Description

 撮影日:
 2023年8月25日
 東北自動車道 川口JCT→青森IC

Report / Section.26

37 北上JCT

 奥州市中心部(旧水沢市街)、金ヶ崎町はこちらから。

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水沢 → 北上JCT

 秋田道→東北道上りへ接続するランプが本線をオーバーパスする。

 秋田道からの合流。撮影当時はこの先にも工事標識・・・。また右に寄せられると嫌だなぁ。

 [ 38 ] 北上江釣子 2km

 北上市街への最寄りIC、北上江釣子までもう少し。

 (4)(107) 北上江釣子 [ 38 ] 出口1.5km

 北上江釣子ICまで1.5km。「江釣子」は1991年に北上市に合併した村の名前で、ICのすぐ西側に中心市街がある。

 北上江釣子ICはR107に直結するが、R4バイパスからの距離も近い。ただこの先花巻市内の出入口が多すぎて、わざわざ江釣子で降りてR4を走る意味があんまり無いんですよね。

 和賀川 橋長500m

 北上市街の南側を流れる和賀川を渡る。和賀川は北上市内で北上川に注ぐ。

 (4)(107) 北上江釣子 [ 38 ] 出口500m

 北上江釣子ICは北上市街の西側でR107に直接接続する。そのまま西へ抜ければ秋田道と並走して横手・由利本荘方面へ、東へ走ればR4と交差した後市街を抜けて遠野・釜石方面へ走る。

 先述のように東北道と釜石道の接続点は花巻にあるので、北上江釣子ICで降りて釜石道江刺田瀬ICまでショートカットするという手もある。インター降りたら南北に走るよりむしろ東西に走るほうがいい。

 情報表示。この先の工事は右車線で実施されているらしい。

 (4)(107) 北上江釣子 [ 38 ] 出口

 北上江釣子ICが近づく。北上市街はこちらから。

 個人的には、江釣子の地名が入っているおかげで少しわかりにくくなっているように感じた。もう1つの「北上金ヶ崎」も隣接自治体の名前がついているので初見ではどちらが便利かわからない一方、大抵は乗ってきたICに近い方のICを玄関口として使えるだろうという経験則もあったりするのである。

38 北上江釣子

 2019年の撮影ではここまで走って夏油温泉に泊まったが、2023年の撮影ではまだまだ3分の1が残っているという状況。

 この写真は2023年8月の撮影だが、北上には2023年の12月に夏油高原スキー場に滑りに行ってたりする。道路は撮ってないんですけどね。

 IC合流に近いところで工事が行われていた。この日は東北でも記録的な猛暑だったのに、大変ご苦労さまです…!

 左側に意味深な標識。何が書いてあるかと思えば・・・「ムクゲ」。眠気防止のためか謎の親切心で植物名の書いた標識が置かれてます。

 北上JCT-花巻JCT間は東北道の[E4]と秋田道&釜石道の[E46]のナンバリングが重複する区間である。標識にもそれがしっかりと反映されている。

 車間距離を十分に

 花巻までまだまだ単調な区間が続く。

 かすれているが、恐らくは自動速度取締路線・・・のようだ。

 [38-1]花巻南6km
 [38-2]花巻JCT11km
 [E4東北道]盛岡45km
 [E46釜石道]釜石101km

 距離標識。花巻JCTまでは11km。盛岡市街までは50kmを切った。

 IC番号は撮影当時から現在(2024/4)では変更されている。2024/3/20に花巻PA/SICが供用開始されたため、花巻南ICと花巻JCTのIC番号はそれぞれ、38-2、38-3となった。

 車間確認。100m以上先に車がいるだけ。

 このカメラは何だろう・・・?

 花巻PA 2.5km
 紫波SA 19km

 次の花巻PAは無人のPAだが、2024年3月にスマートインターが追加された。

 花巻PA/SICとその次の花巻南ICはわずか2kmしか離れていない。ちょっと近すぎる気がするのですが、一応最寄りの道の駅までの所要時間が3分縮むとか、効果はあるらしいです。

 再び「ムクゲ」の標識。

 花巻PA 1km

 花巻PAを手前に花巻市に入る。

 花巻市は人口8.9万人の都市で、都市規模は北上市のそれとほぼ同じ程度である。花巻温泉郷のある温泉地として、あるいは宮沢賢治の故郷としても知られるが、近年では野球選手の大谷翔平の出身校(花巻東高校)のイメージも強い。ちなみに大谷翔平の出身地は奥州市である。

 花巻PA

 県内でも県南の市街地は雪が少ないが山間部や県北(盛岡以北)に入れば一気に雪が増えることもある。花巻PAはチェーン脱着場としての性格が強い。

38-1 花巻PA/SIC

 花巻PA入口。撮影当時、SICは未供用。

 [38-1] 花巻南 1.7km

 (4)(283) 花巻南 [38-1] 出口1km

 花巻南ICまで1km。花巻市街(JR花巻駅周辺)へはこちらが最寄りとなる。次の花巻ICは市街地からはやや北に離れている。

 (4)(283) 花巻南 [38-1] 出口500m

 花巻南ICまで500m。標柱に「花巻市街」の補助表示がしっかりと。

 接続国道にR4やR283の表示はあるが、花巻南ICは市街地の西側、国道は市街地の東縁を通っており両者の接続はなかなか良くない。しかもそのR283は釜石道と並走している。このICはあくまで、花巻市街や花巻温泉といった市内利用中心で考えたほうが良さそうだ。

 2km先 規制速度120km/h区間

 この先、最高速度引き上げ区間に入る。

 2020年9月から正式に引き上げられた区間で、正式運用としての120km/h規制は東北道が日本初のようである。

 (4)(283) 花巻南 [38-1] 出口

 花巻空港を目指す場合はここを直進し、次の釜石道から空港を目指す。

38-1 花巻南

 花巻市街、花巻温泉はこちらから。

 上り線へ接続するランプが本線を跨ぐ。

 500m先 規制速度120km/h区間

 ここから規制速度120km/h区間

 花巻ICを通過して1km弱、ここから盛岡南ICまで規制速度が120km/hに緩和される。

 [38-2]花巻JCT3km
 [ 39 ]花巻5km
 [E4東北道]盛岡37km
 [E46釜石道]釜石93km

 距離標識。盛岡までは37kmなので、120km/hで走れる区間は実は短い。花巻JCTと花巻ICの間も距離が短いんですよね・・・。

[38-2] 花巻JCT 2km

 花巻JCTまで2km。改めて補足しておくと、2024年4月現在の最新のインター番号は「38-3」である。

 120km/h規制がまだまだ続く。

 [38-2] 花巻JCT 1km
 左へ:[E46釜石道] 遠野 釜石
 本線:[E4東北道] 盛岡 青森

 花巻JCTまで1km。花巻空港・R4は左側釜石道へ。

 釜石道は釜石市へ至る全長約80kmの高速道路。花巻JCTから2つ先の東和IC(11.4km)までが有料で、ほかは無料区間である。

 東北道と釜石道の情報表示。

 ジャンクションへ向けて緩やかなカーブ。

 [38-2] 花巻JCT 500m
 左へ:[E46釜石道] 遠野 釜石
 本線:[E4東北道] 盛岡 青森

 釜石道と東北道の結節点については紆余曲折がある。岩手県の当初要望は盛岡+北上の2ルート案(遠野で分岐)、その後、1ルートに統合し紫波とする案を県が国に請願した。のだが、この決定に対し県南地域の強い反発が起こり、国は陳情を突き返し花巻案を示唆する。最終的には花巻に決着した。この経緯はWikipediaに詳しく書いてあるので気になる方はご検索を。

 [38-2] 花巻JCT
 左へ:[E46釜石道] 遠野 釜石
 本線:[E4東北道] 盛岡 青森

 なお遠野は地図で見ると北上とほぼ同じ緯度にあり、釜石道の実際のルートも江刺田瀬ICを境に花巻に向けて北側へ迂回するようなルートを通っている。私のような岩手県に縁のない後世の人間からすると遠野から北上が最短で秋田道ともつながるからそれでいいじゃないか、と思うのだが、一筋縄では行かないのだ。

38-2 花巻JCT

 E46釜石道はここで分岐し、ナンバリング同士の重複区間もここまでとなる。区間26はここまで。

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花巻JCT → 紫波