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 取材日:2018年4月22日
 阪神高速3号神戸線芦屋出口→名神→東名名古屋IC

 大学時代の同期氏と2人で行く高速修行の旅。メインディッシュ2つのうち、片方がこの名神トレースだったりする。

Report / Section.1
阪神高速 芦屋入口

 名神高速の西の終点は西宮ICであるが、今回は少し時間を稼ぐ目的で芦屋から阪神高速に乗る。

 西宮ICでは阪神高速→名神は神戸線東行きのみ接続しているが、一般道→名神は両方向から入れる。一般道入口の存在を知らずに神戸から来た我々は、摩耶や魚崎といった最速経路でもなく、かといって西宮IC利用の最安経路でもなく芦屋から入るという中途半端な走行をしていた。

 芦屋入口料金所を通過。都市高速はETCのほうが使いやすい。

 阪神高速経由で名神に直結できる入口はここ芦屋が最終となる。なお、芦屋ランプ自体は芦屋市と西宮市の境界上にある。入口料金所に至っては所在地でいうと西宮市内になる。

 西宮出口 [3-10] 300m

 合流と同時に西宮ランプの予告。甲子園へはこちらから。

3-10 西宮出口

 西宮出口 [3-10] 甲子園方面
 本線:大阪 名神高速

 芦屋から程なくして次の出口となる。阪神電鉄西宮駅、甲子園方面はこちら。一般道経由で湾岸線へ移る場合もこちらが比較的便利な乗り換え地点となる。

 名神高速 2km
 (3)尼崎西 6km
 (3)大阪市内 26km

 こちらで見かける距離標識はサイズ小さめだが3段構えで必要な情報をしっかり教えてくれる。

 1.5km先 [E1]名神

 名神への分岐をアピールする大きな標識。この先標識は沢山登場するわけでもなく、数を出すより一発の破壊力にこだわる派なのだろう。

 ここで一時的にだが中央分離帯にも防音壁が設置される。どうやら西行きにだけ玉よけシェルターのようなものが設置されているらしい。

 [E1 名神] 800m

 西宮ICという名前は阪神高速上には全く現れない。

 先程通過した西宮ランプと混同しそうになるので接続点に下手に名称案内を出す必要はなさそうだ。

 [E1 名神] 400m

 なお分岐番号は3-09という番号がしっかりあてがわれている。

3-09 名神高速分岐

 左へ:[E1 名神] 大阪空港
 本線:大阪 尼崎西

 名神高速に向かう分岐はこちらから。あれだけの大幹線道路ながら、西の端ともなれば普通のランプと大して変わらない・・・。

38 西宮IC/名神高速終点

 一般道からのランプと合流する。防音壁の高さが変わる位置が名神高速道路終点であり、その奥に名神の最大キロポスト「536.2KP」が小さく写っている。

 先述の通り、ここでは名神高速-阪神高速については神戸方向にしか接続していない。大阪都心方面との行き来は付近の一般道を経由するか、豊中IC経由で行き来するかどちらかとなる。

 料金所 500m

 西宮ICは他の道路との出入り自体フリーとなっており、その代りこの先の本線料金所で料金を精算する。

 料金所 300m

 ETC車のレーン案内もしっかり表記されている。

38 西宮本線料金所

 阪神高速のそれに似たあっさりした構造の本線料金所。

 上り線は4レーンで運用されており、右からETC専用、兼用、ETC専用、そして左奥に一般レーンが隠れている。本線料金所どころか一部のICにすら見劣りするような規模だが豊中-西宮を利用するケースは神戸市街方面に行き来する場合に限られるので交通量に見合ったサイズなのだろう。

 本線料金所抜けてしばらく、周辺は思いっきり市街地、のはずなのになぜか一瞬防音壁が全く無くなる部分がある。

 左奥にマンションが見えるがその手前側(つまり撮影地点真横)は更地となっており、元々はアサヒビールの工場があったらしい。なお右側は森永乳業の工場が立地しており、要するにここは工業地域なので防音壁は不要という判断がされたのだろう。

 交通量ほどほどの防音壁に囲まれた4車線路。ここが都市高速って言われても信じてしまうかもしれない。

 [ 37 ] 尼崎 2km

 上り線最初のインターチェンジ、尼崎が近づく。

 尼崎 伊丹
 [ 37 ] 出口1km

 1km予告標識は文字大きめの西日本スタイルだが、きちんとヒラギノ体仕様に交換されていた。

 尼崎 伊丹
 [ 37 ] 出口300m

 方面表示には「伊丹」の文字がある。ここでいう伊丹は空港から猪名川を挟んで向かいに位置する伊丹市街を指している。伊丹空港へ向かうなら次の豊中ICを利用しよう。

 尼崎 伊丹
 [ 37 ] 出口

 出口標識は内照式だが色褪せておりボロい・・・。交換されるのも時間の問題かも?

37 尼崎IC

 IC自体は尼崎市域に立地するが、尼崎と伊丹両市街地のちょうど中間に位置する。

 この時代の高速には珍しくダイヤモンド型のインターチェンジで、4ランプ全てが一般道に直結するため料金所は4つある。航空写真で見ると一見シンプルなICに見えるが設備が物々しいという不思議な構造がひと目で分かるだろう。

 IC合流。都市高速然とした直線的な高架道路がまだ続く。

 ハイウェイラジオ ここから

 名神尼崎局、全部で21局(中日本8+西日本13)ある名神のハイウェイラジオのうち最西端に位置する。

 「静かに」標識。市街地周辺を通る道路では定番。

 [ 36 ] 豊中 2km

 「阪神高速(11)は豊中出口へ」とあるように、西宮同様阪神高速に直接流出可能なインターチェンジである。接続するのは阪神高速11号池田線、池田から豊中、塚本を経て大阪市中心部へ南北に走る放射路線である。

 速度取締機・・・ではないがNシステム?を通過する。

 この辺りで藻川、ついで猪名川を渡る。このうち藻川は猪名川から一旦分かれた分流で、名神のすぐ下流で猪名川と合流している(猪名川を遡った先にあるのが新名神の通る猪名川町となる)。中洲にあたる地区は東園田地区といい、かつては水害に悩まされた地域であったという。

 [(11)阪神高速] 豊中 大阪市内
 [ 36 ] 出口1km

 1km予告標識。上り線から大阪都心はこちらが便利。大阪「市内」という表記はなかなか珍しい。

 豊中IC手前で大阪府に入る。カントリーサインは見切れてしまったが、モチーフはもちろん大阪城

 [(11)阪神高速] 豊中 大阪市内
 [ 36 ] 出口500m

 大阪空港(伊丹空港)もこちらから。先述の通り阪神高速と直結しており大阪市内と池田・伊丹への両方向に行き来できる。

 路面にも「阪神高速 豊中出口」というペイントがばっちりなされている。

 [(11)阪神高速] 豊中 大阪市内
 [ 36 ] 出口

 大阪市内・大阪空港はこちらから。東名とは違ってデザイン標柱にはなっていない。

 豊中ICはトランペット型を2つ組み合わせた「ダブルトランペット型」の4方向JCTで、阪神高速と名神すべての方向で行き来可能だ。一般道出口も2方向あるという便利仕様なのだが、ジャンクション内に折込区間があるため走行には要注意。

36 豊中IC

 阪神高速11号との結節点。上り線においては大阪市内からの車(の一部)がここで流入してくる。

 下り線→大阪市内移動は吹田から近畿道経由または第二京阪を使うルートもあるため、豊中ICがメインというわけではなさそうだ。

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最終更新:2018年9月5日