取材日:2019年5月19日
長野道上り 岡谷JCT→更埴JCT→上信越道方面へ
「道の旅に出かけよう!」管理人のかっしー様との撮影。ご一緒いただきありがとうございました。
取材日:2019年5月19日
長野道上り 岡谷JCT→更埴JCT→上信越道方面へ
「道の旅に出かけよう!」管理人のかっしー様との撮影。ご一緒いただきありがとうございました。
梓川SA 2km
長野道に2つあるSAの1つ、梓川が近づく。
梓川SA 1km
このSAはスマートIC併設で、IC番号は「4-1」があてがわれている。
梓川SA
今回も短時間でSAに立ち寄らせていただくことに。SAの入り口は分岐後急カーブするので気をつけよう。
カーブすると広大な駐車場と商業施設が見えてくる。
梓川SAでは、休憩施設、ETC出口、給油所の順番に施設が立地する。ETC出口は休憩後も利用できるし、逆に退出後にぷらっとパークを利用することも出来る。
商業施設全景。中央道のSAと比べると小規模ではあるが一通りの施設は備えている。
2021年現在、24時間営業のフードコートとコンビニに加え、土産物屋とドトールコーヒー、レストランが入居する。レストランは平日は昼営業しかしないので気をつけよう。
商業施設の脇の園地には小高い築山がある。ここなら遮るものも無く飛騨山脈の山並みを眺めることが出来る。
梓川SA築山から飛騨山脈方面を遠望する。手前には梓川が流れている。
松本市周辺で眺めることが出来るのは常念山脈という山並みで、槍ヶ岳や穂高岳はこの山並みの後方に見え隠れする程度である。写真正面に見えるピラミッド型の山が常念岳で、標高は2,857mの日本百名山の1つである。
築山のてっぺんには点々と石像や石碑のようなものが点在している。
この解説によると、上記の石像は双体道祖神と呼ばれるもので、松本周辺で江戸時代にかけて多く建立されたものらしい。この日は東京まで戻らなくてはならない。道中の安全を願っておこう。
商業施設の近景。中央道や東名ではPAレベルの施設に見えてしまうがレストランも備えており十分充実していると思う。
なお、梓川SAは中日本管轄の端っことなるエリアで、筑北と姨捨はNEXCO東日本管轄である。
画面右端に出口ランプへの分岐が見えている。この先ランプはカーブを繰り返し長野道本線へ向かうが、ランプからSAに戻る車線が設置されており、SICから入ってきた車両もSAを利用可能である。給油所は戻り車線よりも更に本線寄りにあるので、使うのは最後にしよう
梓川SICはr48松本環状高家線に接続する。SICから北東へ走ると、R147を介してR254へ抜けることができる。松本市北部の浅間温泉エリアのアクセスに加え、上田・東御・佐久方面の抜け道として活用できる。。
梓川 橋長390m。
本線に戻ると直後に梓川を渡る。
梓川SAの脇を流れる梓川はSAの少し下流で奈良井川と合流し犀川と名前を変える。長野道は犀川を渡る橋もあるため、梓川とは実質2回交差していることになる。
梓川を渡ると安曇野市に入る。
元々は豊科町と書かれていたと思われる。安曇野市は2005年に近隣の町村が合併してできた市である。
[ 5 ] | 安曇野 | 3km |
[ 6 ] | 麻績 | 26km |
長野 | 61km |
距離標識。安曇野からは山間部に入ることもあり一気にIC間距離が長くなる。
2つ先の麻績ICは「おみ」と読む。
30KP。ここまで5つの出口を通過してきたが、次の安曇野ICを過ぎると更埴JCTまでの間に出口は実質2箇所しかない。
[ 5 ] 安曇野 2km
安曇野ICまで2km。かつては豊科ICという名称だったが、市町村合併を反映してIC名が変更された数少ない例である。
高速道路のIC名は市町村合併を通して名称変更されることがほとんどない。安曇野IC以外には、函館江差道の現北斗市内のIC(北海道開発局管轄)ぐらいしか思い当たらない。
(19)(147) 安曇野 大町 白馬
[ 5 ] 出口1km
安曇野ICまで1kmの予告標識。旧IC名の「豊科」は補助標識として目立たないながらも残っている。
安曇野ICは県道経由でR19とR147に接続する。ICから西へ走るとJR豊科駅付近に出ることから、旧豊科町には近い位置にあるが、案内標識を見て分かる通り安曇野ICは大町や白馬といったもっと北の地域にアクセスするのに有利な場所にある。
国営アルプスあづみの公園への案内標識。
旧豊科町中心部より更に西へ走った先、常念岳の麓に位置する国営公園である。
(19)(147) 安曇野 大町 白馬
[ 5 ] 出口500m
大町、白馬はともに安曇野ICからR147を北上した先にある地域だが、大町市中心部までは26km、白馬村までは51km離れている。
大町市から西へ向かうと立山黒部アルペンルートの東側にあたる扇沢駅まで登ることが出来る。扇沢〜信濃大町はバスが運行しており、片道で富山と長野を移動する場合はだいたいお世話になるかと思う。
(19)(147) 安曇野 大町 白馬
[ 5 ] 出口
安曇野IC出口の案内標識。
安曇野ICから東へ進みR19に出ると長野市方面へ向かうこととなる。R19をそのまま走ると犀川に沿って長野市に出るが、途中でR403に入ると長野道と並走する形で千曲市へ出る。安曇野から長野にショートカットするなら基本はR19一択である。
安曇野市、大町市、白馬村方面はこちらから。
安曇野ICを通過する。
この先道路は右へカーブし向きを変えていくので、前方に見える飛騨山脈・白馬方面の山並みもそろそろ見納めとなる。
[ 6 ] | 麻績 | 22km |
[6-1] | 姨捨SA | 29km |
[ 7 ] | 更埴 | 41km |
長野 | 56km |
距離標識。長野までの56kmのちょうど中間点に姨捨SAが立地するようだ。
車間確認。
犀川 橋長650m
梓川から名前を変えた犀川を渡る。この間も道路はずっと右にカーブしている。
上信越道は信州中野ICまでずっと千曲川の右岸を走る。犀川は千曲川の左岸側から合流するため、長野道の他に犀川を渡る高速道路は存在しない。
この「右側走行」って何なのだろう。
明科バスストップを通過する。犀川を渡ると山がどんどん近くに迫ってくる。
明科バスストップはJR明科駅からは遠いもののR19から近い場所にあり車ならアクセスは悪くない。付近には公共駐車場も整備されているが、他のバスストップと比べると小規模である。
トンネル・カーブ連続区間 スピード注意
安曇野から更埴にかけてはトンネル・カーブに加え勾配のきつい区間が続く。もちろん速度規制がしかれ、最高速度は80km/hに制限される。
画面奥のトンネルを手前に、R19とJR篠ノ井線をひとつのアンダーパスでくぐり抜ける。
トンネル坑口には常念山脈を意識した山の稜線のような装飾が施されている。
トンネルを抜けると松本市に再突入する。
旧四賀村エリアに属していたが、2005年に松本市に編入されたためカントリーサインも松本市のものが置かれている。
四賀バスストップを通過する。バス停名に残る旧自治体名。
このバス停も小規模ながら駐車場が併設されており、四賀エリアの玄関口として使われていることが伺える。
雨・雪によるスリップ注意。上信越道でもこういう標識見かけた気がする。
山に囲まれた明かり区間も割と短いようで、すぐに次のトンネルが迫る。
、立峠トンネル 長さ3630m
トンネル内は1km間隔で出口までの距離が内壁に表示されている。
立峠トンネルを抜けると、筑北村に入る。
筑北村は2005年に坂井村・本城村・坂北村の3村が合併してできた村で、このカントリーサインには旧本城村の村の鳥、木、花が描かれている。ちなみに、平成の大合併を経て「村」が出来た例は筑北村の他に、長野県阿智村(編入)、熊本県南阿蘇村(新設)の2例しかない。
筑北村に入ってすぐに、本城バスストップを通過する。ここでも旧自治体名がバス停名として残っている。
なお、このバスストップは2021年1月に廃止された。跡地は新たに筑北スマートICが設置される予定であり、2022年度の供用開始予定とのことである。
4.0%の下り坂がだそうです。明らかにスピードが出やすいので速度注意。
筑北PA 3km
姨捨SA 14km
この辺りはカーブもきつく、中央道の山間区間にも負けないレベルで運転に気を使う。
ここで岡谷JCTから50kmのスペシャルキロポスト。安曇野IC以北はNEXCO東日本管轄となるため、スペシャルキロポストも中日本仕様ではなくなった。
ここで改めて筑北村のカントリーサインが登場した。走行時にはいつの間にか別の自治体を通って筑北村に戻ってきたのではと思ったのだが、これは旧本城村と旧坂北村の境界に設置されていたものらしい。
四賀バスストップを通過する。バス停名に残る旧自治体名。
なお、市町村合併後は消滅した境界のカントリーサインは撤去されることが普通で、標柱だけが残されているという場合もある。
筑北PA 1km
チェーン脱着所 1km先
筑北PAを手前に坂北バスストップを通過する。
バス停付近に利用者用駐車場は設置されているが、航空写真やストリートビューで見てもあまり利用されている気配がないのが気になるところ。JR坂北駅や道の駅には近い。
筑北PA
チェーン脱着所としての機能も備えていることから敷地は広いが、長野道で唯一の無人エリアである。無人ならいいや、ということで今回はスルーした。
園地が広く確保されているなど拡張余地はあるように見えるが、残念ながら無人のエリアである。安曇野〜更埴間の通過需要は県内移動や中央道名古屋方面からの長野方面へのアクセスぐらいに限られるので、有人施設でなくてもよいという判断なのかもしれない。
これでもかと山間区間が続く。
筑北PAを過ぎてすぐに麻績村に入る。
写真右奥を見て分かる通り、上り線の筑北PAは麻績村内にある。
[ 2 ] 麻績 2km
麻績は「おみ」と読む。Wikipediaによると糸を巻いて中空の玉状・環状にしたもの(オダマキ)の別名で、日本古代布を賄うための中間品として麻績を作る「麻績部」と呼ばれる部署が置かれており、これが地名の由来になったとされる。
(403) 麻績 聖高原 [ 6 ] 出口1km
聖高原は1960年代に開発・分譲が行われた別荘地である。JR篠ノ井線聖高原駅はかつて麻績駅だったのが改称されて現在の名前となった。
(403) 麻績 聖高原 [ 6 ] 出口500m
麻績ICは聖高原駅のすぐ近くでR403に接続する。麻績村を行き来する一般道は2車線が確保された道もあるがいずれにせよカーブのきつい山間区間を経由するので近隣以外の利用はなかなか厳しいものがある。
情報表示の奥に、次の姨捨SA/SICの案内標識が立っている。
(403) 麻績 聖高原 [ 6 ] 出口
麻績IC出口の案内標識。
聖高原の別荘地は航空写真でみても切り開かれた様子があまりなく、森の中に点々と別荘があるような様子である。ゴルフ場やスキー場などもありある程度観光地化されているが、根本的にはひっそりとした別荘地としての性格が強いように思われる。