Description

 取材日:2018年4月21日
 東海北陸道荘川IC→小矢部砺波JCT

Report / Section.7
12 荘川IC

 高山市の旧荘川村エリア、R156経由白川郷方面はこちらから。

 荘川ICを過ぎるとすぐに対面通行区間に逆戻り。

 富山湾に注ぐ庄川を渡る。この区間も撮影当時は絶賛4車線化工事中であり、新しい橋梁とトンネルの概観が既に出来上がっていた。

 東海北陸道はここから軽岡トンネルにかけて庄川を遡るように並走した後、この先白川郷IC以北では川を下る方向で並走する。1つの道路で河川と並走する向きが変わるのは珍しいケースかもしれない。

 荘川トンネル 長さ1080m

 トンネル番号は33/56。このトンネルから松ノ木峠PAまで上り勾配が続く。

[ 13 ]飛騨清見15km
   高山37km
[ 14 ]白川郷41km
   高山118km

 距離標識。「高山」と「富山」の前には本来道路名が入りそうなものだが、空白になっているゆえ不思議な配置となっている。

 トンネル連続 トンネル出口まで4.3km

 図の通り上り勾配が続く中、立て続けに3本のトンネルをくぐる。庄川を渡ったところから標高を上げており、既に950mにもなっている。

 三尾河トンネル 長さ890m

 トンネル名は「みおご」と読む。

 トンネルを潜ると次の山壁にむかって橋梁で谷を越える。

 この直下をR257が通っているが、山を越えた旧清見村エリアに抜ける区間は不通となっており、「盲腸線国道」状態。

 スゲ畑トンネル 長さ117m

 この連続トンネル区間でも下り線が新トンネルとなる。4車線化された現在ではこの向きでこのトンネルをくぐることは原則できない。

 軽岡トンネル 長さ2700m

 3連トンネルの中で最も長いトンネル。延長2kmを越えるトンネルは岐阜各務原-関にあった各務原トンネル以来である。

 軽岡トンネルを抜けると標高は1050mにもなる。こんなところでも拡幅工事は進んでいる。

 松ノ木峠PA 2.1km
 飛騨河合PA 23km

 松ノ木峠PAの標識はヒラギノ、飛騨河合PAは公団ゴシックで示されている。

 標高1000m以上の高地を走り抜ける。最高標高地点まではあと少し。

 松ノ木峠PA付近は追越車線があるが、そこまでは暫定2車線。ここも4車線化工事が進んでいる。

 松ノ木峠PA 1km

 上り坂が続くが、もう一息のぼれば下り坂となる。

松ノ木峠PA

 日本一標高の高いPA、松ノ木峠PAはこちらから。

 開通時点では資材置場などとして使われていたが、仮設トイレの設置を経て2013年4月に正式に開設されたPAである。売店のない無人PAであるが、駐車場は大型20小型62とPAとして十分大きい規模だったりする。
 もちろんその標高についてはきちんとサインが置かれているので、立ち寄った際は是非チェックしたいところ。

 高速道路の標高日本一

 海抜1085m、この地点が高速道路本線上で日本一標高の高い地点となる。

 東海北陸道開通以前は、中央道小淵沢-諏訪南間にある標高1015mの地点が日本一であった。

 松ノ木峠PAを通過する。

 長い下り坂 追突注意

 最高標高地点を過ぎるとしばらく上り坂は無く、4%の下り坂でぐんぐん標高を落としていく。

 改めて、4.0%の下り勾配に関する警戒標識。

 垂れ幕。「ETC限定福光IC 給油のための一時退出OK」とのこと。

 2016年より社会実験として行われている取り組みで、ETC2.0だけではなく従来のETC車全てが対象。しかし指定GSが限られており、GSでのETCカード確認を必要するなどひと手間多く、指定GSは営業時間が非24時間という点にも注意が必要。
 詳しくはこちら(NEXCO中日本)。

 トンネル情報。今度は新車線の建設が上り線側に移っている。

 古屋トンネル 長さ600m

 再び警戒標識。勾配が緩やかになり3.5%となったが、それでも注意が必要なことに変わりはない。

 [ 13 ] 飛騨清見 3km

 危険物積載車両は飛騨清見で退出しなければならない。また、高山方面はへ向かう場合はこちらから中部縦貫道に乗換える必要がある。

 IC名の「清見」は旧清見村を指す。高山市街までは中部縦貫道高山IC経由で21kmの道のりとなる。

 上小鳥トンネル 長さ710m

 読みは「かみこどり-」と濁る。

 (158)[中部縦貫道] 飛騨清見 高山
 [ 13 ] 出口1km

 飛騨清見ICまで1km。高山方面はこちらから。

 接続国道はR158。中部縦貫道を経由してR41方面に抜けることが可能なため、高山といわずR41沿線に向かう際はここから降りたほうが便利なことが多いだろう。

 ICを手前に追越車線が始まる。

 (158)[中部縦貫道] 飛騨清見 高山
 [ 13 ] 出口500m

 左分岐は高山方面、本線直進で白川郷方面へ向かう。

 「高山へはこの????」

 路側に1文字ずつ並んでいるタイプの案内。ここまでやるか!

 写真で撮ってもそうだが文字数が多いため全文綺麗に読むのは難しい。もう少し工夫したほうが良いかも?

 (158)[中部縦貫道] 飛騨清見 高山
 [ 13 ] 出口

 高山へはこちらから。一般道出口もあるが中部縦貫道へ向かう車のほうが圧倒的に多いだろう。

 一般道出口からは岐阜r90古川清見線を経由して飛騨古川までショートカットすることも可能である(道のりは21km)。途中に道の駅があるなど中部縦貫道経由とは違った色を見せる道だが、所要時間面では中部縦貫道経由と大差ないためどちらを選ぶかはドライバー次第だろう。

13 飛騨清見IC

 高山市はこちらから。これより先は北陸道までR41と接続の良いICは存在しないため、高山といわず飛騨古川・神岡といった沿線各地にアクセスする場合に有利となる。

 区間7はここまで。続きは区間8。

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最終更新:2019年12月5日