Description

 取材日:2018年4月21日
 東海北陸道五箇山IC→小矢部砺波JCT

 東海北陸自動車道・名神高速道路の2本の高速道路をターゲットとしたドライブ旅。
 区間11は世界文化遺産に指定されている合掌造り集落の3つの集落を全て訪問した後、日が傾く中ひたすら東海北陸道の完走を目指す部分であった。

Report / Section.11
16 福光IC

 砺波平野南部に位置するIC。南砺市福光、城端はこちらから。

 南北方向に広がる砺波平野を眼前に、下り坂はまだまだ続く。

 福光ICを通過すると追越車線はまもなく終了する。

 高速道路の周囲は水田が広がる。

 砺波平野では水稲の作付が盛んで、南砺市はその面積の大きさも手伝ってか富山県内の自治体で2番目に多い約28,000t(2015年)の水稲を生産している産地である。

[ 17 ]南砺6km
[ 17 ]小矢部砺波JCT.9km

 距離標識。南砺ICの供用に伴い更新されたものなのか、ヒラギノ体で書かれている。「18」が欠番に見えるが該当施設は元々存在せず(17も存在しなかった)、小矢部砺波JCTの「19」は北陸道合わせの番号である。

 [北陸道] 金沢 39km
 [能越道] 高岡 33km
 [北陸道] 富山 46km

 路線別の方面と距離が書かれた独特な距離標識が現れる。シャッターラグに負けて撮影失敗…。

 周囲は散村(散居村)と呼ばれる形態の農村が広がる。この地域では1平方kmに大体30-40戸の住宅が見られる。

 名前の通り独立した住居が分散して存在するのが特徴で、砺波平野は日本国内において散村が特に広範囲に、それも古い時代から存在することで知られる。高速道路ぐらいの高さから俯瞰すると近景は水田、遠景は疎らな住宅街に囲まれているようにみえるが、実際は遠くまで行っても同様の密度の散村が広がっているだけである。

 「車間注意」と書かれた幕に覆われた標識。「凍結注意」とか書かれているのだろうか?

 小矢部砺波までずっと平坦な道が続く。

 左遠方にうっすら見える山並みは能登半島に続く小高い山地である。本当に北陸まで来たんだねぇ。

 [ 17 ] 南砺 2km

 南砺SICの利用案内。何やら白いマスキングが施されているが気にしない。供用開始は2015年3月で、24時間全車種利用可能である。

 車間確認。標識は35m間隔。詰めすぎに注意。

 南砺 [ 17 ] 出口1km

 開通は2015年であり、当時の東海北陸道では珍しく標識一式すべてヒラギノで書かれている。

 南砺 [ 17 ] 出口500m

 南砺SICは富山r279安居福野線に接続。標識に接続国道の表記はないが、県道を東(福野方面)に走るとR471に向かう。

 R471は石川県羽咋市から富山県小矢部市、南砺市を経て岐阜県飛騨市経由で岐阜県高山市へ向かう。砺波平野の内陸側を北西から南東に斜めに横切るようなルートをとり、南砺市内では福野、井波、利賀の3地域を主に通過する。

 南砺 [ 17 ] 出口

 南砺SICはこちらから。

17 南砺SIC

 南砺SICを通過する。全国でも未だ数少ないが、東海北陸道では唯一の独立型SICである。

 追加SICとあって追越車線のような丁寧なものは設置されていない。

 [19] 分岐1.8km

 距離標識・・・の代わりに、このような図形案内が本線上に現れる。小矢部砺波という名称は示されておらず、ただIC番号が書かれているのみである。

 撮影当時はこれより先の標識において1つも「小矢部砺波」という名称は登場しなかった。道東道千歳恵庭のように、本線上でのジャンクション名案内はあまり重要視されない傾向があるが、近年はきちんと名前を出すように変わりつつある。

 ここで小矢部市に入る。

 カントリーサインのモチーフは市の花「ショウブ」。花だけがリアルめに描かれている。

 [ 19 ] 分岐 1km
 左へ:[北陸道] 金沢 富山
 本線:[能越道] 高岡

 1km手前標識。ここもIC番号のみの表記である。小柄な標識ながら内照式で、よく見ると本体が3枚に分割されているのがわかる。

 情報表示。北陸道のものが方面別に設置されている。能越道の表示は小矢部市カントリーサインの位置にあった。

 能越道 別料金

 小矢部砺波JCTから先、能越道は高岡ICまでが均一料金で、NEXCO区間とは別料金。それより先は無料となる。

 能越道は一般国道470号の自動車専用道路であるが、有料区間における管理者は富山県道路公社となる。

 [ 19 ] 分岐 500m
 左へ:[北陸道] 金沢 富山
 本線:[能越道] 高岡

 ここで砺波市に入る。カントリーサインのモチーフはチューリップ。

 左へ:[北陸道] 金沢 富山
 本線:[能越道] 高岡

 小矢部砺波JCTでは緩やかに車線が増えた後分岐する。右車線が本線=能越道で、北陸道に入るには左車線へ入る。

19 小矢部砺波JCT

 分岐部分に入る。一宮JCTから180km余りを走行した東海北陸自動車道も、ここで終点となる。だけ2枚の標識にわかれた一般的なJCT型をしているが、能越道側の標識は小さめである。

 能越道側の表記は「高岡」のみで開通以来特に変わっていなさそうな面構えをしている。既に能登半島の東側に位置する石川県七尾市まで延伸しているのだから、「七尾」表記ぐらい付け足してもよいものだと思うのだけど…。

 左へ:[北陸道] 小矢部 金沢
 右へ:[北陸道] 砺波 富山

 続いて、北陸道の上下線2方向の選択に移る。小矢部砺波JCTは金沢と富山の中間(若干金沢寄り)に位置しており、方面表記もこの2つがメインとなる。

 撮影当時、「北陸道」表記の左側にマスキングが施されていた。ナンバリング表記である「E8」が隠れていたのだろう。

19 小矢部砺波JCT

 北陸道上り線(金沢・福井方面)へ入る。この後、我々は翌日に控える「名神トレースの旅」のスタート地点に向かうべく、ここから宿泊地である京都府福知山市まで長い回送運転を行うこととなる。

 東海北陸自動車道のレポートはこれにて完結
 お疲れさまでした。

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最終更新:2019年12月28日