設。

南相馬鹿島SA

 有人SAには立ち寄るルールで走っていたので、今回も寄り道する。

南相馬鹿島SA

 SAは上下線集約型で、隣接してセデッテかしまという施設(南相馬市が運営)が立地する。SA施設は撮り忘れました。

 南相馬鹿島SAにはSICも併設されている。動線に余裕があり、SAを利用する前でも利用した後でも自由にSICから退出出来る。セデッテかしまはハイウェイオアシスのような位置づけの施設なので、一般道に出てからも利用できる。南相馬鹿島SICからは鹿島区市街地が近く、JR鹿島駅まで約5km程度の道のりである。

 セデッテかしまは南相馬市の運営する「常磐自動車道南相馬市サービスエリア利活用拠点施設」で、「セデッテ」は相馬地方の方言で「連れてって」という意味らしい。

 施設内にはフードコート、ショッピングに加えコミュニティ広場やホールといった空間が整備され、相馬地方のアピールを行う。市営施設とあってSAというより道の駅に近い。

 撮影日は2月上旬で、まだ日が短いことからサクッとランチを済ませ次を目指す。

 福島浜通り北部の市、相馬市に入る。

 追越車線 2km先

 [ 23 ] 相馬 2km

 相馬ICを前に追越車線が終わってしまう。

 (115)[E13東北中央道]
 相馬 [ 23 ] 出口1km

 相馬ICはインターチェンジを名乗るが、東北中央自動車道と常磐自動車道の結節点でもある。霊山・福島・伊達方面はここで常磐道を出て東北中央道に入ろう。

 (115)[E13東北中央道]
 相馬 [ 23 ] 出口1km

 一般道の接続道路はR115で、相馬市内を東西に走る国道である。ICから北東に進めば相馬市中心部であるが、少し向きを変えて東に走るとR6相馬バイパスに接続する。

 情報表示。この日は横風が強い。

 (115)[E13東北中央道]
 相馬 [ 23 ] 出口

 相馬IC出口はまもなく。ご覧の通り、標識には東北中央道側の方面案内がない。福島方面に抜けたい場合は気をつけよう。

23 相馬

 相馬IC出口。常磐道本線上にジャンクション形式の標識はまったくない。

 相馬IC料金所の自動車専用道路終点部分に0KPが置かれているのを見るに、東北中央道はあくまで相馬ICに接続する扱いなのだろう。

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