Description

 撮影日:
 2024年8月12日
 圏央道鶴ヶ島JCT→大栄JCT

Report / Section.9

 関越道下り鶴ヶ島JCTを走る。撮影日はお盆休み期間の3日目、下り線はまだまだ渋滞の多い1日だった。

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関越自動車道 目次

4-1 鶴ヶ島JCT

 圏央道八王子/久喜白岡方面への分岐。

 ランプが2車線で、その後左右できれいに分かれるのは関越道からのオフランプでも同じ。

4-1 鶴ヶ島JCT

 左へ:[C4圏央道] 八王子
 右へ:[C4圏央道] 久喜白岡

 中央道、東北道への案内がそれぞれ付け加えられている。

 カーブしながら関越道上りからのランプと合流する。

 圏央道本線に合流する。区間9の本編、ようやくここから始まります。

Prev: 圏央道外回り 区間8
狭山日高 → 鶴ヶ島JCT

 圏央道外回りもこの先渋滞こそ無かったが、見ての通り乗用車で混み合っている状態。

 圏央道は沿線に物流施設が数多く立地しており、特に夜間は大型車の利用がかなりの割合を占めている印象がある。お盆は見ての通りで大型車は少なく、やっぱり物流もお休みしているのかな、と感じた。

 合流後のルートマーカーは新旧の2つある。

 [ 51 ]坂戸5km
 [ 52 ]川島7km
 [E4東北道] 久喜白岡JCT26km

 距離標識。東北道の目的地は案内してくれないんですよね。宇都宮までの距離とか欲しいところ。

 圏央道は地上を走る開放的な区間が続く。

 画面奥で高圧線が圏央道と斜めにクロスしている。その付近で、東武東上線が道路の下をくぐっている。

 また川越市に入る。鶴ヶ島市に食い込む川越市、再び。

 道路の左側に工業団地があるが、工業団地自体が鶴ヶ島市・川越市・坂戸市にまたがっている。ある会社の坂戸事業所の向かいに別の会社の鶴ヶ島工場がある、みたいなことになっていて少しややこしい。

 [ 51 ] 坂戸 2km

 坂戸IC出口はETC専用化されている。もはや自動精算機でもダメらしい。

 車間確認。この辺りは流れが速いので、車間が結構開いている。

 ここからしばらくの間、道路にはネットのようなものが被せられている。

 このネットは「グリーンネット」と呼ばれるもので、この場所では、絶滅のおそれのある希少な猛禽類(オオタカ・サシバ)の生息が確認されているそうで、車の光や音が動物に干渉しないように、幼鳥などが道路内に入らないようにすることを目的にネットが設置されたらしい。

 グリーンネットの中をくぐる途中で、坂戸市に入る。

 この区間は猛禽類の住む森という環境対応の影響で、当初の予定から2年余り遅れて2008年3月に開通した。環境対応よりも用地補償関連でこの先はもっと遅れたのだが…。

 坂戸 [ 51 ] 出口800m

 坂戸ICではアプローチ道路を介して埼玉r269上伊草坂戸線に接続する。先ほど言及した圏央道沿線の千代田工業団地や坂戸市内南東部の住宅地に近いが、隣の川島ICが近くにある上にR254直結と利便性も高いので、もっぱら坂戸市内東側へのアクセスに利用されるインターチェンジと考えられる。

 坂戸 [ 51 ] 出口500m

 坂戸ICがETC専用化されたのは2023年9月のこと。2022年以降、圏央道は八王子西、相模原、坂戸、高尾山、寒川北の順に少しずつETC専用化が進んでいる。

 白岡菖蒲-久喜白岡JCT 渋滞3km 10分

 東北道下りへ向かう渋滞か、撮影当時は圏央道外回りにも渋滞表示があった。

 坂戸 [ 51 ] 出口

51 坂戸

 坂戸IC出口。坂戸市内はこちらから。

 先述の通り、R254沿線には次の川島ICが便利である。

 坂戸IC合流。

 [ 52 ] 川島 2km

 川島は「かわじま」と読む。地名にすると濁音になるパターンなので、初めてだと読み間違えてしまうかもしれない。

 坂戸-川島間は水田地帯と川を突っ切る高架主体の区間である。

 またしても壁に囲まれるが、防音というよりむしろ防風のため?

 (254) 川越 川島 東松山
 [ 52 ] 出口 1.3km

 川島ICまで1.3km。ICを出るとR254に直結しており、所在地の川島町内はもちろん隣接する川越市や東松山市へのアクセスにも有利である。

 越辺川 橋長420m

 「越辺川」は「おっぺがわ」と読む。越生町内を源流とし、入間川に注ぐ川であり、川島町の西側の境目をなしている。

 橋はグリーンネットに囲まれている。川沿いには森林が残っており、この橋より少し上流には白鳥の飛来地もあることから、環境配慮なのだろう。

 越辺川を渡り切る。

 標識が無かったかもしれないが、ここで川島町に入っている。

 川島町は名前の通り荒川やその支流に囲まれた町で、町域は荒川低地でありその多くが農地として利用されている。町内をR254が縦貫しており、圏央道開通後はIC周辺に企業の工場や物流施設の誘致が進んでいる。

 (254) 川越 川島 東松山
 [ 52 ] 出口500m

 先ほども書いた通り川島ICはR254に接続しており、R254沿いの川越市や東松山市へのアクセスも便利である。特に川越市は関越道の川越ICが市内の南側にあるので、市内北側へのアクセスとなるとむしろ川島ICの方が便利かもしれない。

 反対に、川島IC周辺の東西移動は町内を巡回する県道をぐねぐねと走ってから荒川を渡る太郎右衛門橋に接続することになる。対岸の桶川方面のアクセスは素直に圏央道を頼ろう。

 (254) 川越 川島 東松山 [ 52 ] 出口

52 川島

 川島IC。IC周辺は工場や物流施設の他にも、ホームセンターやスーパーなどの大型量販店も立地している。区間9はここまで。

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