Description

 撮影日:
 2020年2月1日 常磐道全線
 2022年8月11日 常磐道三郷JCT→いわきJCT
 (上記いずれもSpecial Thanks:かっしー様)

Report / Section.8

13 高萩

 高萩市街はこちらから。

Prev: 常磐自動車道 区間7
日立中央IC/PA → 高萩

 中郷SA 1km

 中郷SAを手前に北茨城市に入る。

 中郷SA

 下り線では3番目のSAとなる。

 ちなみに、常磐道の次のSAは南相馬鹿島SAで、中郷SAからの距離は約121km。いわきから磐越道に入ると阿武隈高原SAで、そちらは81km先。震災の影響もあるかもしれないが、浜通りエリアの休憩施設少なすぎるんですよね。

中郷SA

 中郷SA入口。2022年撮影時はスルーした。

 中郷SAの商業施設。こちらは2020年撮影。

 NEXCO系列で運営されている典型的なサービスエリアだが、関越や東北道のような大規模なエリアではないので1つ前の友部と比べるとだいぶ小さく見える。

 休憩施設正面。やっぱり普通のサービスエリアかな。

 エリア内にはいわき&北茨城の観光案内図がどっかりと鎮座している。いわき市ってめちゃくちゃ広いんですよね。

 休憩施設背後の園地はとりあえず手入れのはいった芝生。ちょっとしたリフレッシュにちょうどいい。

 中郷SA特有のヤクモノとして、「野口雨情公園」というおまけの公園が下り線エリアのいわき方に設置されている。こういう園地にはしばしば展望台があったり(例:赤城高原)、変わったオブジェクトがあったり、動物がひっそり飼われていたり(例:前沢)するので、一応は覗いてみよう。

 公園の中に野口雨情の詩碑が全部で7つ置かれている。写真に写っているのは童謡「赤い靴」の楽譜が刻まれた石碑と、叩くと音楽のなりそうな鉄琴で、この公園の散策路は更に奥に続いている。サービスエリア内の公園にしてはだいぶ大きい部類である。

 野口雨情は北茨城市出身の詩人・童謡作詞家で、「日本三大童謡詩人」の1人として評される。現在でも歌い継がれる作品が非常に多いが、特に有名なのは「七つの子」(ドリフの替え歌でも有名)、「シャボン玉」あたりか。

 [ 14 ]北茨城4km
 [ 15 ]いわき勿来16km
 いわき市街42km

 「勿来」は「なこそ」と読む。ようやく福島県内のインターチェンジがレポート区間に入ってきた。

 北茨城ICまで緩やかな道がひたすら続く。お盆期間と言えどここまで来ると交通量もそれほど多くはない。

 [ 14 ] 北茨城 2km

 3%の下り坂。景色が開けており走っていて楽しい。。

 普段より非常に交通量の多い時期、追越車線を走り続ける車も多かった。

 (6)北茨城 [ 14 ] 出口1km

 北茨城ICの予告標識。R6には直接接続しないが、このあたりを通過する国道はR6しかなく必然的にこの案内となる。

 (6)北茨城 [ 14 ] 出口500m

 (6)北茨城 [ 14 ] 出口

 北茨城ICはまもなく。

 北茨城ICでは茨城r69を介して他の主要地方道(r22,r10)に接続する。このうち、茨城r22はJR常磐線磯原駅をかすめて、海岸沿いを走るR6に最短経路で接続する。あたりは市街地と田んぼ・・・だけではなく、磯原市街の北側には工業団地が立地する。

14 北茨城IC

 北茨城市はこちらから。

 港町である大津港や、景勝地である五浦海岸はR6に出たあと北に向かって走る。

14 北茨城IC

 茨城県内最終出口、北茨城ICを通過する。

 [ 15 ]いわき勿来10km
 [ 16 ]いわき湯本23km
 いわき市街36km

 

 関本PA 4km
 湯ノ岳PA 23km

 関本PAは茨城県内最後の休憩施設。

 しばらくぶりにトンネルがあるらしい。

 関南トンネル 長さ1365m

 標識をよく見ると、日立市内のトンネルから引き続き「14」という連番がふってある。

 トンネル内はほぼストレート。

 関本トンネル 長さ211m

 関本トンネルを過ぎると開けた区間に出る。

 関本PA 1km

 三郷から150kmのスペシャルキロポスト。

 常磐道は終点の亘理ICまでの延長が300.4kmある。150KPは常磐道の「ほぼ」中間地点にあたる。

 関本PA

 関本PA

 茨城県最後の休憩施設。下り線は24時間営業のファミリーマートが入っており、中郷SAの売店の営業時間外でも関本まで行けば買い物ができる。

 関本PAを通過してまもなく福島県に入る。いわき市のカントリーサインも併設されている。

 勿来関跡 右2km

 勿来関(なこそのせき)と呼ばれる古くからの歌枕の跡が常磐道の2km東側に存在する。

 勿来関は箱根関所のようなバリアとしての関所ではなく、古くから歌に詠まれた歌枕、歌の名所として知られる。関所としての所在が不明であり実在を疑う説もあるが、江戸時代より観光地として整備された「勿来関」がいわき市勿来町に存在している。

 [ 15 ] いわき勿来 2km

 福島県に入ってまもなく、いわき勿来ICの予告標識が現れる。

 (289)(6)勿来 棚倉 [ 15 ] 出口1km

 いわき勿来ICという名称はあるが、方面表示に「いわき」の文字はない。いわき市中心部に向かうにはこのICでは遠すぎる。

 自治体としての勿来は1955年に勿来町と周辺の自治体が合併して「勿来市」が誕生し、その後1966年周辺との広域合併により現在の「いわき市」となった。

 (289)(6)勿来 棚倉 [ 15 ] 出口500m

 いわき勿来ICまで500m。棚倉、小名浜はこちらから。

 いわき勿来ICはR289に直接接続する。ICから西へ向かえば鮫川村、塙町を経由して棚倉町にてR118に接続する。更に西へ進めば白河まで出ることが出来る。ちなみに、棚倉までの距離は約50km。浜通りと中通りって結構離れている。

 (289)(6)勿来 棚倉 [ 15 ] 出口

 アクアマリンふくしまへの案内が設置されている。エリアでいうとR6沿い、小名浜エリアにある水族館で、東北地方では最大級の水族館である。いわき勿来ICからは約18kmの場所にある。

15 いわき勿来

 区間8はここまで。ここから暫くの間、いわき市内をひたすら走り続ける。

Next: 常磐自動車道 区間9
いわき勿来 → いわきJCT