東海北陸自動車道は、その名の通り東海地方と北陸地方を最短経路で結ぶ高速道路。
 その道中は険しい山岳地域にあり、特に飛騨トンネルは関越トンネルに次ぐ日本第3位の高速道路トンネルとしても知られる。全線開通以降大きな経済効果を発揮しているこの道路は、次は4車線化という次の整備段階の真っ只中である。
基礎情報
東海北陸自動車道
TOKAI-HOKURIKU EXPWY
東海北陸自動車道(A路線)
最初の開通 1986/3/5
全線開通 2008/7/5
管理 NEXCO中日本
 延長)184.8km
 起点)[25-1] 一宮JCT(愛知県一宮市)
 終点)[19]小矢部砺波JCT(富山県砺波市)

目次
画像 区間解説
区間1 区間1 一宮JCT-一宮木曽川IC
下り線(一宮JCT→一宮木曽川IC)
探索:2018/4/21 公開:2019/11/22
上り線(一宮木曽川IC→一宮JCT)
未探索
 東海北陸自動車道の「東海」側となる区間。愛知県内、農地と市街地が広がる濃尾平野を高架メインで走り抜ける。
区間2 区間2 一宮木曽川IC-関IC
下り線(一宮木曽川IC→関IC)
探索:2018/4/21 公開:2019/11/22
上り線(関IC→一宮木曽川IC)
未探索
 木曽川を渡り岐阜県へ。岐阜各務原を過ぎると早速周囲の地形は山がちに変わってくる。全線で56本あるトンネルも、この区間から早速カウントが始まる。
区間3 区間3 関IC-美濃IC
下り線(関IC→美濃IC)
探索:2018/4/21 公開:2019/11/29
下り線(美濃IC→関IC)
未探索
 東海環状自動車道とクロスする美濃関JCTを含む区間。この辺りからは長良川に沿って北上するようになる。
区間4 区間4 美濃IC-郡上八幡IC
下り線(美濃IC→郡上八幡IC)
探索:2018/4/21 公開:2019/12/6
下り線(郡上八幡IC→美濃IC)
未探索
 美濃からはトンネルと橋梁が連続するいかにも山間部の高速道路らしい区間となる。JRやR41とは異なり郡上八幡を通るのが特徴的だ。
区間5 区間5 郡上八幡IC-白鳥IC
下り線(郡上八幡IC→白鳥IC)
探索:2018/4/21 公開:2019/12/8
下り線(白鳥IC→郡上八幡IC)
未探索
 標高を徐々に上げるこの区間からは大日ヶ岳を遠くに眺めることができる。白鳥ICでは九頭竜・福井方面へ向かう中部縦貫道/油坂峠道路が接続する。
区間6 区間6 白鳥IC-荘川IC
下り線(白鳥IC→荘川IC)
探索:2018/4/21 公開:2019/12/11
上り線(荘川IC→白鳥IC)
未探索
 白鳥ICから先も標高を上げ、橋梁とトンネルがひたすら連続する山岳区間が続く。ひるがの高原SAは貴重なリフレッシュスポット、ここで一休みしておこう。
区間7 区間7 荘川IC-飛騨清見IC
下り線(荘川IC→飛騨清見IC)
探索:2018/4/21 公開:2019/12/15
上り線(飛騨清見IC→荘川IC)
未探索
 荘川ICを過ぎても更に標高を上げ、松ノ木峠PA付近で日本の高速道路で最高標高地点を通過する。飛騨清見ICは飛騨地域の中心都市、高山市へのアクセスを担う。
区間8 区間8 飛騨清見IC-白川郷IC
下り線(飛騨清見IC→白川郷IC)
探索:2018/4/21 公開:2019/12/19
上り線(白川郷IC→飛騨清見IC)
未探索
 飛騨清見ICの先は連続トンネルの後、日本の山岳道路トンネルで2番目の長さを誇る飛騨トンネルを潜る。トンネルを抜けるとすぐに白川郷ICが迫る。
区間9 区間9 白川郷IC-五箇山IC
下り線(白川郷IC→五箇山IC)
探索:2018/4/21 公開:2019/12/21
上り線(五箇山IC→白川郷IC)
未探索
 この区間は岐阜県と富山県の県境を挟んでいる。長かった岐阜県縦断の旅を終え、トンネルカウントも終わりが近づいているが、まだ山岳区間は終わらない。
区間10 区間10 五箇山IC-福光IC
下り線(五箇山IC→福光IC)
探索:2018/4/21 公開:2019/12/25
上り線(福光IC→五箇山IC)
未探索
 富山県内に入り、美濃から続いていた山岳区間を終え周囲は一気に開けるようになる。遥か遠くに砺波平野・能登半島を見下ろし今度は標高をぐんぐん落としていく。
区間11 区間11 福光IC-小矢部砺波JCT
下り線(福光IC→小矢部砺波JCT)
探索:2018/4/21 公開:2019/12/28
上り線(小矢部砺波JCT→福光IC)
未探索
 富山県内西部に広がる砺波平野まで降りればそこは民家の散在する水田地帯。東西に走る北陸道に小矢部砺波JCTで接続し、能登方面へは能越自動車道が続く。

解説
 - 表について -
 IC:インターチェンジ  PA:パーキングエリア
 SA:サービスエリア   JCT:ジャンクション
 Rxxx:一般国道     都道府県名+rxxx:都道府県道
 「距離」:一つ上のIC又はJCTとの区間距離
 「KP」:キロポスト(距離標)数字=起点からの距離
番号 施設名称 接続道路 供用年月日 所在地 距離 KP
西尾張IC 愛知r14 2020年度? 愛知県一宮市
25-1 一宮JCT. [E1]名神高速道路 1998/12/13 愛知県一宮市 0.0
1 一宮西IC 名神方面ハーフ/愛知r14 1998/12/13 愛知県一宮市 1.0km 1.0
2 尾西IC 富山方面ハーフ/愛知r18/r14 1998/2/20 岐阜県羽島市 2.9km 3.9
3 一宮木曽川IC R22名岐バイパス 1997/3/24 愛知県一宮市 3.8km 7.7
川島PA ハイウェイオアシス併設 1997/3/24 岐阜県各務原市 3.6km 11.3
4 岐阜各務原IC R21那加バイパス 1986/3/5 岐阜県養老町 2.0km 13.3
5 関IC R248 1986/3/5 岐阜県関市 12.2km 25.5
関SA 上り線専用 1986/3/5 岐阜県関市 2.5km 28.0
長良川SA 下り線専用 1986/3/5 岐阜県関市 2.1km 30.1
5-1 美濃関JCT. [C3]東海環状自動車道 2005/3/19 岐阜県関市 1.0km 31.1
6 美濃IC 岐阜r94 1986/3/5 岐阜県美濃市 1.3km 32.4
古城山PA 1997/11/10 滋賀県多賀町 5.9km 38.3
7 美並IC R156 1986/3/5 岐阜県郡上市 11.3km 49.6
瓢ヶ岳PA 下り線専用 1996/4/18 岐阜県郡上市 1.2km 50.8
8 郡上八幡IC R156 1996/4/18 岐阜県郡上市 9.0km 59.8
9 ぎふ大和IC/PA 岐阜r52 1997/11/10 岐阜県郡上市 6.2km 66.0
10 白鳥IC R158/岐阜r82/[E67]中部縦貫道 1997/11/10 岐阜県郡上市 10.4km 76.4
11 高鷲IC 岐阜r45/R158 1999/11/27 岐阜県郡上市 8.0km 84.4
11-1 ひるがの高原SA/SIC 岐阜r321 2000/10/7 岐阜県郡上市 7.1km 91.5
12 荘川IC R158 1999/11/27 岐阜県高山市 6.8km 98.3
松ノ木峠PA 上下線で0.3kmズレ 2013/4/19 岐阜県高山市 10.9km 109.2
13 飛騨清見IC R158/[E67]中部縦貫自動車道 2000/10/7 岐阜県高山市 8.1km 117.3
飛騨河合PA 2008/7/5 岐阜県高山市 12.9km 130.2
14 白川郷IC R156 2002/11/16 岐阜県白川村 12.0km 142.2
飛騨白川PA 上下線で0.1kmズレ 2010/3/31 岐阜県白川村 1.4km 143.6
15 五箇山IC R156 2000/9/30 富山県南砺市 13.8km 157.4
城端SA SIC事業中 2000/9/30 富山県南砺市 12.5km 169.9
16 福光IC R304 1992/3/28 富山県南砺市 3.9km 173.8
17 南砺SIC 富山r279/R471 2015/3/1 富山県南砺市 7.6km 181.4
19 小矢部砺波JCT [E8]北陸自動車道
[E41]能越自動車道
1992/3/28 富山県小矢部町
富山県砺波市
3.4km 184.8

関連リンク

 [E1] 名神高速道路
 首都圏-中京圏-阪神圏の道路交通を支える高速道路の日本代表。
 通過交通は新名神に譲った部分があるが、それでもなお常時交通量が多い高速道路である。

 [C3] 東海環状自動車道
 中京圏の外縁を結ぶこの道路はいわば首都圏で言う「圏央道」。
 岐阜県-三重県側は建設が進んでおり、今後の開通とその効果が注目される環状道路である。

 [E8] 北陸自動車道
 滋賀県米原市から日本海沿岸を通り新潟県新潟市を結ぶ高速道路。
 北陸地方と東海・近畿地方を結ぶメインルートとして機能しているが、その需要の一部は東海北陸道に移っている。


 高速道路レポート一覧へ戻る
 蒼の街道トップページへ戻る

 最終更新日:2019年11月11日